ODA(政府開発援助)

令和4年8月15日
  1. 我が国企業がCSR(企業の社会的責任)活動を通じて事業を実施(予定を含む)する国・地域において、途上国の経済社会開発に貢献することを支援するため、外務省では、草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下「草の根無償」という。)を活用して、我が国企業がNGO等と協力して行うCSR活動との連携などの官民連携を推進しています(草の根無償の詳細及び申請書については「草の根・人間の安全保障無償資金協力」ページ参照)。公益性の高い企業活動とODAによる経済協力活動が連携することにより、経済社会開発上の課題のより効果的かつ効率的な達成が期待されます。
  2. 令和3年度に採択した草の根無償案件のうち、上記のように官民が連携して実施した案件の事例を以下のとおりご紹介いたします。本取組に御関心をお持ちの企業、NGO等の皆さまにおかれては、御検討の参考にしていただければ幸いです。

(1)アゼルバイジャン「結核検査用携帯型エックス線検査器整備計画」

草の根無償による支援
 首都バクー市及び13県(ハチマズ県・シヤザン県・フズ県・シェキ県・オグズ県・ザガタラ県・ビラスワル県・グバ県・ギョイチャイ県・トブス県・ガザフ県・イェブラフ県・バルダ県)に居住する難民等を対象とする、訪問型結核検査を可能にするための携帯型エックス線検査器1台(富士フイルム株式会社製)を整備することにより、各地域における医療サービスを改善し、もって同地域住民の健康促進や生活の質の向上に寄与するもの。
企業による貢献
 富士フイルム株式会社が、無償の保証期間を通常の1年から2年に延長し、トルコからアゼルバイジャンまでの運送費を負担する。

(2)カーボベルデ「プライア市視覚障害者のための点字機材整備計画」

草の根無償による支援
 サンディアゴ島プライア市に所在するカーボベルデ視覚障害者協会に、点字機材(点字プリンター3台、点字ディスプレイ20台、光学文字認識(OCR)リーダー1台)を整備することで、より多くの視覚障害者への学習支援及び職業訓練を可能とし、同国における障害者の就学及び就職率の向上に寄与するもの。
企業による貢献
 機材調達を担った株式会社ワイオーエイアフリカが、点字機器メーカーである株式会社日本テレソフトの指導を受け、導入機材の使用方法に関する研修を現地にて実施する(新型コロナ感染症の影響により現地渡航が困難な場合は、オンライン研修で代替する)。

(3)ガボン「ランバレネ・アルベール・シュバイツァー病院小型医療用焼却炉整備計画」

草の根無償による支援
 ランバレネ市に所在するランバレネ・アルベール・シュバイツァー病院に、小型医療用焼却炉(活水プラント株式会社製)を設置することにより、同病院において排出される医療廃棄物の適切な焼却処理を可能とし、同病院関係者及び地域住民の衛生環境の改善に寄与するもの。
企業による貢献
 小型医療用焼却炉の調達・設置を担う株式会社ジャサコーポレーションが、作業員を派遣して焼却炉の適切な使用に関する研修を実施するほか、各病室から排出された廃棄物を焼却炉まで安全に運搬するための業務用の医療廃棄物回収容器6個を提供する。

(4)ケニア「ホマベイ郡セカ・カグワ村における安全な水へのアクセス向上計画」

草の根無償による支援
 ホマベイ郡ラシュオニョ北準郡セカ・カグワ村において、浄化給水設備(ヤマハ発動機株式会社製)を整備することにより、不衛生な水を生活用水としていた地域住民の安全な水へのアクセスの改善に寄与するもの。
企業による貢献
 ヤマハ発動機株式会社が、現地において地域住民へ同設備の維持管理方法等の技術指導を行う。

(5)ナイジェリア「ナサラワ州ケフィ連邦医療センター空気製水器及び医療機器整備計画」

草の根無償による支援
 ナサラワ州ケフィ地方行政区連邦医療センターに、空気中の湿気から水をつくる生水器(MIRAI株式会社製)及び医療機器を整備することにより、同医療センターの検査体制を強化し、もって地域における保健医療体制の改善に寄与するもの(注:生水器とは、空気中の湿気を集めて凝縮・殺菌し、安全な浄水を生成する機器)。
企業による貢献
 MIRAI株式会社が同連邦医療センターのスタッフに対して、生水器の使用及び維持管理に関する研修を実施する(新型コロナ感染症の影響により現地渡航が困難な場合には、バーチャル研修で代替する)。
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