(注1)

 2000年10月に実施されたシャルム・エル・シェイク首脳会談においてイスラエル・パレスチナ間の衝突に関する事実調査委員会(委員長はミッチェル元米上院議員、そのほか、ラドマン元米上院議員、デミレル前トルコ大統領、ヤーグラン・ノルウェー外相、ソラナEU上級代表がメンバー)の設立が合意された。同委員会は、数次にわたる現地訪問を経て、暴力の停止、信頼回復を経て交渉再開を実現するための道筋を示す報告書を策定。イスラエル及びパレスチナの両当事者は、同報告書を原則的に受け入れることを表明している。また、国際社会も広くこれを支援しており、現状打開のための唯一の枠組みとなっている。