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タイにおける政変(民主主義統治改革評議会による統治権の掌握)

平成18年9月20日

1. 発生状況

(1)9月19日、ルアンロート最高司令官、ソンティ陸軍司令官をはじめとする陸海空3軍司令官等は、チトラダ宮殿に集合するとともに、国王を元首とする「民主主義統治改革評議会」を設置、統治権を掌握し、国王に奏上した。同評議会の議長にはソンティ陸軍司令官が就任した。

(2) 戦車を含む部隊が国会、首相府付近に展開したが、武力行使は一切なく、平穏のうちに評議団布告がTV各局の緊急放送として放映された。市内の情勢は平穏であり、邦人の被害も報告されていない。

(3) 20日を臨時休日とすることが統治改革評議会により宣言され、銀行や証券市場も休みとなる。なお、20日未明時点で、国際空港は通常どおり運営されている。

2. 統治改革評議会による布告の概要

(1)タイ国民同士の深刻な対立が悪化し、不正やタイ国王に対する不敬な言動が行われている現状を改善するために、タイ国王を国家元首として掲げつつ、陸海空3軍と国家警察がタイの統治権を掌握した。今回の統治権の掌握は一時的なものであり、早期に権限をタイ国民に返還する。

(2)統治改革評議会は、現行憲法、上下院、憲法裁判所、内閣の権限を停止する。枢密院ならびに憲法裁以外の裁判所はその権限の行使を維持する。

(3)首相が不在の期間は、統治改革評議会議長ないし議長が指名する者がその権限を行使し、大臣については、各省庁の次官ないし統治改革評議会議長が指名する者がその権限を行使する。

(4)統治改革評議会の今後の政策を各機関に知らしめるためとして、20日午前9時に統治改革評議会本部に各省庁の局長以上の幹部、その他各政府機関・公社の長、国立大学の学長に対して招集がかけられた。

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