2月10日(日本時間)、ハワイ沖において米原子力潜水艦グリーンビルが愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船えひめ丸に衝突し、えひめ丸が沈没、乗員35名中9名(うち高校生4名)が行方不明となる事故が発生した。事故発生後、日本から米国に対し抗議の意を伝達し、米国は深い遺憾の意及び謝罪の意を表明した。4月24日、ファーゴ太平洋艦隊司令官は、ワドル・グリーンビル元艦長らに対する処罰、民間人乗船プログラムの見直し指示等を発表、事故原因等に関する審問委員会の報告書を公表した。日本が求めていた船体引き揚げについては、米国が引き揚げ方針を決定し、10月15日、えひめ丸は水深35メートルの浅瀬まで引き揚げられ、米海軍ダイバーによる捜索・回収作業を実施した。9名の行方不明者のうち8名の遺体が発見され、身元を確認した。海上自衛隊ダイバーによる船内最終確認作業を経て、船体は深海へ移動された。補償問題については、引き続き米国と御家族等関係者との間で交渉が続けられている。