広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2009年11月12日発行 第171号

 ODAメールマガジン第171号は、ザンビアからの「和平と安定の国「ザンビア」」「自立発展を実現する日本の農村開発プロジェクト:PaViDIA」と、「国際協力に関するイベント「グローバルフェスタJAPAN2009」の開催」「外務省の「STAND UP TAKE ACTION」キャンペーン参加」をお届けします。

ザンビア共和国地図

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 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


和平と安定の国「ザンビア」原稿執筆:在ザンビア日本国大使館 中村 之彦 二等書記官

 ザンビアは南部アフリカに位置し、周りをコンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、アンゴラの8カ国に囲まれた内陸国です。国土は日本の2倍ですが、人口は日本の約10分の1の約1250万人(ザンビア中央統計局推計値 2008年)です。HIV/AIDSの感染率が14.6%(WHO 2006年)と高いこともあって、平均寿命は40歳強(男性42歳、女性43歳 WHO 2006年)と大変短くなっています。
 ザンビアには70以上の諸民族が存在していますが、“One Nation, One Zambia" を国是に1964年の独立以来、平和を保ち、また他方で、隣国の難民を受け入れるなど地域の和平と安定に積極的に貢献しています。一般的にザンビア人はおだやかで、争いを好まず、奥ゆかしさがある一方で、知らない人でも気軽に声をかけてくる人なつっこさも併せ持っているようです。
 産業は銅に依存したモノカルチャー経済で、銅だけで輸出額の約6割を占めており、他の国内産業が十分に育っていないため、工業製品のほとんどを輸入に頼っています。現在、農業、観光分野の開発を進め、経済構造の多角化に取り組んでいます。

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ヴィクトリアの滝

 ザンビアの観光資源として世界三大瀑布のひとつ「ヴィクトリアの滝」やゾウ、カバ、ライオン、キリン、インパラ等の野生動物が生息する国立公園があります。動物は国立公園だけでなく、その近隣でもみかけることができ、農場にゾウの大群が現れ、サツマイモを食べ尽くしていったり、現在日本のODAで施工中の道路工事現場を子連れのゾウが横断し、工事が一時中断したりと、驚かされることがあります。

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道路工事現場を横断するゾウの親子

 ザンビアは広大な土地、豊富な水、豊かな自然と鉱物資源に恵まれ、また政治的にも安定しており、今後中進国へと発展していく可能性を持った国です。日本としても、経済・社会発展を後押しすべく、農業、保健、教育等、様々な分野で政府開発援助を行っています。



自立発展を実現する日本の農村開発プロジェクト:PaViDIA 原稿執筆:JICA PaViDIAプロジェクト フォローアップ専門家 佐々木 剛一

PaViDIA:Participatory Village Development in Isolated Areaの略で、「孤立地域参加型村落開発計画」と訳されます。)

 ザンビアの村は、日本の村落とは違って、各戸家庭間結びつきが必ずしも強くなく、まんべんなくちらばって生活しています。そんな村で、特に孤立地域を対象としてPaViDIAプロジェクトは実施されています。
 このプロジェクトは村を支援対象としており、日本大使館やJICAがザンビア政府との間で緻密に練った計画に基づき、実施されます。まず、JICAの日本人専門家がザンビアの農業協同組合省の普及員(全国で約1500人)の訓練を行い、次にその普及員の指導により村人が委員会を組織し、村人自身が村の発展のためにどのような事業を行うか話しあい、計画し、実施する場を設けます。このプロセスにおいて村人は多くの示唆を得ていきます。

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参加型ワークショップ

 実際に実施されている事業は共同倉庫の建設、井戸の設置、家畜飼育、野菜栽培等です。倉庫の建設を例に挙げると、まず、村人総出でレンガを焼き、そのレンガを積んで倉庫を建設します。この事業を通じて村人は村にはレンガを作るための資源があり、また、協力することによって、一人ではできない倉庫建設ができるようになり、その成果から各個人も裨益することに気づきます。共同作業を通じて村人達が協力するようになり、村が共同体として機能し始めます。村人は何もないと思っていた村に、多くの資源があることに気づき、それを活用して収入を得るようになり、人から与えられるのではなく、自分たちの足で立つことに気づき始めます。

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共同倉庫建設に向けた
住民による共同作業
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家畜の管理をする村人

 2002年の開始以来、現在、全国9州のうち5州において、170村、約2万世帯、13万人の村民を対象としてこのプロジェクトを実施していますが、特にこの2年間は対象となる村の数もそれまでの5年間の150%と大きく伸びています。この中で既に3割の村が共同作業を通じて村の貯蓄を増やし新しい事業に投資する等、独り立ちを果たしています。残りの7割の村でもそれまで日々の食事も十分にとれなかったような状況が大幅に改善され、今後事業の運営や維持管理能力等を伸ばすことにより、大きな発展が望めるような状況にあります。この結果、最近ではザンビア政府首脳はもちろん、他の支援国や国際機関からもこのPaViDIAプロジェクトに対し、大きな関心が寄せられるようになっています。今まで何百年と変化のなかった村が、日本の支援により自立発展し始めたことは、本プロジェクトが大きなインパクトを与えたことによるものと関係者一同自負しています。
 本プロジェクトは本年5月に一旦終了し、この成果の全国展開を図るプロジェクトが本年中に再開される予定です。

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カウンダ・ザンビア初代大統領によるプロジェクト視察


国際協力に関するイベント「グローバルフェスタJAPAN2009」の開催

 10月3日(土曜日)及び4日(日曜日)の両日、国内最大の国際協力に関するイベント「グローバルフェスタJAPAN2009」が、日比谷公園において開催されました(主催:グローバルフェスタJAPAN2009実行委員会、共催:外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC))。
 グローバルフェスタは、一般国民を対象に、楽しく分かりやすい行事を通じて、来場者に国際協力をより身近なものに感じてもらうとともに、ODAを含む国際協力の現状や必要性について認識を深めてもらい、その参加を促すことを目的に開催するものです。
 今回で19回目を迎える同フェスタのメインテーマは、「環境・気候変動問題」。スローガンを、「届け、地球の声。広がれ、仲間の輪。」に設定し、このスローガンの下、外務省やNGO等の共催・出展団体が、様々なイベントを実施しました(概要は、下記)。
 外務省からは、福山副大臣や杉山地球規模課題審議官が環境関連のイベントに出演しました。またブログ(URL下記)が好評な岡村在コートジボワール大使及び木寺国際協力局長が中野美奈子さん(フジテレビアナウンサー)と共に、道傳愛子さん(NHK解説委員)をモデレーターに、アフリカをテーマにディスカッションを行うイベント等も実施しました。
 その他、知花くららさん(タレント)、岸本加世子さん(女優)、ルー大柴さん(タレント)、池上彰さん(ジャーナリスト)、河口恭吾さん(歌手)等の著名人も多数参加し、フェスタを盛り上げてくれました。
 初日は残念ながら雨模様でしたが、2日目は秋晴れに恵まれ、2日間で約96,000人もの来場者があり、出展団体も、NGO、各国在京大使館、国際機関、民間企業、地方自治体等、過去最高となる275団体に上るなど大盛況を博しました。

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外務省ブースも大盛況
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「国際協力について語ろう
~これからのアフリカ支援~」
(中野美奈子フジテレビアナウンサー、
道傳愛子NHK解説委員、
岡村善文在コートジボワール大使、
木寺昌人国際協力局長)

<主なイベント>(敬称略)

(1)メインステージ

(イ)第一日目:
 「国際協力について語ろう」
 1)『環境・気候変動問題について語ろう』
 出演:岸本加世子(女優)、木下智佳子(元テレビ朝日アナウンサー)、天達武史(気象予報士)、前田真理子(テレビ東京アナウンサー)、杉山晋輔(外務省地球規模課題審議官)
 2)『アフリカについて語ろう』
 出演:中野美奈子(フジテレビアナウンサー)、道傳愛子(NHK解説委員)、岡村善文(在コートジボワール大使)、木寺昌人(外務省国際協力局長)
 その他、UNHCR難民映画祭グローバルフェスタ版、ソプラノ歌手雨谷麻世コンサートを実施。

(ロ)第二日目:
 福山副大臣他出演「JANIC『気候変動と貧困問題のつながりを知ろう』」、河口恭吾コンサート及び知花くららトークショー等を開催。

(2)サブステージ
 「カワイイ大使と国際協力」、「グローバル教育コンクールワークショップ(池上彰)」、ルー大柴「UNICEF:手洗いダンス」を実施した他、JICAやNGOが多数のセミナー等を開催。

(3)ワークショップ
 両日でワークショップ53セッションを実施。

(4)フィールドプログラム
 主催者事業として「インフィオラータ(花びらによる絵画作成)」及び「森の積み木広場」を行ったほか、オリエンタルランドによるショー、チャリティーラン、内閣府PKO事務局によるデモンストレーションを行った。

(5)協賛企業による国際協力活動紹介ブース及びアトラクション
 味の素、日立プラントテクノロジー、ソニー、住友化学の4社がブースを出展、オリエンタルランドがアトラクションを提供、NTT、JTB、大成建設、リコー、セブン&アイ・ホールディングズ、大和証券がブース外の形で協賛。協賛企業は昨年の約2倍の11社。

(6)外務省テント
 来場者に自分の決意を宣言してもらう「私の国際協力宣言」、外務省幹部等による座談会、また、ODA 広報番組「知花くららの地球サポーター」ブースを設置。

<グローバルフェスタJAPAN2009公式ホームページ>
 http://www.gfjapan.com/

<*岡村善文在コートジボワール大使ブログ「コートジボワール日誌」>
 http://blog.goo.ne.jp/zoge1/(他のサイトヘ)

昨年9月にコートジボワールに着任以来、ブログをアップ(史上初の大使ブログ?)。アフリカの政治・社会や生活を生き生きと書き綴って、「非常におもしろい」として、雑誌「フォーサイト」に取り上げられたことも。
グローバルフェスタについても書かれているので(10月8日(他のサイトヘ)9日(他のサイトヘ)の日記)、ぜひご覧ください!!


外務省の「STAND UP TAKE ACTION」キャンペーン参加

 10月16日(金曜日)、福山副大臣をはじめとする外務省員227人が、外務省中央庁舎前にて「STAND UP TAKE ACTION」キャンペーンに参加しました(主催:NGOネットワーク「動く→動かす」、協力:国連広報センター、後援:外務省、JICA等)。
 同キャンペーンは、世界中の人々が、10月16日~18日の間に、ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けての意思表示として立ち上がり(STAND UP)、貧困をなくすために行動し(TAKE ACTION)、その参加人数でギネスに挑戦するグローバルイベントです。
 外務省のイベントでは、主催団体「動く→動かす」の熊岡路矢代表が、同キャンペーンの趣旨を説明、その後、福山副大臣が外務省員を代表して、ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けて、外務省員も含めて一丸となって努力する決意を表明し、「Stand Up」の掛け声とともに参加省員全員が立ち上がりました。
 昨年(2008年)のイベントでは、1億1699万3629人が立ち上がりましたが、本年は、昨年を上回る全世界121カ国1億7304万5325人が立ち上がり、自身が持つギネス記録を見事更新しました。

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外務省員も「STAND UP!


編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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