(注2)

 コソボや東チモールでの緊急人道支援活動では、日本のNGOが欧米のNGOに比べ初動段階で出遅れ、十分効果的な活動ができないケースが見られた。これを踏まえて、日本のNGOがより迅速かつ効果的な緊急人道支援を行えるよう、NGO、政府及び経済界が連携する枠組みとして、2000年8月、ジャパン・プラットフォーム(JPF)が発足した。JPFには、政府や民間企業・財団などが拠出した支援金がプールされ、NGOの初動活動(支援活動を行う前段階での、現地調査や現地の体制立ち上げ(現地事務所の開設、現地スタッフの募集、車両・通信の確保)等)に充当されるほか、NGOは民間企業から必要な技術、機材、人材、情報等の提供を受けることができる。