資料編 > 3 > (4)ASEM第3回外相会合議長声明(骨子)
(2001年5月25日、於:北京)
【アジア欧州協力】
アジア欧州協力の強化を再確認。平和、安定、持続的発展、民主主義、法の支配、人権及び基本的自由の促進のため、国際協力が必要。
【政治対話】
政治対話の促進の重要性を再確認。
【地域協力】
ASEAN+3、ARF等の地域協力の重要性を認識。
【朝鮮半島】
第2回南北首脳会談の早期開催を含む南北対話の強化及び和解と協力のプロセスの進展を期待。EU代表団の朝鮮半島訪問を歓迎。南北和解、安全保障、人道、人権の問題に関する会談の前向きの結果に留意。これらの問題に関する北朝鮮とASEM参加国との間の更なる対話を期待。
【バルカン】
国際社会、特に南東欧安定化協定による改革の履行に向けた重要な貢献を強調。
【東チモール】
東チモールの和解と国造りに国際社会が独立後も積極的に参画すべきとの認識を共有。
【中東】
状況悪化阻止、停戦に向けた努力を要請。ミッチェル委員会報告書、エジプト・ヨルダン提案を支持。
【国連等】
軍備管理・軍縮、国連改革の分野でのASEMの対話を更に進展させることに合意。国連での協力強化のため、国連総会の前にASEM参加国の協議を開催することを決定。
【経済情勢】
アジア地域経済の回復とユーロ地域の安定を歓迎。
【グローバリゼーション】
グローバリゼーションから最大限の利益を得る上でASEMは重要な役割を果たし得る。
【WTO】
全てのWTO加盟国の利益を考慮したバランスのとれた包括的なアジェンダで、新ラウンドを第4回WTO閣僚会議において立ち上げるため、努力を強化。全てのASEM参加国のWTO加盟はWTOを強化する。
【経済面での協力】
9月にハノイで開催されるASEM第3回経済閣僚会合に期待。デジタル・オポチュニティに関するASEMセミナーの成果を歓迎し、デジタル・デバイドへの取り組みの継続的努力を支持。
【金融面での協力】
本年1月神戸で開催されたASEM第3回財務大臣会合の成果を確認。神戸リサーチ・プロジェクトの開始を歓迎。
【文化交流】
両地域間の文化交流等に貢献するアジア欧州財団の活動を賞賛。
【国際組織犯罪】
国際組織犯罪への取り組みに関連するASEMの活動に期待。国連国際組織犯罪条約及び議定書を歓迎。
【環境】
ASEM第1回環境大臣会合に期待。地球温暖化は国際社会全体が協調して取り組むべき深刻な課題との認識を共有し、京都議定書の重要性を強調。
【新規参加等】
ASEMの対話のあり方を議論。ASEMへの新規参加につき意見交換を行い、次回外相会合で再度議論することに合意。
【次回外相会合】
ASEM第4回外相会合の2002年6月スペイン開催に合意。