広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2008年3月5日発行 第132号

 ODAメールマガジン第132号は、カンボジアからの「発展の道を歩み始めたカンボジア」「平成19年度ODA民間モニター・カンボジア班からのご報告」、そして「ご案内:関口知宏の地球サポーター・スペシャル(BSジャパン)」をお届けします。

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New!ODAホームページ新着情報
政策評価法に基づく事前評価書(モンゴル国) ODAホームページ
東ティモール民主共和国に対するユニセフ(国際連合児童基金)を通じた無償資金協力(東ティモール民主共和国における母子保健改善計画)に関する書簡の交換について
スリランカに対する国際連合開発計画(UNDP)を通じた無償資金協力「スリランカ民主社会主義共和国の紛争影響地域における生計開発計画」に関する書簡の交換について
モンゴルに対する円借款の供与について
平成19年度 ODA民間モニター報告書
アフガニスタン・イスラム共和国に対する国連教育科学文化機関(UNESCO)を通じた無償資金協力「識字能力強化計画」に関する書簡の交換について
平成19年度ODA民間モニター報告書の提出について
世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対する拠出について
ニジェール共和国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換について
ナウル共和国に対する無償資金協力(ノン・プロジェクト無償資金協力)に関する書簡の交換について
スリランカ民主社会主義共和国に対する一般プロジェクト無償資金協力「アヌラダプラ教育病院整備計画(詳細設計)」)に関する書簡の交換について
ホンジュラス共和国に対する無償資金協力3件に関する書簡の交換について
マダガスカル共和国におけるサイクロン被害に対する緊急援助について
日本NGO連携無償資金協力(平成19年度の交換公文締結日別)
平成20年度NGO相談員に係る企画競争の実施について(既に終了しました。)
(*来年度より委託団体の選出方法や提出書類等が変更になりましたのでご注意下さい。)
モルディブ共和国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換について
ガーナ共和国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換について
国連世界食糧計画(WFP)を通じたブルンジ共和国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換について
イラク共和国に対する国連開発計画(UNDP)を通じた無償資金協力「ファルージャ母子病院設置計画」に関する書簡の交換について
バングラデシュに対する円借款の供与について
ラオスに対する円借款の供与について
エクアドルにおける豪雨災害に対する緊急援助について
マリ国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換について
ブルキナファソに対する無償資金協力(「食糧援助」及び一般プロジェクト無償資金協力「マラリア対策計画」)に関する書簡の交換について
「アフリカの発展に関する日本・アフリカ・ジャーナリスト会議」の開催について
ODAメールマガジンは、ODA政策や様々な情報をタイムリーにお届けします。
また、外務省ホームページODAコーナーでは、新着情報を次々と更新しておりますので、是非ご覧下さい。
  ODAホームページ
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html


 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


発展の道を歩み始めたカンボジア(原稿執筆:在カンボジア日本国大使館 経済協力班 森川恵実 専門調査員)

 カンボジアは、国連開発計画の発表する人間開発指標において、177か国中131番目に位置付けられる社会的・経済的最貧国です。一人当たりの平均国民所得は約500ドル(‘06)、一日0.45ドル以下で生活する貧困層が人口の約35%を占めています。戦争の暗いイメージがつきまといがちですが、戦後復興を終え、本格的な経済発展への道を歩み始めたカンボジアには、過渡期にある社会の持つ躍動感があります。

 首都プノンペンは、1991年のパリ和平以後怒涛のように流入してきた外国文化、ドル経済、地方からの労働者や犯罪等、ありとあらゆるものを吸い込みながら急速な発展を遂げており、2005年の経済成長率は13.4%を記録しました。対カンボジア投資、特に国内投資の伸びは目覚ましく、政府の発表によれば、2005~2006年1年間で、投資額が3億6569万ドルから約20億ドルへ増加したとのことです。アンコール遺跡群で注目を集めるシアムリアップにも豪華なホテルやレストランが建ち並び、目まぐるしく変わる街の様子に、発展の道を歩み始めたカンボジアの人々の、変化に対する熱意を感じます。

 他方、都市の経済発展を背に、地域間及び社会層間の経済格差が急速に拡大しており、特に人口の約8割を占める農民が貧困生活を強いられています。農業の生産性向上や産業の育成により地域格差を減らし公平な経済成長を促進することは、カンボジアの緊急課題です。また発展に伴い、十分な交通規制もないまま交通量が増加し、事故が激増しています。このような現状に鑑み、当国第一のドナーである日本も、農業開発や道路などの基礎インフラ整備を進める一方で、非政府団体(NGO)との協力により交通安全教育を支援するなど、様々な社会的側面から援助を行っています。援助にNGOが果たす役割は近年特に重要視されており、今後もNGOの更なる活躍が期待されます。

交通安全教育
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熱心にメモを取る受講生達
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授業風景

 更にカンボジアは汚職問題に苛まれており、スムーズに起業するには、非正規な資金が必要になる場合があります。このような不必要な費用の支払いは企業家達の志気を下げ、経済発展の妨げになりかねません。政府は汚職撲滅を国家開発計画の根幹として取り組んでおり、日本も民法の起草や裁判官・検察官の養成を通し、長年にわたり法の支配確立のための協力を行っています。



平成19年度ODA民間モニターからのご報告
(原稿執筆:平成19年度ODA民間モニター ・カンボジア班 川原 隆実さん 高校生)

 今回の視察を通して、日本にいた時にはわからなかったODAの必要性、重要性がわかった。視察したどの案件でも、日本の援助に対して感謝をしていた。

 特に、コンポンチャムの村で村人のみなさんが拍手で迎えてくださった時には、本当に日本の援助が人々の役に立っているということが強く感じられた。そして、ODAの現場でたくさんの日本人がいろいろなかたちで、カンボジアの自立のために活動されている姿を見て、日本人として誇りに思った。

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コンポンチャム州村落
飲料水供給計画の井戸にて

 支援活動には、NGOなどとの協力、住民との連携が大切だと知った。また、何かプロジェクトを行う時には、現地の人が主体となってやっていくことが大切であり、そして、いずれは現地の人々が自分達だけで但っていけるように、人材育成などソフト面を充実させることが重要であるということを知った。

 ODAに対して、日本の国内がきちんとしていないのになぜ外国に支援するのだという批判的な意見もあるが、日本も以前外国から支援を受けていたことがある。先進国にしかできないことは、先進国がサポートしていく必要があるのではないだろうか。国民のODAに対する関心を強め、援助の必要性、重要性を理解してもらい、現在削減され続けているODA予算を増やしていく必要があると思う。援助を必要としているところはまだまだたくさんある。

 今、高校生の私にできることは何か。今回の視察で見て、聞いて、感じたことをしっかりと伝えていくこと。それが実は、確実な国際協力への一歩だと思う。私自身、今回カンボジアへ行く前は、カンボジア=地雷、ポル・ポトといったマイナスのイメージばかりが強かった。そのイメージを取り除き、私が体感したカンボジアの姿を伝えていきたい。

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メコン架橋(きずな橋)の前で

 最後に、今回の視察を通して考えさせられたことがある。本当の豊かさとは何なのか。これから長い時間をかけて考えていきたい。



ご案内:関口知宏の地球サポーター・スペシャル(BSジャパン)
画像 3月9日(日曜日)と16日(日曜日)
16時00分~17時00分
BSジャパンにおいて「関口知宏の
地球サポーター・スペシャル」を放送します。

 平成19年度の「関口知宏の地球サポーター」は7か国(パプアニューギニア・マレーシア・ガーナ・中国・ブラジル・モルディブ・スリランカ)を訪れ、毎週金曜日21時54分~22時00分にテレビ東京で放送してきました。視聴者の方やメールマガジンの読者の皆様から再放送のご要望や放送地域外の方からも「是非番組を見たい」との声を多数頂きました。
 そこでこのたび、平成19年度に取材した7か国について、各国が抱える問題とそれに取り組む日本の援助をテーマ別に分けて2週にわたり紹介することになりました。お見逃しなく。
(「関口知宏の地球サポーター」番組ホームページは
 http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyu-s/)

(第1回放送)

日時: 3月9日(日曜日)16時00分~17時00分(BSジャパン)
内容: 「日本の知恵を活かした国づくり」
「未来の人材を育てる援助」
「水にまつわる日本の援助」
「ヒトを通じた援助」
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(パプアニューギニア:
観光産業の協力)

(第2回放送)

日時: 3月16日(日曜日)16時00分~17時00分(BSジャパン)
内容: 「人々の暮らしを変える」
「人々の命・健康を支える」
「地球の未来を考える」
「世界で活躍する日本人」
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(関口さんの絵日記より)

【お知らせ】
 「関口知宏の地球サポーター」は4月より「知花くららの地球サポーター」として生まれ変わります。放送地域も関東(テレビ東京)の他、関西(テレビ大阪)と東海(テレビ愛知)に拡大し、世界各国で活躍している日本人の姿を紹介していきます。



編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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