広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2009年2月12日発行 第153号

 ODAメールマガジン第153号は、ブータンから「ブータンにおけるODA概要」「青年海外協力隊隊員レポート」を、「平成20年度ODA民間モニター・フィリピン班のご報告」「『中曽根外務大臣と語る in 金沢』参加者募集案内」をお届けします。

ブータン王国地図

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 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


ブータンにおけるODA概要 原稿執筆:在インド日本国大使館 坂田 尚史 二等書記官

1. ブータンの概況

 ブータン王国はヒマラヤ山脈の東に位置し、4万6500平方キロメートルの国土に67万2,425人(2005年国勢調査)の人口を有する小さな国です。長い間成文憲法を持たない君主制をとってきましたが、第4代ジグメ・シンゲ・ワンチュク国王(1972年即位)は第3代国王が進めた近代化路線を引き継ぎ、憲法起草委員会による初めての成文憲法案を起草・公表するなどの民主化を主導しました。その第4代国王は2005年12月、建国記念日の直前の閣議において2008年に皇太子(現国王)に譲位することを表明しました。この表明は国民はもとより、ほとんどの閣僚さえも事前に知らされておらず、大変な驚きとともに報じられました。第4代国王は国民からの信望も厚く、多くの国民は第4代国王が引き続き国政に就かれることを願っていたと言われています。
 第5代ジグメ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王は即位後すぐに第4代国王が進めた民主化の実現に着手し、2007年12月31日に上院選挙が、2008年3月24日に下院議員選挙がそれぞれ行われ、ブータン史上初の民主的政権(立憲君主制)が誕生しました。2008年5月6日には初めての民主的国会が開会し、国会審議を経て7月18日にはブータン初の憲法が発布されました。なお、第5代国王は、2008年11月に戴冠式を行い、我が国を含む各国大使が参列しました。

2. ブータンに対する経済協力の概要

 ブータンは、経済的豊かさだけではなく、国民が幸福感を持って暮らせる社会を最終目標とする国民総幸福量(GNH: Gross National Happiness)の増大を開発の基本理念としています。我が国はブータン独自の開発理念を尊重し、ブータンに対する経済協力にあたっては、こうした独自の考え方を尊重した政府開発援助(ODA)を実施することとしています。
 ブータンでは、1964年に西岡京治専門家が派遣されてより、無償資金協力、技術協力、青年海外協力隊、シニアボランティア、草の根・人間の安全保障無償資金協力等の我が国ODAを広く活用した国家建設を行ってきており、ブータンにとって日本はインドに次ぐ2番目のドナー国となっています。2007年には初めて円借款の供与が決定されるなど日本のODAに対する期待が益々高まっている国の一つといえます。

(実績別表)
 ○ブータン国に対する我が国のODA

(単位:億円)
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3. ODAの効果的な実施に向けた取組

 ブータンは1961年から「5か年計画」を策定して計画的な国家開発を進めてきています。また、2年に一度ドナー国が一同に会し、ブータンの開発計画の進展状況のレビューと今後の援助方針を協議する「ブータン援助国会合」を開催しています。
 我が国は、こうした節目となる機会に積極的に関与しているだけでなく、毎年1回、日本側から日本大使館及びJICA事務所が、ブータン側からは各省庁政策責任者がそれぞれ一同に会して行う「日ブータン二国間援助政策会合」を行っています。
 一方、ブータン国内には在外公館が設置されておらず、デリーにある在インド日本大使館が兼轄しています。また、JICAブータン駐在員事務所は、JICAインド事務所が兼轄する「駐在員事務所」という位置付けであり、事務手続等の一部はJICAインド事務所が実施しているーデリー事務所が兼轄していました。
 このため、関係者がブータンに対する援助のために一同に会する機会が少なく、関係機関の間で十分に連携するための協議の場の設置が求められていました。これを受け、昨年2月1日、当館経済公使を議長とする現地ODAタスクフォースが新設されました。
 当館としては、今後とも政府、JICAをはじめ関係機関が一体となってブータンの開発計画に参画していけるよう今後とも益々現地での取組を強化していきたいと考えています。



青年海外協力隊隊員レポート 原稿執筆:青年海外協力隊  平成18年度3次隊 衛星工学 
 菅本 裕介さん
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 2008年。それは、南アジアの広大なる山々に囲まれた小さな国、ブータンにとって、まさに歴史的とも言える、特別な一年でした。建国100周年にあたるこの年、下院総選挙の実施に始まり、民主内閣の樹立と議会の開催、そして、戴冠式と、多くの記念すべき催しがなされました。そして、この年は、ブータンへの青年海外協力隊(JOCV)派遣20周年という節目の年でもあり、それにあたり、年末には、首都のティンプーにおいて、JOCV派遣20周年記念イベントが行われました。イベントでは、過去20年間における隊員の紹介、日本の遊びや日本食、そして、建築隊員が中心になり製作した和室でのお茶会など、多くの企画が実施され、来賓を始めとする多くのブータン人に、我々の活動を知ってもらい、ひいては、日本へ対する理解の浸透という観点からも、非常に意義深いものであり、ブータンにとって激動の年であった、2008年の締めくりとして、ふさわしいものであったと実感しております。このように、区切りとなる出来事が一つ一つ過ぎていくごとに、長いようで短い二年間の任期も、残りわずかであるということを、改めて感じさせられます。それは、活動においても同様であり、メインであるブータン南部の産業地域における大気・水質のモニタリングについて、今思えば、目的に沿って活動機会を見出すことや、そのアプローチに四苦八苦した赴任当初、そして、終盤にさしかかりようやくわかってきたこと、出来るようになったこと、今でも尚多く存在する新たな発見など、多くの記憶が蘇ってきて、本当に二年間はあっという間であるという思いが強いです。ブータンという異国の歴史的な瞬間を目の当たりにし、一方では、現地の人々とのボランティア活動。その他、この活動期間中に得られたもの、経験し、感じることが出来たことは計り知れないものであり、そんな愛着から、今後のブータンの行く末を思う気持ちでいっぱいであります。



平成20年度ODA民間モニターからのご報告
(原稿執筆:平成20年度ODA民間モニター・フィリピン班 山口 徹 さん (高校生))

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「地域住民による
森林管理プログラム強化計画」を視察

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レイテ島タナウアン町で
母子保健活動に参加する
皆さんとともに

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草の根・人間の安全保障無償資金協力で
建設されたマリンタ小学校の
生徒に折り紙を教える山口さん

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マニラ湾とレグナ湖の水位を調整し
洪水制御するポンプ場を視察

 「ODA」=「政府開発援助」。授業やテストでよく見かける言葉だった。しかし、言葉を知りながら活動内容等は知らなかった。ただでさえ、日本は国の借金が多いのに海外の国を支援する必要なんて無いと思っていた。
 今回、実際にフィリピンへ視察に行き学校では学ぶことのできない現状を見ることができた。高速道路・港湾・小学校校舎の建設や、森林保全・洪水対策・母子保健・水質改善・人材育成といった事業を行っていた。インフラ整備、教育、安全な水、医療といった、どれも日本では問題となっていないことがこの国では未だにできていなかった。また、地域によって格差があり、生活している環境そのものが大きく違っていた。都市部はどんどん発展していく一方、農村地帯は取り残されているかのように見えた。
 豊かな生活を送れている日本が今後、世界に向けてしていかなければならないことを改めて考えさせられた。日本とは明らかに違う生活・文化ということは、どんな国でも当たり前なことであり、尊重していかなければならない。しかし、その基本となる生活基準を高めていくことが必要だと感じた。
 仕事中でも笑顔で手を振ってくる人々、楽しそうに学校に通って勉強していた子供達。反対に生活のために物乞いをする人、自分達に花を売ろうと必死になっていた子供達。言葉にならない思いが胸を締め付けた。同じ国の中でこんなことが続いていていいのだろうか?自分達はそんな人々を見て見ぬふりをしていていいのだろうか?日本と同じなんかにしなくてもいい。ただ健康で幸せな生活へと近づけていくことが必要だと思う。
 これからもODA事業がフィリピンをはじめ、多くの国で活躍し、多くの人々にとって役立つものになってほしいと思う。自分が今できることは、今回の視察で感じたこと、ODA事業の必要性を多くの人に伝えていくことだ。また、将来自分ができることを実行したい。これからのODA事業の発展に期待し、支援をしなくてもよい状態になってほしい。



「中曽根外務大臣と語る in 金沢」参加者募集中

 外務省では、「中曽根外務大臣と語る in 金沢」を3月15日(日曜日)に北國新聞赤羽ホール(石川県金沢市)で開催します。テーマは、「これからの日本外交」です。
 現在、参加者を募集中です。外交問題に関心のある多くの方のご参加をお待ちしています。

☆詳細は、外務省ホームページ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/gf_090315.html)をご覧ください。

日時:
 3月15日(日曜日)14時00分~15時30分(開場12時30分)
会場:
 北國新聞赤羽ホール(石川県金沢市南町2番1号)
テーマ:「これからの日本外交」
参加費:無料
定員:500名(先着順)
主催: 外務省
協力: 石川県、金沢市

☆お申し込み締め切り日:3月10日(火曜日)必着
 (定員になり次第、締め切らせていただきます。)

(参加お申し込み方法)

「中曽根外務大臣と語る参加希望」と明記の上、(1)~(8)の事項を記入し、下記の宛先にEメール、ファックスまたはハガキでお申し込みください。

(1)氏名(ふりがな)(2)年齢(3)性別(4)〒住所(5)電話番号(ファックス番号、メールアドレス)(6)職業(7)車イスでご来場の方、または手話通訳者の手配が必要な方はその旨ご記入ください。(8)その他(ご意見、ご質問、ご関心事項などあれば、ご自由にお書きください。)

記載いただいた個人情報は適切に管理し、参加証を発送するための連絡先情報として 利用させていただきます。ご本人の同意なしに目的以外に使用することはありません。

(お問い合わせ・参加お申し込み先)

「中曽根外務大臣と語る」受付事務局
 住所:〒171-0042 東京都豊島区高松1-11-16
 電話:03-5966-5784
   (お問い合わせ時間:平日10時30分~19時30分)
 ファックス:03-3958-5292
 Eメール:daijintokataru@stage.ac



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