広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2009年10月21日発行 第170号

 ODAメールマガジン第170号は、モンゴルからの「経済協力プレスツアーに参加して」と、「青年海外協力隊(幼児教育)の活動」をお届けします。

モンゴル国地図

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 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


経済協力プレスツアーに参加して 原稿執筆:在モンゴル日本国大使館 石崎 高博 経済協力班長

 本年は、日本がモンゴルに対しODAを開始して以来節目の20周年を迎えたところ、右機会を活用して、9月15日~16日までODAプレスツアーを実施することが出来た。

 最近、モンゴルの大統領、首相始め閣僚クラスからこの20年間、日本からのODAの支援があってモンゴルの民主化・市場経済化を乗り越えることが出来た、また、日本のODAはモンゴルにとってトップドナーの地位を占めているとして種々の機会を利用して謝意が表明されている。このような中、今回の企画は、従来プレスリリース等断片的な情報でしか知り得なかった日本のODAにつき、ODAプレスツアーに参加した現地プレスより体系的な説明があり、日本のODA現場及び各案件の実施後の現況を直接見ることが出来たとの謝意表明に接することが出来た。

 今回私が注目したのは、一般プロジェクト無償案件「ウランバートル市廃棄物管理施設」で完成したゴミ処理場(ナランギンエンゲル)で働くウエストピッカー(ゴミ拾い人)についてである。近年ウランバートル市では、ウランバートル市に仕事を求めて流入してくる者(移住者)が年間1万~2万人いると言われている。移住したものの、仕事がすぐにみつかる人もいれば、そうでない人も多いだろう。また、ウエストピッカーと呼ばれる人々の多くは地方から移住してきた人たちだ。ウエストピッカーの生活は、ウランバートル市内からゴミ収集車で集められたゴミの山の中からゴミを分別し、カン、ビン、鉄くずなどリサイクルできるものを集めて販売し生計を立てているのが現状だ。

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ナランギンエンゲルゴミ処理場の現状

 本件(無償案件)のゴミ処理場は、今年2009年1月に完成した。それまで同ゴミ処理場にはウエストピッカーの数は300人程度いたが、現在は250人程度までに減った。市役所関係者によると、減った約50人のウエストピッカーは、市内のどこかでビジネスに従事していると述べていたが、プレスツアーに参加した記者たちの多くは、市内のどこかで同様のゴミ拾いの仕事をするために移動しただけだろうと口を揃えて述べていた。プレスツアーに参加した記者たちから、これらウエストピッカー問題に係る貧困削減について、自国を発展させるためには自ら考え、どうしたら貧困削減できるかを真剣に考えなければならないという意見が多く聞かれた。

 記者たちにとっても、この2日間は今後のモンゴルの貧困削減と経済発展について考える良い機会であったと思う。丸2日間参加した私も、ツアーの準備は結構大変であったが、それだけにツアーが無事終わってみると、今回の経済協力プレスツアーは、様々な意味で大変ユニークな企画であったと感じている。

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インタビューを受ける市役所関係者


青年海外協力隊(幼児教育)の活動 原稿執筆:青年海外協力隊 幼児教育 中鉢 友子

 モンゴルは、激しい気温の変化を繰り返しながら、寒くて長い冬の季節へと向かっています。夏は40度を超え、冬はマイナス40度まで下がる激しい気候のモンゴルですが、人々は知恵を絞り、自然と共存しながら季節に合わせた生活を送っています。
 私は首都から230キロ離れたダルハンという町の教育局に所属し、そこから県内にある国立幼稚園を巡回しながら、“子どもたちが楽しみながら学ぶ”ということを現場の先生たちと考えています。

 活動を始めて一年以上が過ぎ、町を歩くとたくさんの子どもたちが声をかけてくれるようになりました。

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モンゴルの子供達と共に

 協力隊を志したときから、画一的で知育偏重の保育現場で働くことになるだろうと覚悟していたので、ダルハンの幼稚園は思っていた以上に子どもが楽しそうにしている姿もあるな、というのが第一印象でした。とは言っても、日本の幼稚園で働いてきた私にとっては、毎日が驚きとショックの連続で、“どうしてすぐに怖い顔で怒るのだろう”“どうして好きな絵を描かせてあげないのだろう”などと、先生たちに不満を持つ日々でした。しかし、モンゴルの幼稚園には厳しい達成目標やそれを評価するテストがあるためそれらに従った保育をしないといけないなど、先生たちの苦労が分かってきました。また先生たちと親しくなるにつれて、限られた環境の中で努力しているところもたくさん見えてきました。
 私は、子どもたちが楽しく学べて先生たちも興味をもってできるような内容を考え、またそれが少しでも多くの先生に伝わる手段を考え、試行錯誤の日々です。

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保育園での授業風景

 子どもの楽しそうな顔を見て、“私もあのお話を作ってみたいから作り方を教えてほしい”など、意識が少しずつ変わってきた先生たちもいます。一生懸命な先生に出会うと、私自身励まされ、先生たちとモンゴルの子どもについて考えることができることを幸せに感じます。
 現在のモンゴルの幼児教育の中で、私にできることは小さなことですが、ひとつひとつ積み重ねていきたいと思っています。
 厳しい大自然の中で家族や親せきを大事にしながら生活しているモンゴルの人たちから日々、多くのことを学んでいます。
 残りの日々、モンゴルの子どもたちを精一杯愛し、更にモンゴルを好きになって帰ります!



編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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