【平和の定着】  日本は、世界中の様々な場所で、和平プロセス支援、紛争後の平和構築・復興支援を実施することにより、平和の定着への取組を強化してきている。  川口外務大臣は、最初の外国訪問先として2002年5月にアフガニスタンを訪問し、同国の「平和の定着」を支援していく方針を表明した。この構想の一環として、日本は2003年2月には東京にて、「アフガニスタン「平和の定着」東京会議−銃から鍬へ−」を開催した。そして復興の前提条件として最も喫緊の課題であるDDRにつき、その計画の立案と実施のために3,500万ドルを拠出すること、さらに元兵士の社会復帰のための職業訓練や専門家派遣等の支援を行うことを表明し、9月からDDRプロセスが開始された。  スリランカでは和平合意に向けた努力が続けられている中、日本は、2003年3月に箱根においてスリランカ政府と反政府勢力との第6回和平交渉を主催したほか、6月には70の国・機関の参加を得て「スリランカ復興開発に関する東京会議」を開催した。また、9月には、コロンボで明石政府代表が議長を務めて関係国・機関の参加を得て東京会議の第1回フォローアップ会議を開催し、当事者に和平交渉の再開等を働きかけた。 「平和の定着」を目指す日本の支援