中東

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

第5回シリア制裁ワーキング・グループ会合(概要と評価)

平成24年11月30日

  • (写真)第3回シリア・フレンズ会合-1
  • (写真)第3回シリア・フレンズ会合-2

 11月30日(金曜日),東京において,第5回シリア制裁ワーキング・グループ会合が開催されたところ,概要と評価は以下のとおり(我が国からは,玄葉外務大臣(冒頭挨拶),宮川中東アフリカ局長他が出席)。シリア制裁ワーキング・グループ会合はシリア・フレンズ閣僚級会合傘下の事務レベル会合として第2回シリア・フレンズ閣僚級会合で設置が合意され,これまでに計4回開催。シリア・フレンズ関連会合のアジアでの開催は今回が初めて。

1 会合の概要

  1. (1)日時:11月30日(金曜日) 10時30分~16時00分
  2. (2)場所:三田共用会議所(東京)
  3. (3)議長:宮川中東アフリカ局長,アルール駐日モロッコ大使,フィーニ欧州対外活動庁(EEAS)制裁調整官(3カ国による共同議長)
  4. (4)参加者:67の国・国際機関及びシリア反体制派グループの代表(過去最高の参加国・機関数)など計130名。

2 議論の概要

  1. (1) 玄葉外務大臣による冒頭挨拶(PDF)により開幕。
  2. (2) 続いて,共同議長による冒頭挨拶,シリア反体制派グループによるステートメントが行われた。
  3. (3) 第一部では,制裁レジームの最新状況報告として各国の措置(今月27日に日本が実施した追加制裁措置を含む)が紹介され,制裁の実効性向上のための意見交換が行われた。
  4. (4) 第二部では,金融・貿易管理分野での制裁実施における課題の克服に関して,我が国(財務省,経産省)を含め幅広い地域から参加した各国が自国の取組につきプレゼンテーションを行った。
  5. (5) 第三部では,シリア情勢に対し,国際社会が1)アサド政権への圧力強化,2)難民・避難民への人道支援,3)ポスト・アサドの復興支援の準備,4)反体制派の統合支援に積極的に取り組むことが不可欠であること,またポスト・アサドを見据えた復興支援準備の一環として経済復興ワーキング・グループとの緊密な連携の必要性を確認した。
  6. (6) 最後に本会合での議論を踏まえ共同声明(本文(英文)(PDF)及び骨子(仮訳)(PDF))を採択した。
  7. (7) 次回会合はブルガリアで開催予定。

【参考:経済復興ワーキング・グループ】

 シリア・フレンズ閣僚級会合傘下の事務レベル会合の一つ,制裁ワーキング・グループと車の両輪としてポスト・アサドを見据えたシリアに対する緊急支援措置,ドナー調整等に取り組む。

3 評価

  1. (1)第4回会合(蘭:ハーグ)を上回り,67の国・国際機関というこれまでで最高となる数の参加が得られたことは,シリア問題の解決に向けた国際社会の強い関心及びシリアの人々に対する連帯の意を改めて示すこととなった。
  2. (2)また,アジア初の開催となった今回会合に,初参加を含めた複数のアジア諸国からの参加を得られたことは,有志国制裁の参加国の裾野を拡げシリア政権への圧力効果を高めることともなった。
  3. (3)また,圧力強化を志向しつつも,ポスト・アサドを見据え,経済復興・開発WGとの連携,移行期における制裁解除と復興支援の調整といった新たな課題を議論したことは,今後のシリアにおける移行プロセスの進展につながることが期待される。


Adobe Acrobat Readerダウンロード Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
シリア・フレンズ会合 | 目次へ戻る