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□●□ ODAメールマガジン □●□ 2003年2月24日発行 第13号
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 ○● トピックス ●○

 ○中米にも「日本橋」があります
  (在ホンジュラス日本大使館)
 ○対ペルー無償資金協力 日秘友好病院(母子病院)への期待
  (在ペルー日本大使館)
 ○[New!!]ODAホームページ新着情報



 ◇◆ 中米にも「日本橋」があります
在ホンジュラス日本大使館 ◆◇ 


 その日はとても暑い1日でした。首都のテグシガルパから曲がりくねった山道を車で約2時間半くらい南に走ったところにその橋があります。
 1998年10月末に中米各国を襲ったハリケーン・ミッチは、ホンジュラスに死者6千名、行方不明者5千名と言われる未曾有の被害をもたらしました。このハリケーン・ミッチが襲来する僅か5ヶ月前、日本の援助で「新チョルテカ橋」が建設されました。この橋は日本の最新の工学基準で建設されたことから、荒れ狂うチョルテカ川の激流にも微動だにせず、そのまま無傷で残ったのですが、橋にアプローチしている道路が河川の増水に伴い両側とも寸断され、橋だけがポツンと取り残された形になってしまい、また川の流れも全く変わってしまったため、「新チョルテカ橋」に繋げる形で新たな橋の建設が必要となりました。中米諸国間の円滑な商業交通の確保と地域の発展に重要なこの橋の建設に日本が再び協力することになりました。
 2002年9月14日、ホンジュラス側よりマドゥーロ大統領、ウイリアムス副大統領、政府閣僚多数、日本側より竹元駐ホンジュラス大使が出席し、盛大な竣工式典が執り行われました。この日から「新チョルテカ橋」は「ソル・ナシエンテ(日本)橋」として生まれ変わりました。ハリケーン災害後、日本の援助により8つの主要な橋の架け替えが行われていますが、この「日本橋」の完成で残すは2橋となりました。
 「日本橋」の長さは484メートルで、コンクリートで造られたこのタイプの橋では恐らく中南米では最長、世界的にも最も長い橋の一つと言えるようです。
 マドゥーロ大統領は、式典の挨拶の中で、一国の発展にとり資源の有無がそれを左右するのではなく、国民一人一人の姿勢と教育の質が重要であるということを説き、ホンジュラス国民は、豊富な天然資源を持たず、世界大戦による廃墟の中から、今日世界の大国として世界の技術と開発の最先端を行く日本を手本とすべきであると熱弁しました。また、竹元大使は日本がホンジュラスの教育分野に対し数々の協力を行っていることを強調しました。
 今、ホンジュラスの日本大使館では文化省とともに、ホンジュラス人の劇団による「米百俵」の上演準備を進めています。今年の6月頃には上演が実現することになりますが、ホンジュラス国民がこの劇を通じて、教育が国の発展にとり如何に重要であるかということを学んでくれればいいと思っています。
 「日本橋」のあるチョルテカ県は、ニカラグアに隣接し、ホンジュラスの中でも最も暑い所として知られています。ここで暑さと橋に関するエピソードを一つ・・・。
 筆者は1994年から2000年までの6年間、ニカラグアの日本大使館で経済協力を担当し、やはり日本の援助で建設された橋の竣工式に出席したことがあります。ニカラグアという国の暑さはハンパではありません。その時の話で後々笑い話のネタにされたようですが、竣工式典が始まる直前に2人の真っ黒い顔をした大男が駆け寄って来たのに驚いた私が恐怖のあまり逃げようとしたところ、その2人の大男は橋の建設に携わり、1年にもわたる炎天下での仕事で現地の人も驚くほどに日焼けした日本のゼネコンの人たちだったというものです。
 チョルテカの砂混じりの熱風を浴びながら、あの日と同じように真っ黒に日焼けしたゼネコンの人たちを見て、フトその時のことを思い出し、今度こそは笑い話のネタにされないようにと肝に銘じながら、大統領ほか政府要人の挨拶の内容を汗ビッショリで書き留めた、本当に暑いホンジュラスの「日本橋」の竣工式典でした。


 ◇◆ 対ペルー無償資金協力 日秘友好病院(母子病院)への期待 
在ペルー日本大使館 ◆◇ 


 ペルーの首都リマにある「母子病院(Instituto Materno Perinatal )」(IMP)は、1829年に「リマ産婦の家(Casa de Maternidad de Lima )」として開院した伝統ある医院です。IMPでは、開設以来、危険性の高い患者を中心に、産科、婦人科、新生児、2歳児までの乳幼児の患者に対する専門的な医療を行ってきました。
 また、IMPはリマ市の中心街の多くの住民が居住する地域に立地し、この地域の正常分娩を取り扱う役割もあります。そのため、地域住民の多くは、IMPに対して「この病院で生まれた」という愛着を持っています。また、病院の周りには、赤ちゃんのための衣類、おもちゃ、出産祝いの生花などを売る露天商や店舗が集まり、この病院とともに生活を営む人たちに囲まれ、人と車と物が集まり雑然とした中心街とは別の雰囲気のある一画です。
 しかしながら、このIMPも長い歴史の中で、施設の増改築、医療機器の移設、組織改変等により、病院施設としての機能低下や、医療機器の老朽化が進み、抜本的な改善が必要な状況にあり、地域住民も病院の再生に大きな期待を寄せていました。
 このような中、日本政府は妊産婦、幼児に対する医療の質を向上し、乳幼児や妊産婦の死亡率の改善や罹患率の低減に寄与するため、無償協力で病院を再生する為の援助を行いました。そして新病棟(鉄筋コンクリート造4階建て、約8,200平方メートル)は、99年度から2カ年に渡る無償資金協力(23.5億円)により2001年10月に完成しました。
 現在、新病棟完成後1年を経過しましたが、IMPでは日本から供与された病院施設と医療機材を活用し、これまでペルーで未着手だった胎児手術も可能になりました。また、超未熟児や早期出産児へのケアー等、これまでペルーではあきらめざるを得なかった診療・手術の実現や、母体の安全性の向上など、徐々に成果を得つつあります。また、産科、新生児科のみならず、婦人科において重度の肝臓疾患の30代の女性が、約2ヶ月間、数回にわたる輸血や開腹手術等を経て快方に向かうなど、新たな成果を得ています。ペルーの母子健康保健改善のためになされた我が国の経済協力が成果をあげ、これに対して、大きな感謝が寄せられています。
 一方、IMPでは、施設を利用して国内各地から医師や看護婦、医療技術者を集めた研修も進めており、本年1月には、USAID、JICAが協力し、女性・乳幼児・小児の健康保全と発育促進に関する全国研修が行われ、地方の医療関係者等が参加し技術の研鑽に取り組んでいます。また、より高い医療技術を修得するため、日本の専門家による医療技術指導等を受けていきたいとの強い希望が、病院関係者から示されています。
 これまで著者は、この病院を数回訪れていますが、訪問の度に、この病院を支える院長をはじめとする管理部門、医療スタッフ・看護婦・技術者、施設を支える施設管理者等、現場の全ての人たちが、ペルーの母子医療改善のため、各自の責任を認識し、真剣に取り組んでいると、肌で感じます。
 このIMP新病棟が、ペルーの母子健康保健分野をリードする中核施設として、さらに発展していくことを期待しています。


 ◇◆ [New!!] ODAホームページ新着情報 ◆◇ 

◆「ODA総合戦略会議」第8回会合の開催について

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kondankai/senryaku/senryaku_8.html

◆ヴィエトナム国別評価報告書(全文)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/kunibetu/gai/vietnam/kn01_01_index.html

◆対チュニジア円借款ロングリスト

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/sonota/longlist/tunisia.html

◆無償資金協力(平成14年度の交換公文締結日別)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/siryo_5_13.html

◆「ODA総合戦略会議」第6回会合・議事録

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kondankai/senryaku/6_gijiroku.html

◆タンザニア・援助実施体制評価

(概要)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/tanza4.html
(全文)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/kunibetu/gai/tanzania/ej01_01_index.html

◆青少年開発教育スタディツアー参加者決定

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/news/news_4/seishonen.html
ページの掲載は終了致しました。

◆日本NGO支援無償資金協力(平成14年度の交換公文締結日別)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/ngo_m15_01.html

◆ODAタウンミーティング in 大阪(議事概要)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kondankai/2/osaka_mg.html

◆アジア通貨危機支援評価(概要)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/asia_tuka.html

◆有識者評価(チリの南南協力支援に関する評価調査)報告書

(概要)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/report/nnk_cc.html
(全文)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/kunibetu/gai/nnk_cc/yu01_01_0001.html


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