中東

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シリア人道支援会合(概要)

平成25年1月31日

 1月30日(水曜日)10時から18時まで(現地時間),クウェート・シティーのバヤーン・パレスにおいて,サバーハ・クウェート首長及び潘基文国連事務総長(議長)の主催による「シリア人道支援会合(International Humanitarian Pledging Conference for Syria)」が開催されたところ,概要は以下のとおり。

1 会合の経緯

 シリアの人道危機がますます深刻になっている(シリア国内避難民は200万人以上,国外に流出した登録済みの難民は71.2万人以上,2013年6月には110万人以上に増加すると推定)ことを受けて,国連関係機関はシリア国内及び周辺国に対する支援として,2013年上半期で15億米ドルのアピールを発出。以上を踏まえ,国連全加盟国に対して緊急に拠出を呼びかけるべく本件会合が開催された。

2 会合の概要

  1. (1)本件会合には,100を超える国及び国際機関などが参加した(首脳レベルでは,ヨルダン国王,レバノン大統領,チュニジア大統領が出席。国際機関からは,潘基文国連事務総長の他,エルアラビー・アラブ連盟事務総長,エイモス人道問題担当国連事務次長,グテーレス国連難民高等弁務官などが出席。その他,閣僚,高級実務者などが出席。我が国からは,鈴木シリア問題担当大使が出席)。
  2. (2)会合においては,国連側の問題意識が参加各国により共有され,各国からは,悪化するシリア国内の特に医薬品や食料品などの不足や,周辺国に流出する難民の激増に対する危機感に対する言及が多く見られた。
  3. (3)主催国のクウェートを始め,湾岸諸国(サウジアラビア,UAE,カタールなど)は,それぞれ約300百万ドルをプレッジ。米155百万ドル,英約79百万ドル,ノルウェー38百万ドル,スウェーデン30百万ドル,伊29百万ドル,カナダ25百万ドルなどの追加支援のプレッジがあった。
  4. (4)我が国は,シリア及び周辺国への人道支援として,約65百万ドルの追加支援を行うことを検討している旨の発表を行った。
  5. (5)今回の会合で示された最終的なプレッジ額は,国連が現在集計しているところであるが,上記各国からのプレッジ表明により,国連のアピールは相当程度充たされたものと思われる。

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