軍縮・不拡散

2012年生物兵器禁止条約(BWC)専門家会合(概要と評価)

平成24年7月20日

1.概要

(1) 7月16日から20日まで,生物兵器禁止条約(BWC)専門家会合がジュネーブ(スイス)において開催され,我が国を含む締約国81か国が参加しました。また,署名国3か国(エジプト,ハイチ,ミャンマー),未署名国2か国(イスラエル,ナミビア),国連(国連軍縮部(ODA),国連軍縮研究所(UNIDIR),国連地域間犯罪司法研究所(UNICRI)を含む),欧州連合(EU),国際連合食糧農業機関(FAO),国際赤十字委員会(ICRC),国際刑事警察機構(INITERPOL),化学兵器禁止機関(OPCW),国際保健機関(WHO),国際獣疫機関(OIE)がオブザーバーとして参加しました。

(2) 今次会合では昨年12月に開催された第7回運用検討会議の決定を受け,1)国際協力・支援,2)科学技術の進展のレビュー,3)国内実施強化,の3つの常設課題と,信頼醸成措置(CBM)提出促進(2012,2013年)の課題について,締約国専門家,国際機関及び関連団体によるプレゼンテーションが行われたほか,ライフサイエンスの急速な進展にともなうバイオ脅威に関する種々のサイドイベントも行われました。

(3) 我が国からは,専門家として福士珠美独立行政法人科学技術振興機構研究開発戦略センター・フェローが参加しました。福士フェローは,日本における先端生物学とそのセキュリティ問題についてのプレゼンテーションを行いました。

2.評価

(1) 今次会合で,各国より政府関係者に加えて多数の専門家が参加し,4つの議題について,活発かつ率直な議論が行われたことは,条約の実施強化に向けた各国の積極的な姿勢を示すものであり,12月の締約国会合において更に議論が深まることが期待されます。

(2) 我が国は専門家によるプレゼンテーション実施により,ライフサイエンスの急速な進展とそれに伴うバイオ脅威の多様化に関し各国が取り組むべき課題についての検討材料を提供することができました。

3.今後の予定

 今次会合の議論を踏まえ,12月(10日から14日)に締約国会合が開催される予定です。

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