(1)ITTO会期間会合(2008年6月9−12日、於アクラ)において以下の案件への支援をプレッジ
(イ)コートジボワール「樹木種子の管理および保存」($912,764)
プロジェクトの進捗状況は次のとおりである:アドゾペ地域において、2つの倉庫、2つの貯蔵設備、及び種子研究所の建設が開始された。地元コミュニティとの共同で、苗の生産のため、テネ保護林(Tene Gazetted forest)内に、2ヘクタールにわたる採種園を設けた。さらに、プロジェクトに携わる技術者として選抜された人々に対して、種子研究所の設備の使い方に関する研修が行われた。
(ロ)ガーナ「ガーナ森林周辺村落における薬用植物の保全および利用」($399,138)
プロジェクトの進捗状況は次のとおりである。:アシャンティ州の薬用植物種の利用について話し合うために、周辺部のコミュニティとの協議会が開催された。地元のコミュニティや政府機関から推薦された薬用植物の収集家や栽培者の協力を得て、ガーナ国内の各生態域における薬用植物の目録作りが開始された。この目録作成には、クマシ大学が技術的な支援を行っている。また、ガーナ国内の各生態域における薬用植物採集の方式や頻度を記録するため、選抜された薬用植物の収集家や栽培者と共に、現地調査が行われた。
(ハ)トーゴ:トーゴ中北部地域における保全、土地管理、持続可能な山地生物多様性の管理に係る調査(プロジェクト形成事業)」($52,358)
プロジェクト準備活動実施のための妥当と思われる詳細作業計画の提出の後、プロジェクト準備活動が開始された。
(2)第44回ITTO理事会(2008年11月3−8日、於横浜)において以下の案件への支援をプレッジ
(イ)ガーナ:熱帯アフリカ木材パート2/PROTAプログラムグループ7(2)($596,419)
プロジェクトの実施は軌道に乗っており、進捗状況は次のとおりである。:国際的な木材データベース(WORLREFS-TIMBERS 及びAFRIREFS-TIMBERS)が作成され、153の主な木材品種のうち、99種についての記事の執筆を外部に委託することができるようになった。内容の有効性が確認された27のレビュー記事(英語、仏語版)がインターネット上のデータベースに掲載され、オンラインでのアクセス(www.prota.org)が可能となった。アフリカの主要機関の人材を対象に、データベースの記事執筆や編集作業に関する研修を行うための準備や手配が行われた。
(ロ)リベリア:リベリアの林産業教育の活性化($212,522)
リベリアのタブマンバーグにある林業研修所により、プロジェクト実施の1年目に該当する妥当な年次作業計画が提出された後に、プロジェクト活動が開始された。
(ハ)リベリア:3C(Commercially Based, Conservation-Oriented, Community-Involvement) アプローチによる国内造林政策及び再造林戦略の作成($68,310)
プロジェクトの進捗においては、次に挙げる事柄が達成された。:森林再生、植林および森林保全に適した場所が特定された。木材販売契約や森林経営契約に適用される強化植林や森林再生に関する方針案の作成が行われた。森林開発局、NGOおよび民間企業の技術者からなる中核チームに対して、森林保全、森林再生および植林に関する研修が行われた。コミュニティの住民やコミュニティの森林開発に携わっている地元NGOを対象に、森林保全、植林および森林農業に関する実践的な研修が行われた。