2 各論 【シンガポール】  日本初のEPA/FTAである日・シンガポール経済連携協定(JSEPA)は、2002年11月に発効し、日本とシンガポール両国間では貿易量の98%に相当する品目の関税が撤廃(2000年、金額ベース)され、また、サービスの貿易や投資の分野でも更なる自由化が実施された。その結果、JSEPA発効後の約1年間で、関税が撤廃された品目の貿易量は拡大し、貿易・投資促進、科学技術、情報通信技術、金融サービスや中小企業などの分野においても両国間の経済関係の緊密化が着実に進展している。