広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2008年10月8日発行 第145号

 ODAメールマガジン第145号は、「グローバルフェスタJAPAN2008開催のご報告とテレビ放映のご案内」、ガーナからの「より効果的な援助に向けて~援助効果向上に関する第3回ハイレベル・フォーラム」「公務員研修の強化のためのアジアとアフリカの学びあい~『ガーナ公務員能力強化計画プロジェクト』」をお届けします。

ガーナ地図

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New!ODAホームページ新着情報
ODA紹介テレビ番組「知花くららの地球サポーター」 ODAホームページ
アジア協力対話(ACD)第5回環境教育推進対話「水と衛生問題に関する教育」(概要と評価)
国連スーダン・ミッション(UNMIS)司令部への自衛隊員の派遣について
モルディブ大統領選挙への選挙監視団派遣について
外務省平成20年度NGOのアカウンタビリティ能力強化セミナー「NGOと企業のSR(Social Responsibility)-WIN-WINの関係を構築するアカウンタビリティとは-」シンポジウム開催のご案内
「国際協力に関する有識者会議」第9回会合の開催について
新JICA(独立行政法人国際協力機構)の発足について
ニカラグア共和国に対する無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について
政策評価法に基づく事前評価書(フィリピン)
U2ボノ氏及び音楽家ゲルドフ氏の総理表敬
フィリピンに対する円借款の供与について
外務省主催NGO研究会 ネットワークNGOのあり方「NGOと企業の連携を考える」第4回学習会 オブザーバー募集
ミレニアム開発目標の達成に向けた日本の取組み(和文(PDF)
ミレニアム開発目標の達成に向けた日本の取組み(英文(PDF)
無償資金協力(入札等結果の公表)(平成20年度)
無償資金協力(入札等結果の公表)(平成19年度)
麻生総理の「食料危機・気候変動に関する国連事務総長主催夕食会」への出席について
アフリカ貿易・投資促進合同ミッション(東部ミッション) (成果と概要)
「開発資金のための連帯税に関するリーディング・グループ」への我が国の正式参加について
「グローバルフェスタJAPAN2008」の開催について
第63回国連総会における麻生総理大臣一般討論演説(全文)
第63回国連総会における麻生総理大臣一般討論演説(ポイント)
国連ミレニアム開発目標(MDGs)に関するハイレベル会合(概要と評価)
国連ミレニアム開発目標(MDGs)に関するハイレベル会合(中曽根外務大臣ステートメント(全文))
国連ミレニアム開発目標(MDGs)に関するハイレベル会合(中曽根外務大臣ステートメント(ポイント))
水と衛生に関するサイド・イベント「すべての人に水と衛生を」(概要と評価)
水と衛生に関するサイド・イベント「すべての人に水と衛生を」(共催国ステートメント(仮訳))
水と衛生に関するサイド・イベント「すべての人に水と衛生を」(川口順子政府代表ステートメント)
日越ODA腐敗防止合同委員会の立上げについて
アフリカの開発ニーズに関するハイレベル会合(概要)
アフリカの開発ニーズに関するハイレベル会合(開会式における森政府代表スピーチ)
人間の安全保障基金「モルドバ共和国における人身取引及び家庭内暴力の被害者の保護及び能力強化」への支援について
ODAメールマガジンは、ODA政策や様々な情報をタイムリーにお届けします。
また、外務省ホームページODAコーナーでは、新着情報を次々と更新しておりますので、是非ご覧下さい。
  ODAホームページ
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html


 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


グローバルフェスタJAPAN2008開催のご報告とテレビ放映のご案内

 10月4日(土曜日)・5日(日曜日)、東京の日比谷公園において、外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)及び特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)の共催でグローバルフェスタJAPAN2008(テーマ:世界に響け!地球を守るメッセージ~ひとりひとりが「地球市民」~)を開催しました。
 当日は晴天にも恵まれ、来場者数は2日間で、昨年(約8万人)を上回る約9万6千人に上りました。また、援助関連NGO、政府機関、国際機関、各国大使館等過去最大の260を超える団体が出展しました。出展団体、ボランティアの皆様のご協力、そしてたくさんの方々のご来場、ありがとうございました。
 この模様は、本10日(金曜日)21時54分~22時00分にテレビ東京等の「知花くららの地球サポーター」で放映されますのでご覧下さい。
 外務省は、グローバルステージでの「国際協力について語ろう」、「知花くららトークショー」の他、木寺国際協力局長や大江審議官も出席した「座談会」、梨田政策課長他による開発教育コンクール・ワークショップ「世界一周スクール(開発途上国の現状等を楽しく学ぶことができるトークショー)」や、国際協力局の新入省員による「私の国際協力宣言(来場者のみなさんに各個人ができる身近な国際協力をボードに書いて宣言してもらいました。)」等を開催しました。

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「国際協力について語ろう」世界に届け日本の心~援助現場で活躍する日本人~
(左から)道傳愛子NHK解説委員、木寺局長、紺野美沙子UNDP親善大使、長有紀枝難民を助ける会理事長、花里信彦名古屋大学教授

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会場の様子
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260を超える団体がブース出展

開発教育コンクール
 外務省では、10月31日(金曜日)まで、開発教育・国際理解教育を実践する際に利用可能なツール(映像素材、教材、実践例など)を全国から募集しています。優秀な作品は表彰し、過去の受賞作品も含め、外務省ODAホームページにて掲載します。皆様からの応募をお待ちしております。コンクールの詳細はこちら
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/edu/contest/2008/index.html



より効果的な援助に向けて~援助効果向上に関する第3回ハイレベル・フォーラム(原稿執筆:在ガーナ日本国大使館 織田 雪世 専門調査員)

 チョコレートで知られるガーナは、人口約23百万人、1人あたりGNIは510ドル(2006年)の国です。このガーナの首都アクラで、9月2~4日、国際会議「援助効果向上に関する第3回ハイレベル・フォーラム(アクラHLF)」が開かれました。援助をより効果的なものにするため、2005年にドナーと被援助国のコミットメントをまとめた「パリ宣言」が採択されましたが、アクラHLFの主な目的は、その実施状況を確認し、今後の課題を議論することでした。

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<被援助国そしてドナーの課題>

 ガーナは、政治的な安定や貧困削減の面で「西アフリカの優等生」とも言われる国ですが、援助効果のための取り組みは、多くがドナー主導であり、政府の反応が十分でなく取り組みについての理解も限られていることから、オーナーシップ(自助努力)不足や能力不足を批判する声があります。こうしたドナーの批判には一理あるかもしれませんが、ガーナ政府にしてみれば、いかに援助がガーナの経済発展と政府機能の強化につながるのかが主な関心と言えるので、援助効果向上といってもそれがどう影響するのか、慎重になっているのかもしれません。また、関連の取り組みについても、これらの目的に直結する部分についてのみ、実施しようとしているのかもしれません。

 ガーナをはじめとする被援助国が、援助効果向上の取り組みを主導的・選択的に行うようになった時こそ「オーナーシップ」は発揮された、と言えるのでしょう。そのためには、ドナー側が援助効果向上の進捗について、自分たちの都合(評価)にのみこだわるのではなく、被援助国自身の優先事項にどう応え得るのか、いまいちど吟味することが求められます。

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<アクラHLFの意味>

 アクラHLFの議論は、上記のような課題への取り組みを促す意味があったと言えます。その成果として採択された「アクラ行動計画(AAA)」は、世界各地で開かれた準備会合と、被援助国とドナーの代表による半年以上の協議を経て準備されたものです。日本もこの議論に寄与すべく、HLF運営委員会への参加や共同調査の実施、準備会合の開催などに努力してきました。実際の援助でも、被援助国政策への整合性向上、能力開発、援助手続きの改善など援助のあり方を改善すべく取り組んでいます。

 AAAは採択直前になって一部ドナーが反対提案を行うなどの波乱もありましたが、最終的には、被援助国のオーナーシップの下で、援助効果のための具体的取り組みを示す内容となっています。いずれにせよ、被援助国、また我が国を含むドナー支援の改善を通じ、最大の課題である「被援助国の開発」を実現することが何よりも重要であり、それが、AAAが示そうとする真の目的と言えるでしょう。



公務員研修の強化のためのアジアとアフリカの学びあい~「ガーナ公務員能力強化計画プロジェクト」(原稿執筆:ガーナ駐在JICA専門家(研修能力強化) 黒田 孝伸 さん)

 ガーナ政府は「2015年までに中所得国への仲間入り」を目標に掲げ、「民間セクターの競争力強化」における「行政能力の向上・制度構築」を重視しています。民間セクターは「経済成長のエンジン」、行政サービスは「エンジン・オイル」というわけです。

 従来、行政サービスの改善の一環として、各省庁は公務員の能力強化に向けて各専門分野の研修を実施しています。しかし、全ての公務員に必須である「リーダーシップ」などの研修は予算不足・講師不足もあり、幹部(次官・局長)に限定され、中堅公務員(局次長、課長)以下は対象外でした。

 そこで、JICAはガーナ政府人事委員会(OHCS、国家公務員の採用・研修を管轄)に対して、2007年2月に3年間の予定で「公務員能力強化計画プロジェクト」を開始しました。本プロジェクトは「OHCSによる中堅公務員を対象とする「リーダーシップ」、「公務員倫理」、「生産性向上」の3分野の実務研修の実施能力を強化すること」を目標としています。具体的な活動は、(1)研修ニーズ調査、(2)研修カリキュラムの策定、(3)研修講師の養成、(4)パイロット研修の実施、などです。

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公務員研修センター
施設改修終了・引渡式
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研修テキスト

 本年7月、これまでの活動の成果を踏まえて、中堅公務員向けの「倫理的リーダーシップ」という10日間の新規のパイロット研修が立ち上がりました。講師(講師として養成・任命された公務員)は講義において経験の共有を重視し、積極的に参加者の発言を引き出しており、今後の継続的な研修の実施に向けての基礎が築かれたと言えそうです。研修の成果を測るための事後評価も重視しています。4か月後を目処に参加者が研修最終日に策定した「行動計画」の進捗状況をモニタリングする予定です。

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新規研修立上式
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講義風景
(個人発表)
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講義風景
(パネル・ディスカッション)
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講義風景
(グループ作業)

 本件プロジェクトは準備段階より「アジア・アフリカ協力」「アフリカ域内協力」を重視しています。これはJICAがこれまでにシンガポール、タンザニア、南アフリカ、マレーシアなどで実施してきている「公務員研修」分野での協力の経験・知識を積極的に活用しようというものです。上記の「倫理的リーダーシップ」研修の立ち上げにおいてもこれらの国々の経験や教訓が活かされています。
 一方、ガーナはこれまで西アフリカ地域の政治的安定や開発のために主導的な役割を果たしてきていますが、本件プロジェクトにおいても、その成果を今後シエラレオネやリベリアなどの近隣国で活用していく方向で検討が既に始まっています。

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日本とシンガポールの協力プログラムの研修に参加したガーナ、
シエラレオネ、リベリアの人事行政担当公務員のガーナ事務所報告

 本年5月に横浜で開催された「第4回アフリカ開発会議」(TICAD IV)でもアフリカにおける域内協力の促進が重視されています。JICAによる「アジア・アフリカ知識協創」の一環として、本件プロジェクトにおける「アジア・アフリカ協力」、「アフリカ域内協力」が一緒に活動する段階に留まらず、経験・知識を共有し学びあうことを通じて、一緒に新たな価値を創り出す段階にまで高められれば・・・・そんな期待も抱きつつ、「日々の活動のプロセスそのものが能力強化につながる」との思いで、OHCSのオーナーシップ(主体性)を最大限に引き出すべく奮闘する毎日です。



編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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