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□●□ ODAメールマガジン □●□ 2003年3月14日発行 第14号
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 ○● トピックス ●○

 ○2度目のグァテマラ共和国
  (青年海外協力隊 シニア隊員 
   小学校教諭/教育アドバイザー 河澄 さつき
   配属先:グァテマラ共和国教育省教育開発局プログラム・プロジェクト部
   派遣期間:2002年3月7日~2004年3月6日)
 ○グァテマラ・ウエウエテナンゴ県教育事務所での活動
  (青年海外協力隊員 肥田木 玲子
   配属先:グァテマラ 職種:プログラム・オフィサー)
 ○[New!!]ODAホームページ新着情報



 ◇◆ 2度目のグァテマラ共和国
    青年海外協力隊 シニア隊員 
    小学校教諭/教育アドバイザー 河澄 さつき    
配属先:グァテマラ共和国    
教育省教育開発局プログラム・プロジェクト部    
派遣期間:2002年3月7日~2004年3月6日 ◆◇ 


 現在私は、グァテマラ共和国教育省に青年海外協力隊シニア隊員として派遣されています。1999年12月より2年間、理数科教師として派遣されてから2度目の当国への赴任となります。
 協力隊員時代は、湖の美しいソロラ県において、県教育事務所教育開発局のメンバーとともに、小学校教員に対する算数・理科の研修会を実施しました。先生方は明るく熱心な方が多く、同僚から依頼され実施した幾何学要素を取り入れた算数の研修会においては、「算数とは数字を扱うだけの学問だと思っていた。こういう活動が子どもたちの論理的思考力を育てることを学んだ。」と、うれしいコメントをいただくことができました。しかし、政権交代直後の配属先赴任になったため、カウンター・パートの不在、配属先政策の不確立等に遭遇し、活動が順調に展開されたのは着任2年目よりでした。
 その当時、100名を越える隊員が派遣されており、その中の30名程度を占める教育関連隊員の多くより、類似した配属先の傾向が報告されました。
 そのため、私の前任者にあたるグァテマラ国における初代の教育分野シニア隊員が、「初等教育算数プロジェクト」を立案しました。一定の隊員を、グァテマラ国教育省、各県教育事務所が共通して抱える問題改善のために派遣し、同一の目標に向け、隊員同士が連携を持ち、活動を展開するというのが目的の一つです。
 その頃、教育省の委託により、一私立大学において算数科・スペイン語科についての児童学力評価が実施されました。その結果が県毎、また市毎に発表され、各教育県事務所では算数の学力の低さに驚かされ、その改善に努めようと、プロジェクトが立案される等の対策が練られました。その一環として、前任者の立案した初等教育算数プロジェクトに対しても、多くの県教育事務所より隊員派遣要請が出されました。
 現在、昨年7月に着任した4名の小学校教諭・理数科教師隊員とともに隊員グループを形成し、主に貧困層の多いと言われる先住民地域を中心に、当国の初等教育算数科の児童学力向上を目指し、試行錯誤を重ねています。  多くの先生方がわれわれに対し、「私たちは多くの研修会を受けてきました。それが十分だとは言いません。しかし、なんの関連性もなく、短期間において研修会が実施され、新しい教材が紹介され、それを使いこなす間もなく他の研修会が展開され、私たちは何をどう児童に教授すべきなのか混乱しています。もう新しい教材にはうんざりしています。それよりも、混乱を避け、児童のどの時期にどの内容を教授すべきなのか、6年間関連性を持った確実な指導法を身につけたいと考えています。」と訴えてきました。多くの援助団体が、それぞれの都合で教室の中、また研修会に登場し、独自の教材を提示し、事後のフォローなしに去って行く。当国の未来を形成するはずである学校が、混乱しています。
 そこで、われわれ初等教育算数プロジェクトグループが考えることは、「先生方自ら授業を観察し合い、お互いに意見し合い、お互いに高め合う環境作りのお手伝い」です。協力隊員は、ともすると自分が主人公になりがちです。自分が児童の前に立ち、児童の輪の中心に立ち、「私はこの子たちの役に立っているのだ」と、実感したくなりがちです。しかし、協力隊はその後去らなければなりません。そこで一生教鞭をとることができるわけではありません。あくまでも主役は子どもたち、また彼らの第一の指導者は、その学校の先生方なのです。
 授業を観察すること、されることの経験のないこちらの先生方には、大きな障害があります。しかし、自分の非を認め、他人の言葉に耳を傾け、お互いに向上心を持つことが、この国の教育の質の向上には不可欠であると思われます。そのため、粘り強く学校を巡回し人間関係を構築しつつ、また多くの問題に直面しながら先生方と切磋琢磨し、このプロジェクトの成功に向け日々活動に励んでいます。


 ◇◆ グァテマラ・ウエウエテナンゴ県教育事務所での活動 
青年海外協力隊員 肥田木 玲子    
配属先:グァテマラ 職種:プログラム・オフィサー ◆◇ 


 私の赴任地は、グァテマラ共和国西部の、ウエウエテナンゴ県ウエウエテナンゴ市です。標高約2400メートルのクチュマタネス山脈のふもとにあるこの町で暮らし始めて、1年と1ヶ月が経ちました。県内には、高山の乾燥した気候から、湿気の多い熱帯性の気候まであり、変化に富んだ景観を楽しむことができます。また、県民の過半数を占めるマヤ系住民の、鮮やかな民族衣装は、何度見ても素晴らしいです。各市が独自の衣装をもっており、赴任後しばらくしてからやっと、各衣装を見て出身地を言い当てることができるようになりました。
 私の配属先は、この県の教育を管轄している県教育事務所の、スペイン語とマヤ系言語の二言語教育を推進する課です。ウエウエテナンゴ県では、スペイン語も含めて10言語が使用されています。その中で話者人口の多いマヤ系言語の一つが、「マム語」です。私は、プログラム・オフィサーとして、この「マム語」使用地域の教育・社会・経済面などの現状調査を行っています。  グァテマラでは現在、教育改革が行われており、カリキュラム改革が1つの大きな柱です。小学校教育では、国レベルの統一カリキュラムが去年作成されました。そして、次の段階として、国レベルのカリキュラムをもとに、社会言語地域ごとの特性に合わせたカリキュラムを作成することになっています。私が担当となっている調査は、このカリキュラム作成のための基礎情報として役立つものです。
 活動1年目は、教育省や他の省庁の資料、また今までに行われた調査の情報を集め、整理をしました。日本と違って情報の整理がしっかりとされていないので、どこに何の情報があるかを知るのにも、かなりの時間がかかってしまいます。また、自分がどんな情報がほしいのか、スペイン語で説明するのに苦労することもしばしばですが、快く対応してくれる方々に会い、グァテマラや日本の話に花を咲かせると、その苦労もすっかり忘れてしまいます。
 あっという間に、任期も残り9ヶ月となってしまいました。残りの任期で、学校・親・こどもへの教育に関するアンケートを行い、調査結果をまとめたいと思っています。隊員1人ができることは、本当に僅かなことですが、この調査が間接的にではあっても「マム語」地域の生活環境の改善に貢献できることを願っています。
 同僚達は、マヤ系言語を話す子供たちが、小学校前・小学校教育で、母国語で授業を受けることができるよう、又、外国語としてのスペイン語教授法使用により、スペイン語を効率良く学習できるような環境の整備に、日々励んでおります。彼らと共に仕事をし、調査の一環として学校を訪れてみることも多いのですが、二言語教育推進の為には、まだまだ足りないところが多く目につきます。各言語地域に共通の問題としては、先生や親の二言語教育に対しての理解不足、二言語教育教材の不足、二言語を話せる先生の数の不足、行政における二言語教育推進人材の不足など、数え上げればきりがありません。
 また、「マム語」は、グァテマラ全土で2番目に話者人口が多いマヤ言語なので、プロジェクトや国際援助の恩恵を受けやすい地域です。しかし、他の言語地域は、「マム語」地域ほど、その恩恵がまわってきません。なぜ「マム語」地域だけが優遇されるのか、との不満の声も聞こえてきます。「マム語」以外の言語には国定教科書さえもないという状況でした。そこで、同僚と共に相談をし、現地NGOと協力をして、県北部の「カンホバル語」地域の、二言語教育印刷プロジェクトを立案し、日本国大使館の草の根無償の支援をいただけることになりました。
 グァテマラの子ども達全てが、学校で勉強する機会を得て、母国語による質の高い授業を受けられるようになるまでの道のりは長そうですが、その目標達成に少しでも貢献できたらと、日々の活動を行っています。


 ◇◆ [New!!] ODAホームページ新着情報 ◆◇ 

◆調和化ハイレベルフォーラム(概要と成果および今後の課題) 

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/doukou/dac/chowaka_gh.html

◆日本NGO支援無償資金協力 (平成14年度の交換公文締結日別)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/ngo_m15_02.html

◆「ODA総合戦略会議」第7回会合・議事録

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kondankai/senryaku/7_gijiroku.html

◆アジア通貨危機支援評価

(概要)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/asia_tuka.html
(全文)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/kunibetu/gai/asia_tuka/th99_01_index.html

◆対越円借款ロングリスト(2002~2004年度)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/sonota/longlist/list.html

◆ 日本のODAプロジェクト

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/gaiyou/odaproject/index.html

◆中国新疆ウイグル自治区における地震被害に対する緊急援助について

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/jisseki/keitai/kinkyu/030228.html

◆草の根無償資金協力(平成14年度の交換公文締結日別)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h_14/gctb_0209.html

◆平成14年度「NGO キャパシティー・ビルディング短期研修」
 研修報告会への参加者募集について

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/2002/0214_9.html
ページの掲載は終了致しました。

◆ DAC「評価および結果重視マネジメントにおける基本用語集」

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/kaikaku/hyoka/dac_yogo.html


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