広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2009年11月25日発行 第172号

 ODAメールマガジン第172号は、ブルキナファソからの「西アフリカの日本!資源は人ですブルキナファソ」「ブルキナファソの自然と人々の暮らしを守る」と、「「アグロフォレストリーに関するシンポジウム(地域及び地球規模の持続可能な発展に向けた意義と可能性)」開催のお知らせ」をお届けします。

ブルキナファソ地図

このメールはHTML形式でお送りしていますが、テキスト形式で読み込むことも可能です。受信環境によっては、HTML形式をうまく表示できない場合がありますので、その際はテキスト形式で読み込んでください。
※迷惑メール対策をされている場合は、oda@mofa.go.jpからのメールを受信できるようにしておいてください。


New!ODAホームページ新着情報
ODA紹介テレビ番組「知花くららの地球サポーター」 ODAホームページ
「ODA出前講座」講師を派遣いたします!
パキスタン・イスラム共和国に対する無償資金協力(ノン・プロジェクト無償資金協力)に関する交換公文署名式について
国連世界食糧計画(WFP)事務局次長の訪日
フィジーに対する無償資金協力「南太平洋大学情報通信技術センター整備計画(第2期)」に関する書簡の交換について
ODA出前講座(第73回)
ODA出前講座(第74回)
ODA出前講座(第75回)
ODA出前講座(第76回)
ODA出前講座(第77回)
ケニア共和国に対する一般文化無償資金協力「ケニア国立博物館古人類学遺物保存及び視聴覚機材整備計画」に関する交換公文署名式について
ベネズエラ・ボリバル共和国に対する一般文化無償資金協力に関する交換公文の署名式について
WFP(国連世界食糧計画)を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換について
世界食料安全保障サミット(概要)
グテーレス国連難民高等弁務官の鳩山総理表敬
ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁の来日
グテーレス国連難民高等弁務官による岡田外務大臣表敬
スーダン共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換について(「ジュバ市道路橋梁整備計画」)
2008年(暦年)における我が国の開発途上国に対する資金の流れ
福山外務副大臣のカルザイ・アフガニスタン大統領表敬(概要)
ラーシウ・イエメン沿岸警備隊長官による武正外務副大臣表敬
福山外務副大臣とアブダッラー・スーダン共和国国家選挙委員会(NEC)副委員長との会談
「アグロフォレストリーに関するシンポジウム(地域及び地球規模の持続可能な発展に向けた意義と可能性)」の開催
第17回APEC首脳会議宣言「成長の持続と地域の連携強化」(骨子)
鳩山総理によるアジア政策講演 アジアへの新しいコミットメント -東アジア共同体構想の実現に向けて-(首相官邸ホームページへリンク)
日米首脳会談の概要
日米首脳共同記者会見(首相官邸ホームページへリンク)
イエメン共和国に対する一般プロジェクト無償資金協力「地方給水整備計画(詳細設計)」に関する書簡の交換について
【11月17日(火曜日)】外務省/財団法人国際開発高等教育機構(FASID)国際シンポジウム開催のお知らせ「国際開発における日本企業と政府開発援助の連携の可能性」
第3回日印経済戦略会議の開催
グテーレス国連難民高等弁務官の来日
政策評価法に基づく事前評価書(無償:ペルー)
日・ペルー首脳会談
日アフガニスタン電話首脳会談
ペルー共和国に対する一般プロジェクト無償資金協力「国立障害者リハビリテーション・センター建設計画」に関する交換公文署名式について
エルサルバドル共和国における集中豪雨被害に対する緊急援助について
イエメン共和国における国内避難民に対する緊急無償資金協力
ODAメールマガジンは、ODA政策や様々な情報をタイムリーにお届けします。
また、外務省ホームページODAコーナーでは、新着情報を次々と更新しておりますので、是非ご覧下さい。
  ODAホームページ
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html


 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


西アフリカの日本!資源は人ですブルキナファソ 原稿執筆:在ブルキナファソ日本国大使館 福原康二 二等書記官  

 ブルキナファソは西アフリカに位置する内陸国で、日本よりやや狭い国土に約1400万人の人々が暮らし、約80%の人々が農業を営んでいます。主な農産物は輸出用の綿花、食用では稗や粟にトウモロコシや豆類といった穀物。内陸国なので魚ではなく牛、羊、豚等の肉類のソースを穀物にかけて食べるのが主食となっています。
 北はサハラ砂漠の南端、南は森林地帯と国内の気候区分は大きく違いますが、総じて砂漠化との戦いの最前線といった土地柄で、全国的に気候は乾燥しており、一年を通して日中は外に出たくない程の暑さです。
 ブルキナファソが植民地化されたのは日露戦争が勃発した1904年と比較的遅く、1960年にフランス植民地から独立しました。フランスの影響力は現在でも非常に強いものの、ブルキナファソは11~13世紀から植民地化されるまで栄え続けたモシ王国を基礎に出来上がっているので、一貫性のある独自の文化、いいかえれば民度の高さを感じさせる国です。今年世界遺産に登録されたロロペニ遺跡(中継貿易都市として栄えた約100メートル四方の城郭で11世紀に建設されたと推定)を始め、独特のモスク建築様式、音楽、ダンス等、有形・無形の文化遺産に恵まれていて、国民一般の文化への興味関心も高いと言えます。特に、2年に一度ここで開催される世界中のアフリカに関する映画を集めたアフリカ映画祭(FESPACO)は国際的に有名です。
 ブルキナファソに来て一番驚くのは民度の高さを感じさせるその国民性です。よくある「アフリカ人はアグレッシブで豪快」といった偏見を見事に打ち破るブルキナファソ人の礼儀正しさ、慎ましさ、勤勉さ、細やかさは古き良き日本人の姿を思い出させるほどです。
 ブルキナファソは日本と同様天然資源には恵まれていませんが、人的資源には恵まれており、どこか日本と通ずるところがあります。ブルキナファソ人は外国への出稼ぎ者が数百万人と非常に多く、勤勉ですぐにお金持ちになってしまうため、外国人から妬まれることも多いようです。また、大統領を始め元外相等が、アフリカ各地の紛争解決のために調停者として活躍しているのも、アフリカの人々がブルキナファソ人の個人としての高い資質を認めていることの証明ではないでしょうか。
 ブルキナファソ人の質の高い労働力に目を付け、韓国のサムスンが、ブルキナファソに携帯電話工場を建設することも考えているようです。 

画像
ブルキナファソ北部のモスク
画像
世界遺産ロロペニ遺跡(砦)は1000年以上の歴史を誇る


 ブルキナファソの自然と人々の暮らしを守る 原稿執筆:在ブルキナファソ日本国大使館 福原康二 二等書記官

 ブルキナファソは国連開発計画の人間開発指数が179か国中173位(2008年)と、アフリカの中でも特に貧困な国です。気候変動による影響からも砂漠化が進み土地が荒れ、清潔な水、小学校、病院、食糧安全保障といった基礎的社会サービスへアクセス出来ない人々がたくさんいます。日本はJICAを通じ、小学校建設、井戸の採掘、食糧援助等の経済協力(ODA)をブルキナファソに対し実施してきています。
 日本のブルキナファソへの援助額はフランスやEUと比べると10分の1程度といった非常に小さいものですが、学校の維持管理や教員の研修、井戸を長く使えるようにするにはどうしたら良いかといった、日本人技術者による技術協力に力を入れており、お金だけではない「顔の見える」日本の援助はブルキナファソの人々に大変良く受け入れられています。
 カリテバター(シアバター)をみなさんはご存じでしょうか。カリテバターとは木の実からとれるクリームで、保湿、日焼け対策等様々な用途があります。最近ではフランスの高級石鹸メーカーもブルキナファソのカリテバターを使用した石鹸を製造しているほど、ブルキナファソのカリテバターは高く評価されています。日本はJICAを通じ、ブルキナファソ南西のコモエ地方に森林管理の技術者を派遣し、貧しい村の人々に高品質なカリテバターの作り方を教えています。カリテの実の取り方、保存方法、カリテバターの作り方等、改良のポイントは多岐に亘ります。以前は村の人々はさほど高品質なカリテバターを作ることができなかったため、あまり高い値段では買い取ってもらえませんでしたが、今では、作ったそばから高い値段で売れていくという状況になり、村人達は収入が増えて大変喜んでいます。
 ブルキナファソで気候変動の影響を如実に感じたのは首都ワガドゥグで発生した今年9月1日の大雨洪水災害です。わずか半日で、一年間の平均降雨量の約半分の雨が降り、死者8名、家屋倒壊等の被害により移住を余儀なくされた人々は15万人以上と発表されました。砂漠化の脅威だけではなく、大雨災害にも見舞われるというその逆説的な天災に、ブルキナファソの人々は気候変動を実感しているようでした。日本は、ブルキナファソ政府の要請に応え、要請後約1週間でテント、毛布、発電機等1400万円相当の緊急援助物資をワガドゥグに到着させました。日本とブルキナファソという遠距離にも拘わらず、モロッコ等の近隣諸国に負けない早さで緊急援助物資を届けることができ、担当大臣からは驚きと感謝の言葉が繰り返されました。

画像
絵を使ってカリテバターのお勉強をする村の女性グループ
画像
9月1日の大雨洪水災害で陥没した道路


「アグロフォレストリーに関するシンポジウム(地域及び地球規模の持続可能な発展に向けた意義と可能性)」開催のお知らせ

1. 12月16日(水曜日)午後1時から午後6時まで、国連大学(ウ・タント国際会議場)において、外務省が共催するアグロフォレストリー(森林農法)に関するシンポジウムが開催されます。

2. アグロフォレストリーは、多様性を重視した農業の振興や住民参加の森林管理の推進を通じて、農村地域の開発や貧困削減のみならず、気候変動や生物多様性、砂漠化といった地球規模の課題への対策としても、国際的に大きな注目を集めています。これは、自然共生社会の構築を目指して日本政府が国連大学と協力して国際社会に提唱している「SATOYAMAイニシアティブ」とも共鳴する取組です。

3. 今回のシンポジウムでは、本分野で世界的に著名な研究機関である世界アグロフォレストリーセンター(ICRAF)のデニス・ギャリティ (Dr. Dennis Garrity) 所長のほか、実際の取組が進められているブラジル・アマゾンやインドネシアからも参加者を迎え、アグロフォレストリーについて、里山との関連も含め、理論と実践の両面から幅広い議論を行います。そして、12月コペンハーゲンでの気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)で扱われる2013年以降の次期枠組みや来年10月に愛知県名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の議論との関連も踏まえつつ、アグロフォレストリーの今日的な意義と取組の現状を確認し、今後の可能性を探ります。

4. アグロフォレストリーの研究者はもちろん、農業・林業に関わっておられる方々、里山、環境・気候変動問題や途上国の開発問題・国際協力に関心のある方々等、学生から実務者、実践者の方々まで幅広いご参加を期待しております。

<日時>
 平成21年12月16日(水曜日)13時00分~18時00分(12時00分受付開始)

<会場>
 国連大学 ウ・タント国際会議場 (東京都渋谷区神宮前5-53-70)

<主催>
 国連大学サステイナビリティと平和研究所、国連大学高等研究所

<共催>
 外務省、農林水産省、環境省

<後援>
 独立行政法人国際協力機構(JICA)、独立行政法人国際農林水産業研究センター、独立行政法人森林総合研究所

<協賛>
 明治製菓株式会社、株式会社フルッタフルッタ

<プログラム>
 外務省ホームページをご参照ください。 

<定員>
 250名

<入場料>
 無料(下記の要領で事前の申し込みが必要です。)

<通訳>
 日英同時通訳が入ります。

<申し込み>
 Eメールで受け付けます。締め切りは12月9日(水曜日)です。件名に「12月16日アグロフォレストリーに関するシンポジウム」と記入し、本文に氏名、住所、所属機関、連絡先:Eメールアドレス、電話番号を明記してreception@ias.unu.edu宛にご送信ください。

会場には駐車場がありませんのでお越しの際は公共交通機関をご利用ください。

<お問い合わせ>
 国連大学高等研究所(担当:平野) 045-221-2300
 外務省中南米局南米課(担当:星野、双津) 03-5501-8286



編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

ODAメールマガジンをご利用いただきありがとうございます。
本サービスの登録、削除及び電子メールアドレス変更は、下記の画面にて受け付けております。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/mail/index.html
このODAメールマガジンの内容について改善していきたいと考えておりますのでご意見・ご要望がありましたら、こちらからどうぞ。
ご意見メール
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/

バックナンバートップへ戻る
Copyright(C): JAPAN Official Development Assistance
このページのトップへ戻る
目次へ戻る