2.我が国とアフリカ地域との関係

(1)アフリカ諸国との人的交流

4月,ケニアのモイ大統領が国賓として訪日した(共同コミュニケは資料編参照)。また我が国からは6月から7月にかけて,辻外務政務次官がルワンダ,タンザニア,ザンビア,ケニア及びガボンの5か国を公式訪問した。

また,83年3月には皇太子・同妃両殿下がザンビア,タンザニア及びケニアの3か国を公式訪問された。

(2)南部アフリカ問題に関する協力

我が国は,南部アフリカにおける人種差別,植民地支配の犠牲者の救済及び教育訓練を目的とする国連南部アフリカ関係諸基金に対し,82年には合計43万ドルを拠出した。

(3)アフリカ難民問題に対する協力

81年4月のアフリカ難民援助国際会議において我が国が拠出プレッジした2,000万ドルについては,81年度及び82年度において全額実施し,更に

<要人往来>


<貿易関係>(1982年,単位:百万ドル,( )内は対前年比増減率%)

(出所:大蔵省通関統計)

UNHCRを通じ380万ドルの追加援助を行った。また,ナイジェリアから追放されたガーナ人及びニジェール人のため,83万ドルを拠出した。

(4)アフリカ諸国に対する経済・技術協力

我が国のアフリカ向け二国間政府開発援助は,81年には2億1,050万ドル(支出純額ベース)であった。

なお,1959年以来,モーリタニア沖でいか・たこ漁業に従事してきた我が国民間会社は,入漁料等の条件で同国政府と折合いがつかず,6月,23年間にわたる操業の停止を決定した。

<民間投資>(単位:百万ドル)

(届出ベース)

<経済協力(政府開発援助)>(1982年,単位:百万円,人)

(約束額ベース)(DAC実績ベース)

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