第2章 地域別に見た外交 

第3節 中南米

【総論】
 中南米においては、ほぼ全域においていまだに脆弱ではあるものの民主主義体制が定着するとともに、豊富な天然資源の存在や、経済自由化・地域経済統合に向けた活発な取組により、今後の成長が期待される市場として改めて注目を集めている。また、地域経済統合を通じ、国際場裡における発言力の強化が図られている。
 日本は、中南米諸国との従来からの友好関係に立脚しつつ、このような中南米地域における動きを踏まえ、二国間・多国間の対話を通じた一層の関係強化を図るとともに、経済技術協力や選挙支援等を通じ、同地域の安定と発展に寄与する様々な取組を行ってきた。また、2003年はメキシコとの経済連携協定交渉を進めたほか、様々な協議及び協力を実施した。

 

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