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1 独立国の承認と独立式典などへの特派大使の派遣
(1) マラウイ、ザンビアおよびガンビアの独立
英保護領ニアサランドはマラウイとして一九六四年七月六日、英保護領北ローデシアはザンビア共和国として同年十月二十四日、英植民地保護領ガンビアはガンビアとして一九六五年二月十八日にそれぞれ独立し、いづれも独立と同時に英連邦の一員となった。政府は右三国をそれぞれ右の独立達成日の日付で承認した。
なお、政府は、マラウイの首都ゾンバで一九六四年七月四日から四日間行なわれたマラウイ独立式典に安藤覚衆議院議員を、また、ザンビアの首都ルサカで同年十月二十三日から四日間行なわれたザンビア共和国独立式典に野田武夫衆議院議員をそれぞれ特派大使として参列させた。
(2) ケニアの共和制への移行
ケニアは一九六三年十二月十二日英連邦の一員として独立したが、独立後一年目の一九六四年十二月士官、共和制を採用し、ケニヤッタ首相が初代大統領に就任した。政府は、ケニアの首都ナイロビで十二月十一日から三日間挙行されたケニア共和制移行記念式典に岡崎勝男元外務大臣を特派大使として参列させた。
一九六四年四月一日から一九六五年三月末日までの期間にアフリカ諸国からわが国を訪れた要人および使節団は、次のとおりであった。
一九六四年七 月 ナイジェリア・ハーストラップ外務省情報局長
八 月 トーゴー・アジャヴォン駐米兼国連大使
九 月 中央アフリカ親善使節団
同 アフリカ金融会議各国代表団
十 月 ケニア・ムエンドウ労働社会大臣
〃 コンゴー(レオポルドヴィル)・ヌダヌ青年スポーツ大臣
十二月 コンゴー(レォポルドヴィル)・首相特別顧問コードロン氏
十二月 ケニア・モハメッド天然資源動物副大臣
一九六五年一 月 ウガンダ・ヌゴビ農業協同組合大臣
三 月 ニジェール・ジェルマコー工司法大臣