ODA(政府開発援助)

令和3年7月28日
  1. 我が国企業がCSR(企業の社会的責任)活動を通じて事業を実施(予定を含む)する国・地域において、途上国の経済社会開発に貢献することを支援するため、外務省では、草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下「草の根無償」という。)を活用して、我が国企業がNGO等と協力して行うCSR活動との連携などの官民連携を推進しています(草の根無償の詳細及び申請書については「草の根・人間の安全保障無償資金協力」ページ参照)。公益性の高い企業活動とODAによる経済協力活動が連携することにより、経済社会開発上の課題のより効果的かつ効率的な達成が期待されます。
  2. 令和2年度に採択した草の根無償案件のうち、上記のように官民が連携して実施した案件の事例を以下のとおり紹介いたします。本取組に御関心をお持ちの企業、NGO等の皆さまにおかれては、御検討の参考にしていただければ幸いです。

(1)カンボジア「コンポンチュナン州ホテイアオイのバイオエタノール化機材整備計画」

草の根無償による支援
 コンポンチュナン州環境局にバイオエタノール製造装置(株式会社サンウエスパ製)を整備し、漁にとって有害なホテイアオイを除去し、バイオエタノール化することで、漁場へのアクセス向上による漁の効率改善促進と製造したバイオエタノールの販売を図り、もって漁民の生計向上及び基礎生活の改善に寄与するもの。
企業による貢献
 株式会社サンウエスパが、コンポンチュナン州職員に対してバイオエタノール製造に関する技術指導を5年間行う。

(2)ラオス「ラオス赤十字輸血保管・輸送機器整備計画」

草の根無償による支援
 首都ビエンチャンのラオス赤十字輸血センターに血小板恒温槽、血漿急速凍結用冷凍庫、低温処理作業台、血液製剤輸送用容器・保冷材、温度記録器・接続器を整備することで、ラオス赤十字輸血センターのコールドチェーンを確実なものとし、もってラオス国内における安全な血液製剤の供給に寄与するもの。
企業による貢献
 株式会社大同工業所が、血小板恒温槽等の使用方法及び維持管理方法の研修を行う。

(3)赤道ギニア「ウェレ・ンザ県小型焼却炉整備計画」

草の根無償による支援
 ウェレ・ンザ県モンゴモ市内の最終処分場内に小型焼却炉(中和機工株式会社製)を整備することで、県内の病院から排出される感染性廃棄物を含む医療廃棄物の適切な処理を可能にし、もって廃棄物処理の改善に寄与するもの。
企業による貢献
 中和機工株式会社が、小型焼却炉のスペアパーツ2年分を提供し、現地オペレーターの研修や技術サポート等を実施する。

(4)ナイジェリア「エヌグ州ウゾウワニ地方行政区耕運機及び収穫・脱穀コンバイン機 供与計画」

草の根無償による支援
 エヌグ州ウゾウワニ地方行政区オグルグコミュニティ及びアダニコミュニティの農業組合(組合員数100名)に耕運機2台とコンバイン機1台(ヤンマーアグリ株式会社製)を整備することで、農作業の効率化を促し、もってコメの生産拡大に寄与するもの。
企業による貢献
 ヤンマーアグリ株式会社が、維持管理に係る研修を実施する。

(5)ナイジェリア「連邦首都地域ルッベ地域議会区ビジネス・インキュベーションセンター建設計画」

草の根無償による支援
 連邦首都地域ルッベ地域議会区に、太陽光発電システム(株式会社STANDAGE(スタンデージ)が調達)付のビジネス・インキュベーションセンターを建設、女性零細事業者の基礎的な経営に係る知識・スキルの取得支援及びビジネス支援を実施することで、同事業者のエンパワーメントを図り、もってアブジャ郊外に居住する女性零細事業者の経済的自立に寄与するもの。
企業による貢献
 株式会社STANDAGEが、太陽光発電システムの維持管理に係る研修を実施する。
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