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日ベトナム首脳会談(概要)

平成19年11月27日

 11月27日17時40分から約1時間、福田総理は、国賓として訪日中のチエット・ベトナム国家主席との間で、日ベトナム首脳会談を行ったところ、右概要以下のとおり(先方:ハイ副首相、ホアン商工大臣、フック計画投資大臣、フオン科学技術大臣、カップ在京大使他、当方:服部駐越大使、安藤官房副長官補、薮中外務審議官、渥美南部アジア部長他同席)。首脳会談後、両首脳は44項目の多岐にわたる協力アジェンダを含む共同声明(PDF)PDFに署名した。

  1. 福田総理より、ベトナムから初の国賓としての訪日を歓迎しつつ、日越関係は最良の時期を迎えているが、「戦略的パートナー」に向けて更に発展させたい旨述べた。チエット国家主席より、今般の訪日での日本側の心温まる歓待に謝意を表しつつ、日越関係は全面的に発展しており、今般の訪日は充実している旨述べた。
  2. 両首脳は、明年早期のチョン国会議長の訪日、双方都合が良い時期のマイン書記長の訪日、明年ベトナムで第2回協力委員会(外相間)を開催することに一致した。チエット国家主席より、福田総理に対し訪越招待があり、福田総理より適当な時期に訪問したい旨述べた。
  3. 福田総理より、今般同行の経済ミッション(約130名)が25件約45億ドルの契約等に調印された由である旨言及した上、投資環境整備のための「日越共同イニシアティブ・フェーズ3」を実施したい、包括的で質の高いEPAを早期に締結したい旨述べた。チエット国家主席より、日本は越にとって最大の経済パートナーであり、総理に全面的に同意する、ベトナムは本年WTOに加盟したが、日本と是非EPAを締結したい旨述べた。
  4. 福田総理より、カントー橋事故犠牲者に哀悼の意を表し、原因究明に基づき二度とこのような事故が起こらないように努めたい旨述べた上、CLV(カンボジア、ラオス、ベトナム)各国及びメコン地域全体へのODA拡充、3案件(南北高速鉄道、南北高速道路、ホアラック・ハイテクパーク)への協力、ハノイ・ホーチミン市の交通渋滞緩和への協力等に言及した。チエット国家主席より、日本のODAに謝意表明をするとともに、カントー橋事故は双方とも望まないものであったが、総理書簡をはじめ日本の対応に感謝する、本件は日越友好関係に悪影響を及ぼしてはならない、むしろ同橋を友好協力のシンボルとしたい旨述べた。
  5. 福田総理より、明年の外交関係樹立35周年での交流促進、今後5年間で2000名以上のベトナム人青年招待、タンロン遺跡に対する本格的協力開始につき言及した。チエット国家主席より、総理の発言に謝意を表した上、交流を促進したい旨述べた。
  6. 福田総理より、明年の日メコン外相会議開催などメコン地域開発、明年から安保理非常任理事国となるベトナムとの国連における協力、北朝鮮問題やミャンマー問題、気候変動・環境・エネルギー問題での協力につき言及した。チエット国家主席より、メコン地域開発には日本の協力が不可欠であること、日本の2008年の国連安保理非常任理事国選挙及び常任理事国入りを支持していること、北朝鮮の非核化を支持しており日本の憂慮を理解すること、ミャンマー情勢を憂慮しているが、制裁には賛成しない、平和的解決を望むことなどに言及した。
  7. チエット国家主席より、テロ対策や国境を越える犯罪問題などについても協力を進めたい旨述べ、福田総理よりよく話しあって進めたい旨応えた。
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