広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2008年5月29日発行 第137号

 ODAメールマガジン第137号は、アンゴラからの「内戦からの復興に取り組むアンゴラという国」「勢いあるアンゴラに「人材育成」」を、また、「「第5回開発教育/国際理解教育コンクール」の開催について」をお届けします。

アンゴラ地図

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TICAD IV:二国間閣僚級会談(5月28日午前)
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ベトナム国別援助計画に対するパブリックコメントの募集
TICAD IVインターネットライブ中継(配信期間5月28日~30日
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宇野外務大臣政務官のニャン・ウィン外務大臣との会談
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宇野外務大臣政務官のミャンマーにおけるサイクロン被害に関するプレッジング会合出席
宇野外務大臣政務官と潘基文国連事務総長の会談
バングラデシュ人民共和国に対する無償資金協力(人材育成奨学計画)に関する書簡の交換について
ホンジュラス共和国に対する無償資金協力「テグシガルパ緊急給水計画(2/2期)」に関する書簡の交換について
ミャンマー連邦におけるサイクロン被害に対する国際緊急援助隊医療チームの調査団の派遣について
中国四川省で発生した大地震に対する緊急支援について
「アジアの未来」高村大臣スピーチ『メコンの成長はASEANの利益、ASEANの成長は日本の利益』
マレーシアにおける日本政府が実施した開発援助(ODA)の評価(被援助国政府・機関による評価)概要
「保健分野における日米パートナーシップ」に関するUSAIDとの合同評価 概要
ヨルダン国別援助計画に対するパブリックコメントの募集
宇野外務大臣政務官のミャンマー訪問
「太平洋島嶼国の環境と支援を考える国際シンポジウム」の開催について
福田総理大臣演説「国際シンポジウム―沖縄から洞爺湖へ―『人間の安全保障』から見た三大感染症への新たなビジョン
世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対する追加拠出について
緊急食糧援助の実施について
無償資金協力(入札等結果の公表)(平成19年度)
無償資金協力(入札等結果の公表)(平成18年度)
チュニジア国別評価報告書(概要)
チュニジア国別評価報告書(全文)
「成長のための基礎教育イニシアティブ(BEGIN)」に関する評価(概要)
「成長のための基礎教育イニシアティブ(BEGIN)」に関する評価(全文)
カンボジア王国に対する無償資金協力(「コンポンチャム州病院改善計画」及び「人材育成奨学計画」)に関する書簡の交換について
マダガスカルに対する無償資金協力(首都圏南部地区接続道路建設計画)に関する書簡の交換について
フィジーの「南太平洋大学情報通信技術センター整備計画」に対する無償資金協力に関する書簡の交換について
TICAD IVにおけるインターネットライブ中継の実施について
人間の安全保障基金によるガーナ共和国における「北部ガーナにおける紛争防止を目的としたキャパシティの向上」プロジェクトへの支援について
スリランカ国別評価調査(概要)
スリランカ国別評価調査(全文)
中国国別評価報告書(概要)
中国国別評価報告書(全文)
モンゴル国別評価報告書(概要)
モンゴル国別評価報告書(全文)
中国四川省における大地震(中国政府に対する国際赤十字・赤新月社連盟を通じた人道支援)
政策評価法に基づく事前評価書(アンゴラ・マリ・タジキスタン)
ベナン共和国に対するノン・プロジェクト無償資金協力(セクター・プログラム無償資金協力)に関する書簡の交換について
ケニアに対する無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について
アフリカン・フェスタ2008(概要)
中国四川省における大地震(国際緊急援助隊・救助チームの帰国と医療チームの派遣)
「国際シンポジウム-沖縄から洞爺湖へ-『人間の安全保障』から見た三大感染症への新たなビジョン」の開催について
政策評価法に基づく事前評価書(スリランカ民主社会主義共和国)
ジブチに対する一般プロジェクト無償資金協力(タジュラ湾海上輸送力増強計画)に関する書簡の交換について
タジキスタン共和国に対する無償資金協力(「クルガンチュベ-ドゥスティ間道路改修計画」)に関する書簡の交換について
木村仁外務副大臣のミャンマー訪問
中国四川省における大地震に対する緊急援助について
イエメンに対する無償資金協力(「サヌア小中学校建設計画(第2期)」)に関する書簡の交換について
マリ共和国に対する無償資金協力(「シカソ地域飲料水供給計画」及び「マリーセネガル南回廊道路橋梁建設計画」)に関する書簡の交換について
アンゴラ共和国に対する無償資金協力(緊急港湾改修計画)に関する書簡の交換について
平成20年度 NGO相談員リスト
中国四川省における大地震に対する国際緊急援助隊救助チームの派遣について
ニカラグア国別評価報告書(全文)
ミャンマー連邦におけるサイクロン被害に対する緊急援助について
技術協力に関する日本国政府とモルドバ共和国政府との間の協定の署名について
スリランカ民主社会主義共和国に対する無償資金協力(一般プロジェクト無償資金協力「アヌラダプラ教育病院整備計画」及びノン・プロジェクト無償資金協力)に関する書簡の交換について
インドネシア国別評価報告書(全文)
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 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


内戦からの復興に取り組むアンゴラという国(原稿執筆:在アンゴラ日本国大使館 田原 光児 一等書記官)

 アンゴラは、ナイジェリアに次いでサブサハラ・アフリカで2番目の産出量を誇る石油生産を背景に、年間20%以上の経済成長を続ける今アフリカで最も注目を集めている国の一つです。首都ルアンダも好調な経済を受けて毎月街のどこかで新たな建設用クレーンが立つなど、スピード感ある復興が進み、多くの国々から投資が集まっています。

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クレーンが立ち並ぶルアンダ市内

 しかし、アンゴラはポルトガルから独立した1975年から2002年までの実に27年間にわたり内戦状態にあった国です。内戦が終結して6年目に入りましたが、文字どおり破壊されつくした道路、橋、鉄道、水道、電気などのあらゆる社会基盤はまだまだ十分復旧したとは言えず、開発課題も多く残っています。

 内戦が残した影響は社会基盤だけではありません。27年間の内戦は難民や国内避難民となって土地を去った住民から人々から教育の機会を奪い、工場や農地を奪いました。その結果、あらゆる分野での人材が不足しており、多くの専門的分野で外国の人材に頼らざるを得ないのが現状です。地雷の問題も依然深刻です。今でも全国に800万個以上埋まっていると言われる地雷が農地の回復やインフラ復旧の大きな足かせになっています。

 どちらも遠く離れた日本からはあまり馴染みのない現実です。

 一方で好調な石油開発に支えられて発展する経済があり、一方で過去の負の遺産を精算しきれていない、これが内戦終結から復興開発に向かう過渡期にある、他に例をあまり見ないアンゴラの特徴です。

 日本の対アンゴラ協力は、こうしたアンゴラの独特な事情に沿って地雷対策分野に始まり、港湾改修などのインフラ整備に至るまで多岐にわたります。特に日本の協力には単純にプロジェクトを実施するだけでなく、現地の人への技術や知識の移転が含まれます。確かに油田開発のような大規模なプロジェクトではありませんが、「山椒は小粒でぴりりと辛い」日本らしさを活かしたアクセントの効いた協力を目指しています。



勢いあるアンゴラに「人材育成」(原稿執筆:JICA専門家 須賀ネウザ美智子 ODA援助アドバイザー)

 アンゴラ共和国と私の付き合いは1996年から始まった。ブラジルで生まれ育った私は、アンゴラについて、16世紀のポルトガル植民地時代にブラジルへ多くの奴隷を送り出したこと以外は何も知らなかった。空港に到着するなり武装兵士に迎えられ、特別室に連れられ財布の中まで確認された。

 当時は、全国でもトップの病院である「ジョシナ・マシェル総合病院の改修工事にかかる調査」のためアンゴラを訪れた。その時の病院の印象は未だ私の眼と鼻に焼き付いている。病院内に患者とその家族がそこらじゅうで生活をしており「ここは本当に病院?」と思ったぐらいであった。

 それから12年、2002年の和平合意以来、統一国民和解政府の下平和が定着しつつある。日本の約3.3倍の国土と、東京とほぼ同じ16百万人の人口を抱え、ナイジェリアと並ぶサブサハラ最大の産油国である。ダイヤモンドなど鉱物資源が豊富なだけでなく、70年代はブラジルに次ぐコーヒーの輸出国であったほど、農業部門における潜在力も高い。

 首都ルアンダには、生活の安定を求めて国内避難民などが停戦と共に流入し、人口が現在の推定で500万人以上へと膨れ上がり、植民地時代の70万人の都市機能を圧迫している。猛スピードで実施されるインフラ整備により、渋滞はひどく、運輸大臣でさえ「週末なら40分ですむ通勤路も平日は3時間かかる」と苦笑いするほどである。

 また、中国を含む海外からの「資源確保目当ての進出」、取り分け石油分野への投資とめまぐるしい発展とは裏腹に、5歳未満の死亡率(260/1000)はシエラ・レオネに次いで世界で2番目に最悪で、平均寿命はたったの41.7歳、53.3%の人口が都市に集中し、その大半が1ドル以下で生活をしている。さらに、人口とほぼ同数が埋設されていると言われる地雷の処理、未だキャンプ生活を強いられている多くの国内避難民・元兵士とその家族の定着や小型武器回収など、内戦の傷跡もまだたくさん残っているのが現実である。

 そんな中、我が日本が支援したジョシナ・マシェル総合病院の改修は無事完了したが、院内で働いている医療関係者の数のみならず能力も知識も27年前の状況に留まっており、大きな改善が求められている。そこで、昨年より、これまで日本の無償資金協力の支援を受けたその他のルアンダ市内の医療機関もあわせた人材育成を、4つのコース(病院管理・看護・ラボラトリ分析・X線画像処理)で3年間実施することとした。

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病院管理コース開会式
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JBPP専門家と看護コース参加者
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ラボコース実習
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参加者による病院管理の改善説明

 人材の育成なくして、これまで日本が支援した医療施設や機材を活かすことは難しく、看護師が1枚の医療処置用手袋を一日使い通す現実をも受け入れながら、彼ら達の「学びたい」姿勢を大切に支援することにより、確実に医療サービスの向上に繋がると信じている。

 9月には、16年ぶりの議会総選挙が実施される。GDPの半分以上を占める石油収入の使途を透明にし、社会基盤の改善に投資し、46.5%を占める15歳未満の子供たちの将来の働き口を確保するために、アンゴラの人々が国を挙げて人材を育てることの大切さを実感して欲しい気持ちで一杯である。



「第5回開発教育/国際理解教育コンクール」の開催について

 外務省では、平成16年度より「開発教育/国際理解教育コンクール」を実施しています。これは、学校教育などにおける開発教育・国際理解教育の実践奨励を目的とするもので、開発教育・国際理解教育を実践する際に利用可能なツール(映像素材、教材、実践例など)を全国から募集し、優秀な作品を表彰しています。過去の受賞作品を、外務省ODAホームページに掲載しています。

詳細は、外務省ODAホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/edu/contest.html
をご覧下さい。

【募集要項】

募集期間:
 5月26日(月曜日)~10月(締切予定)

応募資格:
 個人、団体を問わず、開発教育・国際理解教育に関心のある方なら、特に制限はありません。

募集部門:
 「素材」、「実践」、「プレゼンテーション」の3部門で作品を募集します。
(1)「素材」:
 写真・映像や、実践のきっかけとなるような素材を募集します。
(2)「実践」:
 開発教育・国際理解教育をテーマにした実践(実践報告や、実践計画・カリキュラムなどの実践の提案)を募集します。実際に実践したかは問いません。
(3)「プレゼンテーション」:
 開発途上国や開発途上国が抱える問題について調べた結果や、それらの問題を解決するためのアイデアなどに関するプレゼンテーションを募集します。作文、レポート、パワーポイント資料、絵画、組写真、4コマ漫画など手法は問いません。

表彰:
 各部門について外務大臣賞、国際協力局長賞、入選、特別審査員賞を表彰するとともに、「素材」部門の応募作品の中から国際協力の現場がよくわかる写真(1作品)を「日本の国際協力賞」として表彰します。

 お問合せ先 外務省国際協力局政策課広報班
 電話 03-5501-8357 ファクス 03-5157-1861



編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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