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□●□ ODAメールマガジン □●□ 2003年4月25日発行 第17号
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 ○● トピックス ●○

 ○マレーシア・マルチメディア・ネットワーク教育プロジェクト
  (プロジェクト・チームリーダー 渡部 義太郎)
 ○マレーシアの木材事情
  (シニア・ボランティア(合成の製造・マーケティング)鈴木 富久
 ○[New!!]ODAホームページ新着情報



 ◇◆ マレーシア・多様な協力の姿 ◆◇

 「マレーシア」と聞いて、みなさんはどんな国をイメージしますか。自然豊かな国、近代的な高層建築が立ち並ぶ都市、ハイテク化を進める国、いずれもマレーシアの素顔です。日本からの協力も、この国の様々な素顔のもとで進められています。今回はその中から、プロジェクト方式技術協力により行われている「マレーシア・マルチメディア・ネットワーク教育プロジェクト」とシニア・ボランティアの方による「マレーシアの木材事情」を紹介します。


 ◇◆ マレーシア・マルチメディア・ネットワーク教育プロジェクト    
(プロジェクト・チームリーダー 渡部 義太郎) ◆◇ 


 これは衛星通信を使ったハイテクで高等教育を拡大するJICAのプロジェクトです。
 マレーシアは2020年までに先進国入りするために知識集約型経済(K-Economy)への移行を目指しています。その名もずばりのマルチメディア大学は、これを支えるICT分野等の工学系の人材育成のために設立された新鋭の大学です。国の内外から集まった若く意欲的な講師陣と競争で選りすぐられた学生が活気にあふれたキャンパスを創り出しています。

 プロジェクトは、このマルチメディア大学の講義を衛星放送を使った遠隔地の教育機関に配信して、より多くの人材育成を行うとともに、いままで機会のなかった遠隔地域においても高等教育を受けることができるようにすることをねらいとしています。

 プロジェクトは、わが国のICTを活用して「リアルタイム」「双方向」の遠隔教育を実現します。大学で講義中の講師画像を送信して、遠隔地の教室にバーチャルの「対面式」授業を実現させます、そして講師と遠隔地の学生がマイクやパソコンのチャットを使って「対話」ができる仕組みにしています。また、遠隔地の教室の学生の集中力を持続させ、低下させないように、授業手法も工夫し、マルチメディアを駆使した教材の開発も行うことにしています。

 こうしたハイテクを使ったシステムですが、意外と基本的な点が重要であると気づかされます。まず、音声の重要さです。講師の声の強弱やマイクを使ったしゃべり方への注意も必要ですが、通信の基本であるスピーカーから流れてくる講師の声が割れていたり、聞き取り難いと、とたんに講義への集中力が失われます。また、遠隔地の学生にとっては、講師が自分たちを十分に意識した話し方をしているかどうかも講義に集中する上で重要な点です、講師は自分の目の前の学生だけでなく、カメラに向かって遠隔地の学生に話し掛ける姿勢が求められます。

 現在私を含めて5名の専門家が日本から派遣されJICAが供与した遠隔教育システムの技術面の支援をしています。このプロジェクトによって更に多くの人材を育てることができるように、大学の関係者と協力して仕事に取り組んでいます。


 ◇◆ マレーシアの木材事情 
(シニア・ボランティア    
(合成の製造・マーケティング)鈴木 富久) ◆◇ 


 私はマレーシアに派遣され、任国の合板工場を巡回して、生産技術等のアドバイスを行っています。マレーシアの木材産品の輸出は全輸出額の4.3%を占める重要産業です。合板の主産地がマレーシアのサラワク州を中心とした熱帯林地域であり、日本を主たる輸出先として丸太及び合板の生産、輸出を行ってきた50年余りの歴史があります。

 しかし、マレーシア全体の天然林の蓄積量は減少の一途を辿っています。サラワク州の隣のサバ州にある工場の指導に出向いた折、緑に覆われた熱帯林ジャングルを期待していましたが、上空から見た景色は赤い地肌の林道が網目の様に延びた山々であり、山肌からは幾筋もの野焼きの煙がたなびいていました。現在では、主たる原木は南洋材として広く知られているマレーシア産のラワン材ではなく、日本では合成用としては併用されない少径の雑林や、ニュージーランドから輸入されている松材を使っている工場が多くあります。中には25年生前後の植林木が30%、ゴムの木が30%、残り40%が少径の雑林を使用した製品を下地用途として英国に輸出している工場もあります。

 そうした工場から私に依頼されたテーマは、輸入松材とあまり利用されないアガティス材の供用技術の確立です。両樹種とも私には扱った経験がなく、しかもアガティス材は曲がったり割れたりしやすいため、困り果てたのが正直な心境でした。幸運にもサバ州にはJICAより派遣された植林・森林保全等の専門家が数名おられ、プロジェクトの指導に当たっておられます。その方々より両樹種の特性を教えて頂いた事、日本の関係者からも多くの情報を得ることが出来たこと、その上工場の優秀なスタッフ達と力を合わせ加工法開発に集中できたこと等の結果、期待された問題解決に答えることが出来ました。今ではアガティス材の化粧用ベニアを米国へ輸出できるようになりました。
 東南アジアの森林資源が大きく様相を転換していく中で、将来の地球環境を維持する為にも、苦悩する木材産業の維持育成の為にも、更なる日本の協力が必要と考えます。

 私も微力ながら、その一助になるよう尽力する所存です。


 ◇◆ [New!!] ODAホームページ新着情報 ◆◇ 

◆平成15年度ODA民間モニターの募集

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◆無償資金協力(平成14年度の交換公文締結日別)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/siryo_5_17.html

◆東ティモール便り~国造りの現場から(第8話 ベストを尽くせ)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/hanashi/g_report/report_8.html

◆有償資金協力(平成14年度の交換公文締結日別)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/siryo_5_15.html

◆ODAタウンミーティング in 高松(議事概要)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kondankai/2/takamastu_mg.html


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