広報・資料 ODAメールマガジン

ODAメールマガジン/2007年9月20日発行 第121号

 ODAメールマガジン第121号は、中華人民共和国からの「中国に対する円借款、中国関係者真剣に対応」 「みんなの心が一つになった。標高3000メートルの小学校で運動会!」、そして「外務省主催NGO研究会(NGOの保健分野における国際機関との連携)」をお届けします。

中華人民共和国地図

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平成20年度予算(概算要求)
タンザニアに対する一般プロジェクト無償資金協力(「HIV・AIDS対策計画」)に関する書簡の交換について
ガーナ共和国における洪水災害に対する緊急援助について
ケニア放送公社に対する一般文化無償資金協力について
ケニアに対する一般プロジェクト無償資金協力(HIV・AIDS対策計画)に関する書簡の交換について
タンザニアに対する円借款の供与について
ミャンマーに対する緊急無償資金協力について(ポリオ予防接種に対する支援
政策評価法に基づく事前評価書(インドネシア共和国)
平成18年度NGO専門調査員 調査・研究報告書
無償資金協力(入札等結果の公表)(平成18年度)
無償資金協力(入札等結果の公表)(平成19年度)
インドネシア共和国に対する無償資金協力「鳥インフルエンザ等重要家畜疾病診断施設整備計画」に関する書簡の交換について
「経済協力調整員」募集及び説明会のお知らせ
ニカラグア共和国におけるハリケーン災害に対する緊急援助について
カンボジア王国に対する無償資金協力(「第二次地雷除去活動支援機材開発研究計画」)に関する書簡の交換について
カーボヴェルデ共和国に対する無償資金協力(ミンデロ漁港施設拡張計画)に関する書簡の交換について
エリトリアに対する一般プロジェクト無償資金協力(地域医療向上計画)に関する書簡の交換について
ネパールに対する無償資金協力(カトマンズ-バクタプール間道路改修計画(詳細設計))に関する書簡の交換について
ボスニア・ヘルツェゴビナに対する一般プロジェクト無償資金協力(道路維持管理用機材整備計画)に関する書簡の交換について
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 なお、このODAメールマガジンでは、ODAの現場で働いている人々や実際にODAを視察した方々の生の声をお伝えしておりますので、本メルマガに掲載されている意見は執筆者個人の意見であり、政府の立場を示すものではありません。


中国に対する円借款、中国関係者真剣に対応 原稿執筆:在中国日本国大使館 等々力 研 一等書記官

 来年の夏に北京でオリンピックが開催されますが、現在、中国はもっとも注目を浴びている国の1つではないでしょうか。しかし、中国には北京や上海といった沿海部の発展しているところだけではなく、内陸部には発展が遅れているところがあることはあまり知られていないのではないでしょうか。

 中国には、日本の都道府県に相当する地方行政単位が合計で31か所ありますが、一人あたりの国内総生産(2006年)で比較すると、最も多いのは上海市で54917元(1元=15円で計算すると約82万円)、北京市の49505元(約74万円)、天津市の40961元(約61万円)がそれに続きます。2万元(約30万円)以上のところは、これを含めて10か所に過ぎず、1万元(15万円)から1万7000元(約26万円)が18か所、1万元未満が3か所、最も少ないのは貴州省で5750元(約8万6000円)です。中国はこのように経済的な格差があるところです。

 日本政府は中国政府に対して1979年度から2006年度末迄で総額約3兆2700億円を限度とする円借款を融資することを約束してきています。中国政府はそれを国内のインフラ整備や環境対策等に利用し、日本政府に対して元本並びに利子を毎年滞りなく返済してきています。なお、日本政府と中国政府は、2008年の北京オリンピック前にこの円借款を円満に終了させる方針を確認しています。

 一時期、日本の中国に対する円借款事業を中国の人々が感謝していないのではないか、或いは、そもそも知らないのではないかということが言われていました。しかし、今年4月に中国の温家宝総理が訪日された際、温家宝総理は国会演説において、中国の改革開放政策への日本政府と日本国民からの支援を中国人民は永久に忘れない旨述べられておりますし、その後、発表された「日中共同プレス発表」においては、「双方は、2008年に終了する日本の対中円借款が、中国の経済建設及び経済面での日中協力に積極的役割を果たしたとの認識で一致し、中国側はこのことに対して感謝の意を表明した」と明確に記されました。

 ここで、私が円借款事業関係で出張した時のことを紹介したいと思います。私は4月20日に河南省の省都である鄭州市に円借款事業である「河南省植林計画」の起工式典に出席するために出張しました。この事業は河南省において土壌流出軽減や生態系保全等を目的に植林を行うもので、総額約74億円を融資するものです。

 私が、この式典に出席して驚いたのは、中国側の真剣な対応ぶりです。彼らはこの式典を河南省の人民会堂(省の議事堂に相当)に河南省の林業、財政部門関係者約200人集めて行いました。そして、河南省の幹部は、集まった関係者に向かって、「省の財政が厳しい中、日本の円借款を無駄なく、効率よく利用する必要がある。また円借款は返済期間が40年と長く、利率も0.75%と極めて優遇されたものである」、「本件事業は借款で植林を行うものであり、高水準、高品質を堅持しなければならない」との檄を飛ばしていました。

 今回の出張で私が感じたことは、中国側が円借款事業として日本政府に要請してくるものは、中国にとって重要な事業だということ、また、それは返済を伴う債務になることから、中国としては、それを関係者に広く知らしめ、真剣に取り組んでいるということです。

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みんなの心が一つになった。標高3000メートルの小学校で運動会! 原稿執筆:青年海外協力隊員(短期派遣、涼山民族中学、日本語教師)中村 直子 さん

 私は短期隊員として四川省涼山州へ赴任しました。涼山州は中国の貧困地域のひとつであり、彝(イ)族という少数民族の人々が多く暮らしています。涼山州で活動している協力隊員は、毎週一回、標高約3000メートルにある「山の小学校」(皇崗小学校)を訪問し、子供たちに音楽、美術、体育、衛生、緑化教育などを行っています。2007年6月2日、この「山の小学校」で、第三回文化体育祭が開催されました。

 文化体育祭当日は日ごろからご支援をいただいている中国、日本、双方の関係者の方々や子供たちの父兄も大勢参加してくださり、小さなグランドは埋めつくさんばかりの参観者でいっぱいになりました。子供たちはこの日のために一生懸命練習してきた競技や歌、踊りなどを披露してくれました。

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 いろんな競技や演技を通して、努力すること、みんなで協力し合うこと、相手を思いやることなど、身を持って学んだことがたくさんあったのではないかと思います。プログラムの最後に全員で輪になって彝族のフォークダンスを踊りました。その瞬間、国境や民族の壁を越え、大人も子供もみんな、その場に集まったすべての人々の心が一つになったという感覚に包まれました。

 私は時々「自分がしていることは本当にそこの人たちのためになっているのだろうか」と悩むことがあります。しかし、活動をとおして悩んでいく中で、自分自身が少しずつ変化していくことに気づかされることがあります。それはまさに、そこにいる周囲の人々に教えられていることでもあるのです。今回の文化体育祭に参加して、更にそのことを実感しました。私たちが悩みながらやってきたことが、それに関わる人々にとっても、少しでも意味のあるものであってほしいと願ってやみません。



外務省主催NGO研究会(NGOの保健分野における国際機関との連携)

 外務省は、NGOの専門性の強化、能力構築のためNGO自身の企画、実施による「NGO研究会」と称される企画を毎年実施しています。
 今回は、本年度活動を行っている3本のNGO研究会のうち、「NGOの保健分野における国際機関との連携」によるシンポジウムのご案内をお伝えします。

<シンポジウム>

「世界の子どもたちによりよい保健と教育を!!
 =保健と教育分野のMDGs達成に向けたユニセフとNGOのパートナーシップ構築をめざして=」

日時:9月26日(水曜日)午後4時~6時30分
場所:国連ハウス5階 コミッティールーム
  • 東京都渋谷区神宮前5-53-70
  • 東京メトロ半蔵門線・銀座線表参道駅下車徒歩5分
  • JR渋谷駅下車徒歩7分
  • 地図:
    http://www.unu.edu/hq/japanese/access/index.html
主催:外務省(NGO研究会:NGOの保健分野における国際機関との連携)
事務局:特定非営利活動法人 アフリカ日本協議会
  • 担当:稲場雅紀(国際保健部門プログラム・ディレクター)
  • 電話:03-3834-6902
  • 電子メール:ngo.kenkyukai@gmail.com
申込・問合せ
  • 申込期限:受付等の都合上、9月24日正午までにお願いいたします。
  • 詳しくはこちらをご覧ください。


編集・発行 外務省国際協力局(〒100-8919 千代田区霞が関2-2-1)

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