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平成14年5月21日 21日、午前11時30分から約30分間、総理官邸において、小泉総理とアロヨ・フィリピン大統領による首脳会談が行われたところ、概要以下の通り。1.日・ASEAN協力 小泉総理より、2002年1月の東南アジア訪問の際に提唱した、東アジア開発イニシアティブ(IDEA)構想に関し、近く開催予定の閣僚会合への協力を要請した。 これに対しアロヨ大統領より、フィリピンとして喜んで参加したいとの回答があった。 2.日・フィリピン経済連携協定 アロヨ大統領は、小泉総理の包括的経済連携構想のイニシアティブを高く評価し、フィリピンとしても、両国間の経済の連携に向けて作業グループを立ち上げていきたい旨述べた。 小泉総理より、将来的にはそのような協定を視野に入れつつ、両国間で環境整備のため努力していきたい旨述べた。 3.投資環境 小泉総理より、フィリピンにおける投資環境の整備に対する同国政府の協力に謝意を表明し、労使問題等につき、日本企業への特段の配慮を要請した。 アロヨ大統領は、投資家のみならずフィリピンを訪れる観光客にとっても安全な環境を整備するため努力する旨述べ、貿易産業長官や労働雇用長官に対し、タスクフォースを作るよう指示した旨述べた。 4.日本経済 アロヨ大統領より、小泉総理の経済改革に対する信頼の表明があり、日本経済が立派に再生することをフィリピン政府として信じている旨述べた。 5.ミンダナオ支援 アロヨ大統領より、テロとの闘いは貧困との闘いが根底にあると思っており、日本のミンダナオ支援に対し感謝する旨述べた。また、訪日直前に参加したミンダナオにおけるコンテナ埠頭建設計画の起工式に言及し、テロ対策における地域開発の必要性を指摘した。 小泉総理は、テロと毅然と闘う大統領の姿勢に敬意を表し、ミンダナオ問題について日本としてもできるだけの事を行っていきたい旨述べた。 6.海賊問題 小泉総理より、テロ対策と同時に海賊問題について協力していきたい旨述べたところ、アロヨ大統領は、日本が海賊問題に高い関心を有していることは承知しており、国境を越える問題の一つとして協力していきたい旨述べた。 |
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