広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2008年12月24日発行 第150号

 ODAメールマガジン第150号は、ブラジルからの「日伯交流年・日本人ブラジル移住100周年を好機として進展した経済協力実施環境の整備」「移住200周年に向けて」、他に「第6回 国際教育協力日本フォーラム(Japan Education Forum VI)開催のお知らせ」をお届けします。

ブラジル連邦共和国地図

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 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


日伯交流年・日本人ブラジル移住100周年を好機として進展した経済協力実施環境の整備(原稿執筆:在ブラジル日本国大使館 酒井 了 二等書記官)

 日伯交流年・日本人ブラジル移住100周年の今年、日伯経済協力に関する実施環境は、長年の懸案解消に向け大きく改善した年となりました。

 まず、今や日伯経済協力の重要な柱となっている日本・ブラジル・パートナーシップ・プログラム(JBPP)で大きな進展がありました。これまで我が国は独自予算で日系人の専門家を第三国に多数派遣してきた経緯はありましたが、近年、ブラジルは被援助国であった過去から抜け出し、中南米諸国やポルトガル語圏諸国等に対し、積極的に南南協力を実施するようになってきています。そうした中、昨年4月に緒方貞子JICA理事長が来訪した際に行ったブラジル外相との会談において、日本・ブラジル共同で第三国への協力を展開していきたいとの意向をブラジル政府が強く有していることが確認され、これを受けて両国間の経済協力政策協議等を経て、日本、ブラジルのそれぞれ応分の負担による第三国開発支援の枠組みであるJBPPを拡大できる環境が整いました。従来、JBPPの枠組みにおいて実施されてきたのは、第三国から研修員を招聘し、ブラジル国内で研修を行う形式のみでしたが、第三国への専門家第一号として昨年10月、アンゴラに保健分野の日系人専門家が派遣され、その後も第三国へ日系人を含むブラジル人専門家の派遣が展開されています。第三国協力は、場合によってはパートナーを組む相手側援助国の顔ばかりが目立ち我が国が結果として第三国から感謝されていないのではないかとの批判がなされることがありますが、こと日本とブラジルの第三国協力に関しては、日系人という外交資産を活用し、日本の顔の見える協力が進められています。

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JBPP第三国専門家第一号(アンゴラ/看護)

 さらに、JICA事務所のステータス問題です。これまでブラジルでは、JICA事務所は日本国大使館または日本国総領事館の別館組織としての扱いであったため、援助実施体制上種々の問題がありました。こうした中、ブラジル政府との鋭意交渉の結果、晴れて本年2月、独立した機関としてJICA事務所のステータスを確立させるための書簡交換を我が方大使及びブラジル外相間で執り行ったところであり、現在はブラジル国内法制における承認に向けた手続が行われています。

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現在のJICAブラジル事務所の表札
(ポルトガル語で「日本国大使館別館」と表記)

 これら経済協力実施環境の整備は、ブラジル国中が交流年・100周年の慶祝ムードの中、ブラジル政府が我が国をパートナーとして捉え、好意的な姿勢で懸案に対処してくれた結果であると考えています。世界最大のアマゾン熱帯雨林の保全や世界有数の大豆生産基盤を提供したセラード開発事業に象徴されるように、ブラジルへの経済協力はブラジル一ヶ国に留まらない全地球的な効果を有するものであり、ブラジル政府と緊密な関係を保ちつつ、一層の戦略的な案件形成を進めていきたいと考えています。



移住200周年に向けて(原稿執筆:JICAサンパウロ支所 ナショナルスタッフ 村上 ヴィセンチ さん)

 2008年は、日本人のブラジル移住がはじまって100年目の年でした。

 戦後には、JICAの支援を受けた移住者が約5万3千人ブラジルへ渡航したのですが、JICAはその渡航や移住の手続きだけでなく、農業移住者に対しては農地の整備から土地の分譲、独立資金の融資、営農融資などを行い、農業移民の独立、営農も支援してきました。

 移住が開始されて100年が経過した現在では新たに移住する人はほとんどありませんが、ボランティア派遣、日系人子弟に対する本邦研修機会の提供、南米日系農協活性化セミナーの開催、中南米諸国やアフリカ諸国に対する技術協力のための日系人専門家派遣、日系社会の経験を活かした社会開発/環境教育プロジェクトの共同実施など、様々な形で日系社会との連携を継続しています。

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青年ボランティア(日本語教育)
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シニアボランティア(太鼓指導)

 その中で最大の事業である日系社会ボランティア事業は、シニアボランティア、青年ボランティアを派遣し、日系社会の福祉充実、日本語教育、スポーツ、文化の普及などを目指した活動を行っています。現在56名のボランティアがブラジル全土で活動中です。

 移住100周年を迎えた今年は、100周年に関連する活動を行うボランティアも多く派遣されました。3名のボランティアがブラジル移民100周年記念協会関連で活動し、貴重な移民資料のデジタル化、日本移民100周年誌編纂の支援活動などを行いました。また、ブラジル太鼓協会に派遣されたシニアボランティアは、1年をかけてブラジル全土で和太鼓演奏の指導に奔走し、6月21日にサンパウロ市にて開催されたブラジル日本移民100周年記念式典では、皇太子殿下も列席される4万人近い大観衆の中、見事な千人打ち太鼓を披露するに至りました。

 記念すべき移住100周年を、このようにブラジル日系社会と日本社会の架け橋役として迎えることができたことを誇りに思うとともに、次の200周年に向けてブラジルと日本の新たな関係作りを、日系社会との連携を通じて担っていきたい、と決意するに至った1年間でありました。



第6回 国際教育協力日本フォーラム(Japan Education Forum VI)開催のお知らせ

 我が国は、国際社会が進めている「万人のための教育(EFA: Education for All)」の推進を積極的に支援しています。2002年6月には、「成長のための基礎教育イニシアティブ(BEGIN: Basic Education for Growth Initiative)」を発表し、開発途上国のEFA達成に向けた取組に対する支援を強化しています。この一環として、外務省と文部科学省等が共催して、国際フォーラムを以下の通り開催します。

 なおこのフォーラムは、開発途上国の自立的な教育開発とそのための国際協力の在り方について、開発途上国や内外の援助機関関係者が意見交換を行うことを目的として2004年から開催しているものです。

 第6回目となる今回は、教育の質とその実現のためのガバナンスに注目し、「今求められる教育の質とは何か」を考えるとともに、教育の質の向上を実現し維持するための「ガバナンス」と国際教育協力について、元トーゴ共和国教育大臣のコンラビ・フランシスコ・セドー氏と兵庫教育大学の梶田叡一大学長をお招きして、国内外の援助関係者が活発で建設的な議論を行います。プログラム(日英同時通訳付)の概要は
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/annai/jef_06.html
をご参照下さい。

日時:
 平成21年2月6日(金曜日)10時30分~17時30分
場所:
 学術総合センター
 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
 (東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線・新宿線 神保町駅、
  または東京メトロ東西線 竹橋駅から徒歩5分)
申込締切:
 平成21年1月30日(金曜日)
申込方法:
 名前、住所、電話番号、ファックス、
 E-mailアドレス、所属先を明記の上、
 ファックスまたはEメールでお申し込みください。
連絡先:
 広島大学 教育開発国際協力研究センター内
 Japan Education Forum VI 事務局
 電話:082-424-6959
 ファックス:082-424-6913
 E-mail:japaneducationforum@yahoo.co.jp
主催:
 外務省、文部科学省、広島大学、筑波大学、神戸大学
後援
 国際協力機構(JICA)


編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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