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リビア・フレンズ会合(新生リビア支援国際会議)
(概要と評価)

平成23年9月1日

 9月1日(木曜日),パリ(フランス)において,リビア・フレンズ会合が開催されたところ,概要と評価は以下の通りです。

1.参加者

【共同議長】
サルコジ仏大統領,キャメロン英首相
【国際機関】
GCC,アラブ連盟,OIC(イスラム諸国会議機構),国連,NATO,AU,EU,地中海連合
【国】
アルジェリア,ドイツ,サウジアラビア,オーストリア,バーレーン,ベルギー,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ブラジル,ブルガリア,カナダ,中国(オブザーバー),キプロス,コロンビア,韓国,デンマーク,エジプト,アラブ首長国連邦,スペイン,米国,エチオピア,ガボン,ギリシャ,インド,イラク,イタリア,日本,ヨルダン,クウェート,レバノン,マリ,マルタ,モロッコ,モーリタニア,ニジェール,ノルウェー,オランダ,ポルトガル,カタール,ルーマニア,ロシア,セネガル,スーダン,スウェーデン,スイス,チャド,チュニジア,トルコ

※我が国からは,松富外務省中東アフリカ局長が代表団長として参加。

※主要国等からの参加者は以下のとおり。
(米国)クリントン国務長官,(イタリア)ベルルスコーニ首相,(カナダ)ハーパー首相,(中国)翟隽外交部副部長,(ロシア)マルゲロフ連邦院国際問題委員長(アフリカ諸国担当露大統領特別代表),(国連)潘基文事務総長,(EU)バローゾ欧州委員会委員長

2.概要

 サルコジ仏大統領,アブドルジャリル・リビア暫定国民評議会議長(大統領格),ジブリール同評議会執行委員会委員長(首相格),潘基文国連事務総長,キャメロン英首相が開会スピーチを行い,その後,各国参加者らが発言。議場において議長総括が配布された。

【議論の概要】

  1. (1)リビア暫定国民評議会(NTC)のアブドルジャリル議長及びジブリール委員長は,国際社会によるこれまでの支援に感謝の意を表するとともに,(ⅰ)穏健イスラムで民主的なリビアを構築し,地中海諸国及び国際社会の一員として信頼を得ていきたい,(ⅱ)カダフィ指導者を拘束できていないことから脅威は存在するとし,軍事的支援を引き続き求める,(ⅲ)和解を進める上でも国造りに必要な資金として,凍結資産の早期解除が必要である旨述べた。
  2. (2)各国は,リビアの復興はリビアが主導して行うべきであり,国際機関や各国は,リビアの求めに応じ,国連を中心として支援を調整すべき点について一致した。
  3. (3)更に各国及びNATOは,目的達成まで,関係する国連安保理決議に基づいて軍事的行動を継続すべき旨述べた。また,クリントン米国務長官らが人道支援目的の資産凍結解除を行った旨述べるとともに,多くの国々が,リビアの国造りに必要な資金を供給するために,資産凍結の解除を速やかに行う必要性を強調した。
  4. (4)また,米国や英国は,より多くの国がリビア暫定国民評議会を正式にリビアの代表として承認すべきと訴え,特に,アフリカ諸国に対しては,承認の他,アラブ連盟同様にAUにおける代表性を認めるよう求めた。
  5. (5)国連やノルウェーは第66回国連総会の機会にリビアの復興支援について議論を行う意向を表明した。

3.評価

  1. (1)欧米・湾岸諸国等を中心とした,これまでのリビア・コンタクト・グループ会合のメンバー国だけでなく,中国・ロシア・インド・ブラジルの他,アフリカ諸国等の幅広い国の参加により,国際社会が一丸となって,リビアの新しい国造りを支えるというコンセンサスが醸成された。会合の名称は,リビア・コンタクト・グループより幅広い支援を目的とするリビア・フレンズ会合となる。
  2. (2)復興においては,リビアが主導,国連が支援調整の要という原則を国際社会が確認した。
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