外務省における採用情報 外務省における採用情報 「国と国の関係」は、各国の外交官たちによるいくつもの「人と人の関係」が織りなすものです。 そして、私たち外務省職員一人一人は、大きく激動する国際社会という舞台で、国益を守り抜き、平和で安全な国際社会の維持に寄与するため、その全人格を以て日本を体現しています。 複雑な世界の動向を見極めながらその時々の課題に取り組み、歴史を重ね、いかなる日本と世界を未来に遺(のこ)すべきかを考え抜く。それは単なる「国際的な仕事」という枠には収まらない魅力と挑戦に溢(あふ)れる、一つの「生き方」です。 日本と国際社会のために力を尽くしたい、新たな出会いを大切に未知の課題にチャレンジし続けたい、そんな想いを抱く方々と一緒に未来の日本外交を担うことを楽しみにしています。 ■ 総合職職員 外務省の総合職職員は、本省・在外の様々な地域・分野のポストを経験して、管理職さらには幹部職員として活躍することが期待されています。総合職職員については、原則として、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語(年によっては朝鮮語が含まれる。)の中の一つが研修語として指定されます。 ■ 外務省専門職員 外務省専門職員は、高い語学力を有し、関連する国・地域、あるいは条約、経済、経済協力、軍縮、広報文化などの分野の業務を通じて実践的な知見を深め、その経験に基づく能力を発揮しつつ活躍することが期待されています。外務省専門職員については、原則として、40数言語の中の一つが研修語として指定されます。 ■ 一般職職員 外務省の一般職職員は、会計、文書管理、通信事務、領事事務、在外公館施設管理などの業務を通し、国内外で、日本の外交を力強く支えています。 (注)最新の採用情報については当省ホームページの採用情報ページ(https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/index.html)、学生向けX(https://twitter.com/Mofa_student)やFacebook(https://www.facebook.com/Mofa.student)を御確認ください。 ホームページ X フェイスブック 採用に関するよくある質問(総合職職員及び外務省専門職員) Q:どのような人材が求められていますか? A:厳しい国際社会の中で日本の利益を追求していくため、(1)国民のために働きたいという強い意志と責任感を持つこと、(2)未知の課題に積極的に取り組むチャレンジ精神を持つこと、(3)冷静に考え、かつ、機動的に動くことができることが求められています。 Q:英語ができないと外務省には入れないのでしょうか? A:採用選考は学力、適性などを総合的に勘案し、人物本位で行っています。外務省職員として活躍するために英語力は重要ですので、外務省としては、官庁訪問や専門職員採用試験の際に、TOEFL 又はIELTS のスコアを提出することを推奨しています。優れたスコアは高い語学能力を示すものとして評価されます。一方、英語力のみによって採用の可否を決めることはありません。外務省は多様な人物を求めており、受験時の語学力が不十分であっても、高い能力と意欲が評価されて採用され、入省後に語学力と外交官としての素養を得て活躍している職員も少なくありません。なお、英語以外に得意言語があれば、当該語学の公的な語学試験のスコアの提出を推奨しています。 Q:留学経験・海外生活経験がないのですが、採用されますか? A:採用選考は学力、適性などを総合的に勘案し、人物本位で行っています。留学経験・海外生活経験については、その経験を通して何を会得したかが重要であり、経験の有無のみをもって採用の可否を判断することはありません。なお、外務省では、採用後、本省での研修及び勤務を経て2年から3年間の在外研修の機会が与えられます。この研修の機会に高いレベルの語学力を得、かつ、外交官としての素養を身に付けることが求められます。 Q:理系区分でも採用されますか? A:外務省は、その業務が多岐にわたることから、多様な人材を求めており、試験区分・科目や出身学部にとらわれず、人物本位で採用選考を行っています。 Q:配属や転勤の希望はかないますか? A:本人の能力、適性、希望などを総合的に考慮し、配属先が決定されます。おおむね2年から3年ごとに配属先が変わりますので、様々な仕事を通してより多くの知識や経験を得る機会があります。 Q:育児と両立できますか? A:育児休業、フレックスタイム制、テレワークなどの各種制度を積極的に活用しやすい雰囲気が醸成されていますので、育児を行いながらでも大いに実力を発揮できる職場です。また、全省的に業務合理化やDXも最優先事項の一つとして進められています。