広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2008年5月14日発行 第136号

 ODAメールマガジン第136号は、タイからの「スコールと渋滞」及び「タイ産業村を訪問」をお届けします。

タイ地図

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スコールと渋滞(原稿執筆:在タイ日本国大使館 菅野 裕人 一等書記官)

 タイは熱帯に位置しますので、暑い国との印象を持たれている方も多いと思います。最も暑いのは4月で、40度を超える日も珍しくありません。現在は暑さの峠は越しましたが、それでも35度を超える日が続いています。暑さの峠を越したちょうど今ぐらいからが雨季です。

 雨季に入りますと、1日1回から数回、突然黒い雲が現れたかと思うと、遠くから恐ろしく大きな音の雷が鳴り響き、ドサーという雨が数時間程度降り続きます。運悪く外出している場合には、とりあえず軒先に避難して、小降りになるのをひたすら待つことになります。

 私も外出中に雨に降られたことがありますが、軒先で必要以上に何度も時計をみながら、ずっとイライラして待っていた記憶があります。ふと、周辺のタイ人を見ますといたって淡々と待っています。おそらくは、昔からタイの人たちはこの大雨とつきあってきて、大雨のときは待つしかないと心得ているのでしょう。

 同じように私がイライラしてしまうのが、バンコクの渋滞にはまったときです。毎日のようにラッシュ時には大渋滞がバンコクの街中で発生します。その中でもとりわけ大雨が降ったときなどは、30分たっても自動車が全く動かないときもあります。そんなときでも、バンコクの人は、じっと雨がやむのを待つように、じっと渋滞に耐えています。

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バンコクの渋滞

 ただ、雨と違い、渋滞は対処不能な自然現象ではありません。また、大気汚染の問題に加え、省エネにも反しますし、温暖化への影響も懸念されます。

 タイ政府も手をこまねいている訳ではありません。渋滞問題の解消に向け、タイ政府はバンコク都内に9つの路線を新設・延伸する計画を立ち上げました。現在、バンコクでは、多くの人が自家用車やバスに依存して通勤・通学していますが、その一部でも鉄道を利用するようになれば渋滞の緩和につながります。そしてそれは大切な地球環境を守るためにも必要なことです。

 既にバンコクには日本の円借款により建設された地下鉄を含め、鉄道網が整備されつつありますが、先般、このタイ政府の新たな動きに対して日本政府もバンコク北西部に延びる新規路線(パープルライン)への円借款付与を決定しました。

 日本とタイとの間には長い協力関係があります。渋滞についても、タイ自身の粘り強い努力と日本の暖かい後押しとで、これが改善されることを願って止みません。

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日本の援助により完成した地下鉄(シーロム駅)


タイ産業村を訪問(原稿執筆:国際協力銀行バンコク駐在員事務所 関口 祐介)

 昨年10月から今年3月にかけて、タイ政府主催「産業村視察ツアー」が国際協力銀行(JBIC)の協力のもと計3回にわたり行われ、多くの日本人参加者がタイ全土の産業村を訪問しました。

 産業村をご存知でしょうか?タイ政府は、産業村として選定した20の村で工芸品等の生産・販売を推進し、周辺の観光促進と結びつけて地域住民の所得向上を図る事業に取り組んでいます。JBICは円借款を通じてこの取組に協力しており、各村では製品販売や観光案内などを行うコミュニティセンターが建設されています。また、JBICはセンターの適切な運営を目指し、コンセプトが似ている日本の「道の駅」の経験を紹介する機会などを設けてきました。今回のツアーはこうした取組の一環であり、日本の「道の駅」関係者など様々な職種の日本人参加者が村人達と意見交換・交流を行いました。

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円借款で建設されたコミュニティセンターの前にて

 各産業村では綿織物、陶器、ココナッツ製品など、それぞれ地域の特性を生かした製品を扱っており、運営状況も様々です。とりわけ、南部に位置するキリウォン村では、草木染など質の高い様々な製品の生産・販売に加え、自然に恵まれた環境を生かしてホームステイなどの観光プログラムを組み合わせ、コミュニティが一体となって地域振興を盛り上げていました。この産業村は「道の駅」のノウハウを積極的に取り入れるなどの努力が実を結び、順調な運営振りが際立っていました。

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ナコンシータマラート県キリウォン村

 村人との意見交換では、日本人参加者から「地域の魅力をうまくアピールすることが重要」「近隣の産業村同士が連携して相乗効果を発揮すべき」「商品開発に工夫が必要」などの意見が出されました。村人からは「アドバイスを頂いて有難い。今後の運営に役立てたい」といった感謝の言葉が寄せられるなど、3度にわたるツアーは成功したと言えましょう。

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村人との意見交換

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工芸品の製作現場を見学

 各産業村はそれぞれが置かれた状況に応じて運営改善に向けた努力を続けており、産業村の今後の発展が、タイにおける都市と地方の格差是正につながることが期待されます。タイの地方に関心をお持ちの方は、是非一度産業村を訪問してみてください。



編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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