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沖縄・米軍北部訓練場におけるマングース捕獲事業について

平成18年4月21日

  1. 沖縄県がヤンバルクイナなどの希少種保護のため沖縄島北部において行っているマングース捕獲事業の平成17年度事業が、本年3月末に終了した。
  2. 本件事業の実施対象区域には在日米軍施設・区域である北部訓練場が含まれており、同訓練場で本件事業が実施されるにあたっては、日米両政府、沖縄県及び在日米軍が協力してきている(注)。平成17年度(本年3月末まで)の捕獲事業では、北部訓練場において67頭のマングースが捕獲された。
  3. 政府は、本件事業が日米間の協力の下、沖縄県により円滑に実施され成果を挙げてきていることを歓迎するとともに、今後とも、沖縄島北部地域の絶滅の危機に瀕した種の保護に努めていく考えである。

(注)米軍北部訓練場における本件捕獲事業の実施については、環境分科委員会の勧告を受け、日米合同委員会において以下のとおり承認された上で実施されている。

(1)沖縄島北部(通称やんばる)の亜熱帯雨林は、ノグチゲラ、ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネなどの希少種が生息する重要生態系地域である。しかしながら、近年これらの種は個体数が減少し、保護の努力がなされなければ絶滅さえ危惧される状況にある。なかでも、外来種であるマングースによるヤンバルクイナの捕食は、本種の存続の脅威となっている。最近の調査結果では、マングースが侵入した地域では以前生息したヤンバルクイナが確認できなくなったことが報告されている。

(2)これら希少種保護のためには、ヤンバルクイナなどが生息する地域のマングース等の除去が効果的であり、このため日米合同委員会は、環境分科委員会の勧告を受け、米軍北部訓練場におけるマングース捕獲プロジェクトの実施について承認し、環境省の監督の下、沖縄県は、在日米軍の協力を得て、北部訓練場における本件捕獲プロジェクトを実施することになった。この努力は、北部訓練場における絶滅の危機に瀕した種の保護という観点のみならず、沖縄全島における環境保護の努力に寄与するものである。同訓練場のマングースをこのまま放置すると希少種を捕食するだけでなく繁殖した個体が外部地域へ分散し、より広範囲の地域における生態系を脅かす恐れがある。沖縄における絶滅危惧種の保護の重要性につき日本政府と米国政府が共通の認識を有することが、この捕獲プロジェクトの成功に不可欠と考えられた。

(3)環境分科委員会の枠組において、平成15年度から北部訓練場においてもマングース捕獲プロジェクトを実施しており、平成15年度は53頭、平成16年度は133頭のマングースが捕獲されている。この捕獲事業の前向きな結果を受けて、再度、環境分科委員会の枠組において、平成17年度の北部訓練場におけるマングース捕獲事業について検討した結果、平成17年11月17日、日米合同委員会において右捕獲事業が承認されている。

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