2. 我が国とアフリカ地域との関係
(1) アフリカ諸国との人的交流
83年我が国は,アフリカ諸国との関係緊密化の努力を続け,皇太子・同妃両殿下は,天皇陛下の御名代として,3月にザンビア,タンザニア,ケニアを,84年2月から3月にかけて,セネガルとザイールをそれぞれ公式訪問され,友好親善関係の促進に大きく貢献された。7月には,石川外務政務次官がギニア,セネガル,エティオピアのサハラ以南アフリカ諸国及びチュニジア,スーダン,オマーン,北イエメンを公式訪問した。
アフリカ諸国からは,3月,アウドゥ=ナイジェリア外務大臣,10月,ディアロ=ニジェール外務・協力大臣,84年3月,チサノ=モザンビーク外務大臣が,外務省賓客としてそれぞれ来日した。
(2) 南部アフリカ問題に関する協力
我が国は,南部アフリカにおける人種差別,植民地支配の犠牲者の救済及び教育訓練を目的とする国連南部アフリカ関係諸基金に対し,83年,合計45万ドルを拠出した。
(3) アフリカ難民問題に対する協力
アフリカ難民に対しては,83年度UNHCR拠出金330万ドル,WFP
経由の食糧援助約17億円を実施した。
(4)アフリカ諸国に対する経済・技術協力
我が国のアフリカ向け二国間政府開発援助は,83年は2億6,190万ドル(支出純額ベース)であった。
<要人往来>
<貿易関係> (1983年,単位:百万ドル,()内は対前年比増減率%)
◇鉱物の主な輸入品
<民間投資> (単位:百万ドル)
<経済協力(政府開発援助)> (1983年,単位:百万円,人)