(3)総額245.43百万ドルに相当する29件の覚書およびパートナーシップ協定が締結された。これは、1回のAABF期間中についてこれまでの締結額の記録を上回る金額である(詳細)

(イ) AABF V の構成は1. 官民による政策対話、2. 個別商談会、3. 現場での展示会、様々な付帯イベントおよび3つの視察ツアーであった。フォーラム期間中、「AABF V 企業およびプロジェクト概要パンフレット」を出版し、TICADエクスチェンジ・ネットワーク(http://www.ticadexchange.org 他のサイトヘ)上で普及。

(ロ) 政策提言においては、アジア、とりわけ日本はアフリカ渡航にかかる勧告を見直す必要があり、日本とアフリカの直接的な接触を促進すべきとの意見が参加者より述べられた。

(ハ) UNDPは「貧困層を対象としたビジネス戦略(GIM)」報告書を発表し、「持続可能なビジネス育成(GSB)」イニシャテイブを紹介した。

(ニ) 民間・公共セクターおよび市民団体の間で、技術、資産、サービスおよび財源の透明、かつ市場を重視した交流を促進するためのプラットフォームとして、「南々グローバル技術資産交流(SS-GATE)」システムが導入された。

(ホ) AABF V のフォローアップ調査として、UNDPがUNWTOと協力して実施した観光に関する調査「アフリカ観光の概要-アジア及び日本のアウトバウンド市場の観点から」は、「貧困削減のための観光開発(pro-poor tourism)」がアフリカ大陸にもたらす恩恵を強調している。同調査報告書は、JATA主催の世界旅行博(2009年9月)にて配布された。