第3章 分野別に見た外交


【二国間人権対話】
 人権の擁護・促進を図っていくためには、二国間の対話を通じた相互理解の醸成も重要である。この観点から、日本は6月にサウジアラビアとイランとの間で人権対話を行い、両国の人権状況改善のための努力について意見交換を行った。特にイランについては、人権状況改善のための具体的協力として、日本においてイランの法曹関係者を対象とした研修を実施することを決定した。また、10月にはミャンマーと「刑務所における処遇」をテーマとする人権セミナーを開催し、日本の刑務所の状況や処遇に関する国際基準等について、多数のミャンマーの刑務所職員に対して紹介した。

 



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