―日本編1984年―
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1月11日 14日 14日 19日 19日 20日 21日 1月21日 23日 26日 31日 2月6日 12日 17日 21日 2月24日 27日 3月2日 5日 8日 12日 16日 3月17日 18日 18日 19日 23日 |
日本政府,ナイジェリア新政権を承認。 米政府代表団(シグール国家安全保障会議(NSC)特別補佐官,ウォルフォウィッツ国務省東アジア・太平洋担当次官補,グレッ グ副大統領補佐官)来日。17日に中曽根総理,安倍外相らと会談,貿易摩擦,防衛問題など両国間の懸案解決を要請。 クローセン世界銀行総裁は,国際開発協会(第二世銀)(IDA)第7次増資に関し声明。日本が同増資への出資比率を前回の14.6% から18.7%に引き上げたことで,世銀における日本の地位も5位から2位に上がったことを公表。 ブッシュ米副大統領は演説を行い,大統領選を控えて国内に保護主義的主張が強まっていることを指摘,日本に対し改めて市 場開放を要求。 デロバート=ナウル共和国大統領来日,20日には中曽根総理と会談し,ナウル航空の日本乗入れを要請(~23日)。 牛肉・かんきつ類を巡る日米農産物交渉開始(~21日)。 アルデビリ=イラン外務次官は同国訪問中の中島外務審議官に対し,イラクとの戦争で危険にさらされるイラン・ジャパン石油 化学(IJPC)関係者の安全を保障する旨示唆。 第2回日中原子力協議(~22日,北京)。 日米貿易委員会第6回会合開催(~24日,外務省)。 安倍外相訪米(~2月2日)。レーガン米大統領,ブッシュ副大統領,シュルツ国務長官,ワインバーガー国防長官,リーガン財 務長官,ボルドリッジ商務長官等と会談。 ホーク豪首相,公式訪問で来日(~2月4日)。1日に中曽根総理と会談,(あ)日豪ホットライン設置,(い)INF交渉の早期再開と グローバルな解決,(う)新たな多角的貿易交渉の準備促進等で一致。 第101回通常国会開会。中曽根総理施政方針演説,安倍外相外交演説。 安倍外相,故アンドロポフ書記長葬儀出席のため訪ソ(16日帰国)。15日,グロムイコ=ソ連外相と会談(モスクワ)。 在レハノン日本大使館一時閉鎖(大使以下館員はキプロスへ退避)。 日米高級事務レベル協議開催(~22日,東京)。本野外務審議官,ウォリス米国務次官が出席,両国間の懸案事項について2~3 か月以内に解決ないし前進を図るとの共通認識を確認(~22日,外務省)。 クレスポ=エクアドル大統領特使来日(~3月2日)。中曽根総理を表敬,大統領親書及び今年1月採択された「キト宣言」を手渡 し,中南米諸国の経済的困難克服への協力を要請。 皇太子同妃両殿下,セネガル,ザイール両国御訪問(~3月4日)。 第1回日韓高級事務レベル協議開催。韓国側は日本に対し,対中関係改善への橋渡しを要請(ソウル)。 ソ連漁船プロリフ・ラペルザ号が,日ソ漁業交渉での合意に基づき,初めて福島県いわき市小名浜港に入港。 ブロック米通商代表は,対日農産物問題について,今月末までに日本側が解決へ向けて動かなければ,関税貿易一般協定(ガッ ト)への提訴もあり得ると示唆。 第4回日ソ事務レベル協議に出席中の中島外務審議官,グロムイコ=ソ連外相を表敬訪問(モスクワ)。 オタイバ=アラブ首長国連邦石油相来日。17日には中曽根総理らと会談,石油供給問題やイラン・イラク戦争などについて意見 交換。 日中両国は,中国残留日本人孤児問題に関する口上書を交換。内容は,中国に残された養父母の扶養に日本が責任を持つこと など(北京)。 中国訪問中の伊東元外相(日中議連会長),胡ヨウ邦総書記と会談。 チサノ=モザンビーク外相来日(~26日),安倍外相と会談。 中曽根総理が昨年の主要国首脳会議で提唱した「生命科学と人間の会議」,箱根で開幕。先進国の学者らが,生命科学の人間 に及ぼす影響を話し合う。 中曽根総理,中国を公式訪問(~26日)。滞在中,趙紫陽総理と会談し,「日中友好21世紀委員会」の設立などにつき意見を交 換。胡ヨウ邦総書記,トウ小平党中央顧問委員会主任とも(イ)朝鮮半島の緊張緩和,(ロ)極東でのソ連軍増強,(ハ)経済協力問題 などを巡り会談(24日,安倍外相,呉学謙外交部長と意見交換)。 |