(注2)

 1956年の日ソ共同宣言: ソ連のサンフランシスコ平和条約の署名拒否を受け、1955年6月から1956年10月にかけて、日ソ間で個別の平和条約を結ぶための交渉を行ったが、色丹島、歯舞群島を除いては、領土問題につき意見が一致する見通しが立たなかった。そのため、10月19日、日ソ両国は、戦争状態の終了、外交関係の回復等を定めた日ソ共同宣言に署名した(両国の議会で批准され国連にも登録された条約)。同条約第9条において、歯舞・色丹の二島が平和条約締結後に日本に引き渡されること、及び、日ソ両国が引き続き平和条約締結交渉を継続することが規定されている。