「ADB(アジア開発銀行)」(Asian Development Bank)の日本特別基金(Japan Special Fund)を通じた協力 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの域内協力推進(フェーズ2) (Promoting Subregional Cooperation among Cambodia , the People's Republic of China, Lao People's Democratic Republic, Myanmar, Thailand and Viet Nam (Phase 2) ) |
承認年 | 1993年 |
承認額 | 250万ドル |
案件概要 | GMS諸国の政治経済的発展を背景に域内協力促進支援を目的として、域内運輸・エネルギー部門調査準備、運輸プロジェクトのアセスメント・準備、対外貿易・投資環境調査、環境問題の検討、合同の教育ニーズと労働力の域内移動への取組、観光影響調査、域内協力に関わる制度的側面の調査、域内諸国間協議を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | 流域環境監視・情報システム (The Subregional EnvironmentalMonitoring and Information System Project) |
承認年 | 1995年 |
承認額 | 100万ドル |
案件概要 | 域内諸国は同様の環境関連問題を抱え、また一国のイニシアティヴが隣国に影響を及ぼすため、環境・自然資源に関する情報の共有が必要。本案件実施により域内に影響を与える環境管理政策や資源分配を最新の情報に基づいて行うことを目的とした環境・資源情報共有メカニズムを提供。 |
カンボジア、ベトナム | |
案件名 | GMSインフラ改良:ホーチミン市~プノンペン (Greater Mekong Subregion - Infrastructure Improvement: Ho Chi Minh City to Phnom Penh Highway Project) |
承認年 | 1995年 |
承認額 | 300万ドル |
案件概要 | 国家間を繋ぐ輸送インフラ不足は域内協力における最大の障壁。本プロジェクトでは人口が多く農業が盛んな地域を結ぶホーチミン(ベトナム)ープノンペン(カンボジア)ーメコンデルタ間輸送路を改良。契約書・調達支援、政府職員・地元コンサルタントのトレーニングを通したキャパシティービルディングも含む。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | GMSにおける雇用促進と訓練の協力 (The Cooperation in Employment Promotion and Training in the Greater Mekong Subregion Project) |
承認年 | 1996年 |
承認額 | 60万ドル |
案件概要 | 域内の就労人口の多くが技能不足で失業もしくは無職状態にある。域内諸国の経済状況の変化に伴う雇用に必要な技能の多様化の中で、域内には訓練施設が不足。本案件では労働市場情報の共有、訓練・技術証明書の域内単一基準採用、技術移転の一部としてのインストラクターを通した雇用促進と技能を持つ人材の交換を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | 流域環境訓練・制度強化 (Subregional Environmental Training and Institutional Strengthening in the Greater Mekong Subregion) |
承認年 | 1996年 |
承認額 | 80万ドル |
案件概要 | GMS地域は急速な経済・工業発展、人口増加、都市化、資源枯渇により深刻な環境悪化に直面しているが、政府間調整欠如や不適当な法・基準、人材不足、規制施行能力の欠如のため、域内環境保護や自然資源管理は、十分になされていない。本案件では域内環境・自然資源管理に関して制度面での域内調整、訓練ニーズ発掘・実施、訓練マニュアル作成を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | 物資と人の越境移動に対する制度的障壁の緩和 (The Mitigation ofNonphysical Barriers to Cross-border Movement of Goods and People) |
承認年 | 1996年 |
承認額 | 18万ドル |
案件概要 | 域内において越境移動に関する制度的障壁が問題。本案件ではこの分野に関して域内での既存の国際協定適用と国内法との一致を図るため、調査と各国代表参加セミナーを通して、優先すべき越境輸送関連課題のまとめ、国際協定の域内における適応性とその域内適応のための修正の可能性を陸上輸送に焦点を当てて検討。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの域内協力推進(フェーズ3) (Promoting Subregional Cooperation among Cambodia, the People's Republic of China, Lao People's Democratic Republic,Myanmar, Thailand and Viet Nam (Phase 3) |
承認年 | 1996年 |
承認額 | 300万ドル |
案件概要 | フェーズ2におけるコンセプト設定、プロジェクトの事前調査をふまえ、プロジェクトの効率的実施、制度・域内諸国のキャパシティー強化を目的とし、優先的プロジェクト実施の調整、制度面のキャパシティー・ビルディング、外部資源動員のための会議・ワークショップ開催、セクター間・域内協力と各国内政策間の一貫性確保、域内協力の成功要因分析を実施。 |
ラオス、タイ、ベトナム | |
案件名 | タイ~ラオス~ベトナム東西輸送回廊調査 (East-West Transport Corridor Project) |
承認年 | 1996年 |
承認額 | 300万ドル |
案件概要 | 国家間を繋ぐ輸送インフラ不足は域内協力における最大の障壁。本プロジェクトでは人口が多く農業が盛んな地域を結ぶ Mukdahan - Savannakhet - Dong Ha - Da Nang 間東西輸送回廊改良のための調査を実施。契約書・調達支援、政府職員・地元コンサルタントのトレーニングを通したキャパシティー・ビルディング等も実施。 |
中国、ラオス、タイ | |
案件名 | ラオスを経由するチェンライ~クンミン(昆明)道路改良 (The Chiang Rai-Kunming Road Improvement via Lao PDR Project) |
承認年 | 1997年 |
承認額 | 60万ドル |
案件概要 | 国家間を繋ぐ輸送インフラ不足は域内協力における最大の障壁。本プロジェクトでは雲南省昆明市ーラオスーバンコクを結びGMS域内を南北に走る基幹道路の改良準備としての調査・評価を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | メコン/瀾滄江の観光事業計画立案調査 (The Mekong/Lancang River Tourism Planning Study) |
承認年 | 1997年 |
承認額 | 60万ドル |
案件概要 | 生態・文化・アドベンチャーの要素が観光に最適な6つのメコン河流域地域に焦点を当て、域内の観光促進努力を目的として、各地域の社会・文化・環境インパクト調査、政府・民間等の投資を呼び込むためのフィージビリティ調査、域内の管理のためのメカニズム評価を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | GMS内の物資と人の越境移動 (The Cross-Border Movement of Goods and People in the Greater Mekong Subregion) |
承認年 | 1997年 |
承認額 | 55万ドル |
案件概要 | 各種域内輸送プロジェクトが計画段階から実施段階に移行するにつれ、域内の制度的一貫性促進のための基本的枠組みの必要性がより強調されるようになった。本案件ではその枠組みをつくるために、陸上輸送に焦点を当て、既存の規制・各国ニーズの調査とその結果に基いたワークショップを実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | 遠隔へき地の流域における貧困改善と自然環境管理 (The Poverty Reduction and Environmental Management in Remote GMS Watersheds) |
承認年 | 1997年 |
承認額 | 100万ドル |
案件概要 | GMS地域の農村部においては、貧困が極めて深刻であるとともに、環境悪化の原因となっており、その問題の類似性・越境性から解決には域内協力が必要。本案件ではコミュニティの参加を通した持続可能な環境管理・貧困削減を目的とし、流域環境管理に関する域内諸国の政策等の調和と地域への投資事前調査を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | GMSの環境保全のための戦略的枠組 (The Strategic Environmental Framework for the Greater Mekong Subregion) |
承認年 | 1998年 |
承認額 | 60万ドル |
案件概要 | GMS地域において自然資源は経済発展・農村生計維持にとって必要不可欠である。本案件は、持続可能な域内環境資源管理を目的とし、環境管理に関してその改善の余地の調査・キャパシティビルディング・意思決定への一般人参加推進・モニタリングメカニズムの構築を通じて、域内経済開発計画・実施における環境的配慮を統合させた戦略的環境保全枠組を作成する。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | GMS内の少数民族の保健・教育上のニーズに関する調査 (The Study of the Health and Education Needs of Ethnic Minorities in the Greater Mekong Subregion) |
承認年 | 1998年 |
承認額 | 30万ドル |
案件概要 | GMS諸国の国境山岳地帯においては、多くの少数民族が居住しているが、彼・彼女らの教育・保健等基礎的サービスへのアクセスは十分ではない。本案件では、国境を越えて広がっている民族の存在について、各国経験の相互学習の観点から、域内にて参加型の現状調査とワークショップを実施し、その調査結果の広範な共有を行う。 |
タイ | |
案件名 | GMS内の観光事業技能開発 (Tourism Skills Development in the Greater Mekong) |
承認年 | 1998年 |
承認額 | 12.5万ドル |
案件概要 | トレーニングニーズ分析・指導方法等、及び市場経済下での観光業・政府の役割・観光業における民間部門・観光関連製品開発・サービス基準に係わる訓練を実施。また、国家観光機構支援として既存トレーニングユニット強化・トレーナー養成コース設置・新たなユニット設置を実施。 |
カンボジア、ラオス | |
案件名 | メコン下流域の湿地帯の保護と管理 (The Protection and Management of Critical Wetlands in the Lower Mekong Basin) |
承認年 | 1998年 |
承認額 | 100万ドル |
案件概要 | メコン下流域の湿地帯であるカンボジアのTonle Sap、カンボジア・ラオスを跨ぐSiphandonは豊かな漁場であり生物多様性保全においても重要。本案件ではこれらの地域の保護・持続可能な管理を実現するためにコミュニティー・ベースでの湿地帯資源統合管理システム構築へ向けた投資プロジェクトプロポーザルを作成。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | GMS内の国境を越えた物資と人の移動の促進 (Facilitating the Cross-Border Movement of Goods and People in the Greater Mekong Subregion) |
承認年 | 1999年 |
承認額 | 95万ドル |
案件概要 | GMS諸国は、経済開放の進捗にともない域内の人・モノの移動促進のため制度整備協力に取り組み始めている。本案件はその一環として域内協議を通した人・モノ移動のための同意形成とその実行を支援。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | メコン河流域地域における移住民のHIV/エイズの予防 (Preventing HIV/AIDS among Mobile Populations in the Greater Mekong Subregion) |
承認年 | 1999年 |
承認額 | 45万ドル |
案件概要 | HIV/エイズ感染リスクの高い移住民が、域内経済格差を原因としてインフラ整備の進行にともない増加しており、域内において感染率が上昇することが懸念されている。各国によるHIV/エイズ・コントロール・プログラムがカバーできない地域レベルでの対策のため、国際機関・NGO・政府・コミュニティ参加の下で、HIV/エイズと移民に関わる情報提供、政府・関係機関のキャパシティー・ビルディング、各国のHIV/エイズプログラムの調整を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | GMS地域協力推進(フェーズ4、1年目) (Greater Mekong Subregion Promoting Subregional Cooperation among Cambodia, People's Republic of China, Lao People's Democratic, Myanmar, Thailand and Viet Nam (Phase 4)) |
承認年 | 1999年 |
承認額 | 80万ドル |
案件概要 | GMS諸国による域内プログラム管理の継続を目的として、優先的域内プロジェクトの実施を加速化するため、GMSフォーラム、ワーキング・グループ(輸送・エネルギー・通信・観光・人造り・環境・貿易・投資)に関するメカニズム・技術、及び域内協力のための制度とナショナル・キャパシティーの強化のための支援を実施。 |
ラオス、タイ、ベトナム | |
案件名 | 東西回廊に関する事前投資調査 (The Greater Mekong Subregion Preinvestment Study for the East-West Economic Corridor) |
承認年 | 1999年 |
承認額 | 35万ドル |
案件概要 | GMSプログラム第8回閣僚会議にて提示された経済回廊コンセプトのさらなる発展のため、東西回廊が通るタイ、ラオス、ベトナムにおいて、回廊のフィージビリティと潜在的利益を実現するための優先事項を明確化する目的で、経済的・制度的問題に関する調査を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | メコン観光インフラ開発 (Preparing the Mekong/Lancang River Tourism Infrastructure Development Project) |
承認年 | 1999年 |
承認額 | 60万ドル |
案件概要 | GMS地域における文化遺産、民族的多様性、自然の美しさ等観光産業の潜在性は高く、それは域内の外貨収入増加、雇用創出、持続的経済成長促進の可能性を有している。他方、インフラ不足、制度的能力が障害となっており、優先的観光インフラプロジェクトのフィージビリティ、流域の自然・文化的歴史的遺産保護における域内協力の方法の調査を実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | 環境情報システム(フェーズ2) (The Subregional Environmental Monitoring and Information Systems (Phase 2)) |
承認年 | 1999年 |
承認額 | 10万ドル |
案件概要 | GMS域内では一国の環境面でのイニシアティブが他国に影響を及ぼすため、環境・自然資源に関するタイムリーな情報の共有が必要。以前、ADBの支援により域内諸国による環境データベースを更新・共有が可能となったが、本案件では、このフォローアップとして新しいデータを加え、統合的経済・環境計画に役立てるためのパイロット・デモを実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | メコン河流域地域におけるマラリア撲滅構想 (The Roll Back Malaria Initiative in the Greater Mekong Subregion) |
承認年 | 2000年 |
承認額 | 60万ドル |
案件概要 | GMS地域では全人口の15%が風土病マラリアのある地域に居住。特に危機に曝されている貧困層・移住者・少数民族を焦点として、マラリアに関する有用な情報を提供することにより罹病・死亡率を下げることを目的として、状況分析、使い易い情報キット開発、域内共通戦略策定を政府、国際機関、NGO、研究機関、対象となる人々による参加の下で実施。 |
カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム | |
案件名 | GMS地域協力推進(フェーズ4、2年目) (Promoting Subregional Cooperation in the GMS (Phase 4, Year 2)) |
承認年 | 2000年 |
承認額 | 80万ドル |
案件概要 | 優先的域内プロジェクト実施の加速化と、プログラムマネージメントのための制度的メカニズムの強化を目的として、貧困削減、GMS国家のキャパシティー・ビルディング支援、モニタリングを含んだNGO・利害関係者の参加強化、民間セクターの資金動員を中心に実施。 |
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