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英保護領ザンジバルおよび英植民地・保護領ケニアは、一九六三年十二月十日および十二日、それぞれ独立した。よって、政府は、両国を、それぞれ右の独立達成日に承認した。
また、政府は、ザンジバルで同年十二月九日から三日間行なわれた同国の独立式典に、根岸国義駐エティオピア大使を、またケニアで十二月十一日から三日間行なわれた同国の独立式典に、椎熊三郎衆議院議員を、それぞれ特派大使として参列させた。
ナイジェリアは、一九六〇年十月一日、また、ウガンダは、一九六二年十月九日、それぞれ英連邦の一員として独立したが、ナイジェリアは、独立後三年目の一九六三年十月一日、共和制を採用し、連邦総督の地位にあったアジキウエが初代大統領に就任した。共和制移行記念式典は、九月二十九日から三日間挙行され、政府は、二股一男駐ナイジェリア大使を、特派大使として同式典に参加させた。
ウガンダは、独立後一年目の一九六三年十月九日、共和制を採用し、ブガンダ王ムテサ二世が初代大統領に就任した。政府は、十月九日、同大統領に対し、祝電を送った。
アフリカ諸国よりわが国を訪れる要人および使節団等の数はひきつづき増加の傾向にあり、一九六三年四月一日から一九六四年三月末日までの期間については、ほぼつぎのとおりであった。
一九六三年四 月 ギニア・ケイタ商業相ほか三名
同 アフリカ・マダガスカル経済協力機構(OAMCE)経済使節団
四月-五 月 マダガスカル・ラベマナンジャラ経済相
五 月 ダホメ・ピント国連代表
五月-六 月 ウガンダ情報省政務次官ヌシビルワ
六 月 ローデシア・ニアサランド連邦ラシミア商工次官補
七 月 コンゴー(レオポルドヴィル)上院議員団
八 月 ケニア・サギニ土地・水利・資源相ほか二名
八月-九 月 イースト・アフリカン・スタンダード紙ルイス編集長
九 月 カメルーン・ベタイエンヌ外相夫妻
十 月 シエラ・レオーネ・ディクソン・トマス住宅相
同 トーゴー経済使節団
同 ダホメ・マガ大統領一行
同 象牙海岸フェイアット・ニューヨーク貿易事務所長
一九六四年一 月 ナイジェリア・マジェコドゥンミ保健相一行
三 月 シエラ・レオーネ・カレファ・スマート外相夫妻外一名