アフリカ

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岡田外務大臣と在京アフリカ外交団との意見交換

平成21年10月26日

(写真)

  1. 本26日(月曜日)、外務省において、東京アフリカン・クラブが開催され、この中で岡田外務大臣と在京アフリカ外交団との意見交換が行われました(午後4時10分から25分間)。(岡田外務大臣冒頭発言:[日本語]・[英語])
  2. 岡田大臣は、自身のスーダン(2005年)及びケニア(2006年)訪問の経験に言及しつつ、鳩山政権の対アフリカ外交方針として、以下の2点を述べました。

    (1)アフリカの開発・成長に対する支援

    (イ)鳩山総理は、国連総会において、アフリカ開発会議(TICAD)のプロセスを継続・強化することを明確に表明した。鳩山政権は、2012年までのアフリカ向けODA倍増、民間投資倍増支援等のTICAD Ⅳの約束を必ず実行する。

    (ロ)ODAの実施にあたっては、ミレニアム開発目標(MDGs)達成と人間の安全保障のみならず、成長の加速化、平和の定着とグッドガバナンス、環境・気候変動問題への対処も重視することに変更はない。

    (ハ)日本とアフリカの貿易・投資関係の強化のために政府として民間企業とも密接に連携しつつ積極的に側面支援していく考え。

    (2)アフリカの平和と安定に対する貢献

    (イ)平和と安定なしに開発・成長は実現できない。

    (ロ)鳩山政権は、平和を構築し、定着させていく取組に、PKOも含め、きちんとした役割を果たしていく。PKOについては、より積極的に関与するためにPKO法改正を含めた検討を進めることを先般明らかにした。

    (ハ)スーダン、ソマリア等の紛争の解決のためにこれまで以上の貢献を行う考え。そのためにアフリカ連合との協力も強化していく考え。

  3. これに対して、オバム在京アフリカ外交団長(在京ガボン大使)より、日本の政権が交代し、アフリカ諸国には、政府の対アフリカ外交方針の行方につき懸念があったが、鳩山総理の国連総会における演説、本日の岡田大臣のご発言を伺い、安心したとの発言がありました。
    その後、岡田大臣と在京アフリカ外交団は、日本とアフリカ間の関係強化等につき、率直な意見交換を行いました。

(参考)東京アフリカン・クラブ

  1. 外務省主催(アフリカ審議官が議長)の在京アフリカ外交団(35大使)との意見交換会であり、原則、2カ月に1回開催。外務省の他に、関係省庁(経産省等)、政府機関(JICA等)及びTICAD共催者(UNDP及び世銀の駐日事務所)が参加。
  2. 我が国は、TICADプロセスを進めるにあたり、アフリカ側との緊密な対話を重視しており、TACは東京における重要な対話の場。また、在京アフリカ外交団は、TICAD関連会合の成功裡の開催、成果文書の円滑な作成・発出等に関し、日本政府に協力している。
    在京アフリカ外交団長は、オバム・ガボン大使。

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