VI.アフリカ
2月、経済不安に抗議する野党の政治集会が大規模な反政府暴動となり、暴動への関与の疑いにより野党民主党幹部が逮捕されたが、9月に釈放され、これによって主要野党も参加する国民和解内閣誕生への途が開かれたと見られている。政府はイスラム原理主義取締りを強化し、11月には2名の原理主義者が国外追放された。
経済面では、1月のCFAフラン切下げにより、政府の対外債務は倍増し、IMF、世銀の緊急融資と主要債権国による債務救済をもってしても財政再建のめどがつくには至らなかった。一方、政府は経済の自由化と投資環境整備の努力を続ける姿勢を堅持した。
対外関係では、5月には南アフリカと外交関係を樹立し、8月にはイスラエルとの外交関係を回復した。また、ルワンダにおいては、仏による人道安全地帯設定に協力するため兵力を提供した。