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イランでは、ハタミ大統領、ローハニ国家安全保障最高評議会書記、アミンザーデ外務次官と会談を行った。高村議員の総理特使としてのイランへの派遣は2001年10月に続いて今回で2回目である。 |
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サウジアラビアではアブドッラー皇太子及びサウード外相との会談を行った。高村特使のサウジアラビアへの派遣は、昨年12月に続き今回で5回目である。 |
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今回の訪問では、高村総理特使より、両国に対し、イラクの政治プロセスにおいて、イラク人自身の自助努力や団結が重要であり、国際社会が全体としてこの努力を支援しなければならない、そのためには国連の中心的関与や新たな安保理決議採択が必要である、またブラヒミ国連事務総長特別顧問の努力を国際社会全体が支援することの重要であるとして、両国の理解と協力を求めた。
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これに対し、今回の高村総理特使派遣につき、イランは「イラク復興、安定に努力したいとする日本の善意の表れ」として、サウジアラビアは「イラクを始めとする中東地域の諸問題に対する日本の関心の高さを示すもの」として評価した。
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