アフリカ

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

第4回日・ナイジェリア・スペシャル・パートナーシップ・フォーラム
(概要と評価)

平成18年12月14日

 12月6日(水曜日)及び7日(木曜日)の両日、ナイジェリアの首都アブジャにおいて、第4回日・ナイジェリア・スペシャル・パートナーシップ・フォーラムが開催されたところ、概要と評価以下のとおり。

1. 概要

(1)日本側は小田部外務省アフリカ審議官、ナイジェリア側はババ外務次官が代表を務めた。両代表は、日・ナイジェリア二国間関係に加えて、スーダン・ダルフール問題を含むアフリカ情勢、国連安保理改革、北朝鮮問題等国際社会が直面する課題について協議した他、我が国が発表し、ナイジェリアが高い関心を有する一村一品運動に関してナイジェリア側が進めている努力の現状につきナイジェリア側から説明を受けた。

(2)二国間関係全般では、我が国が本年2月に行ったナイジェリアに対する債務免除措置に対してナイジェリア側より改めて謝意が表明されるとともに、明年の大統領選挙以降のナイジェリア政府による経済改革の方向性につき意見交換を行った。

(3)アフリカ情勢については、11月30日にナイジェリア(アブジャ)で開催されたダルフール問題に関するアフリカ連合(AU)平和安全保障理事会会合の結果を踏まえ、ナイジェリア側より同問題の早期解決の必要性が強調された。

(4)我が国からは、北朝鮮問題の核問題及び拉致問題を含む人権問題の解決に向けた理解と協力をナイジェリア側に要請した他、国連安保理改革に関して、両国は、引き続き改革を進めていくことの重要性を確認した。

2. 評価

(1)今回のスペシャル・パートナーシップ・フォーラムは、2004年9月に東京にて開催された第3回以来、約2年ぶりの開催となったが、第3回会合の開催以降、2005年のアデニジ外相(当時)の訪日、愛・地球博に際してのナイジェリア要人の訪日、同年の日・AU友好議員連盟議員団のナイジェリア訪問、及び本年9月のオバサンジョ大統領の訪日等を通じて、両国間の関係が一層深化していることを確認した。

(2)また、今回のスペシャル・パートナーシップ・フォーラムでは、本年9月のオバサンジョ大統領訪日のフォローアップに焦点を当てて議論することとしたことから、両国共通の喫緊の関心事項につき、率直かつ踏み込んだ議論を行うことが出来た。

(3)二国間関係では、我が国より、我が国からナイジェリアへの貿易・投資の促進を求めるナイジェリア側に対し、近年の在留邦人数の低下傾向につき説明の上、治安の改善等ナイジェリア側の自発的な努力を促した。ナイジェリア側からは、最低限の治安の確保は政府の責務であり、犯罪対策に関する情報の提供等を行う旨の確約を得ることが出来、有意義であった。

(4)また、国際場裡における協力に関しても、北朝鮮問題、国連安保理改革等につき双方の立場に関し忌憚のない意見交換を行い、今後の協力に向けた相互理解の土台を築くことが出来た。

【参考1:ナイジェリア概要】

  1. アフリカ最大の人口(約1億2,710万人:UNFPA2005年)を擁し、OPEC第4位の産油量を誇る資源大国であるにもかかわらず、長年の放漫財政、汚職等により貧困、インフラ不整備等の諸問題を抱える。1980年代の軍事政権下で累積した多額の債務は、昨年のG8プロセス及びパリクラブ会合における議論で削減が決定され、我が国も、本年2月に約2,400億円の債務救済を行った。1999年、約16年間の軍事政権から民政移管を達成し、オバサンジョ大統領が就任。同大統領は明年4月に予定されている大統領選挙をもって任期満了を迎えるところ、新政権下での民主主義、経済改革の行方が注目されている。
  2. ナイジェリアは、西アフリカ地域における指導的国家を自認し、アフリカ連合(AU)、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)等を通じ、積極的なアフリカ外交を展開している。

【参考2:日・ナイジェリア・スペシャル・パートナーシップ・フォーラム】

  1. 2001年5月に公式実務訪問賓客として訪日したオバサンジョ大統領と小泉総理(当時)との首脳会談において、オバサンジョ大統領より提案されたことを受けて、2002年から開始。
  2. 今回は、2002年7月の第1回(於:東京)、2003年11月の第2回(於:アブジャ)、2004年9月の第3回(於:東京)についで4回目の開催。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る