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第4回リビア・コンタクト・グループ会合
(概要と評価)

平成23年7月15日

 7月15日(金曜日),イスタンブール(トルコ共和国)において,トルコ共和国政府及びアラブ首長国連邦政府主催の下,第4回リビア・コンタクト・グループ会合が開催されたところ,概要と評価は以下の通りです。なお,次回会合は第66回国連総会の機会にニューヨークで開催される予定です。

1.参加者

【共同議長】
ダーヴトオール・トルコ外相及びアブダッラーUAE外相
【国際機関】
アラブ連盟,EU,GCC,NATO,国連,OIC(イスラム諸国会議機構),AU
【国】
オーストラリア,バーレーン,カナダ,デンマーク,フランス,ドイツ,ギリシャ,イタリア,日本,ヨルダン,クウェート,レバノン,マルタ,モロッコ,ポーランド,カタール,スペイン,英国,米国,ブルガリア,オランダ,カタール,エジプト,ポルトガル,ルーマニア,スーダン,チュニジア,セネガル,インド,韓国,ブラジル

※我が国からは徳永外務大臣政務官が代表団長として出席。米国からはクリントン国務長官が出席。リビア暫定国民評議会のジブリール執行委員会委員長も参加。

2.概要

 ダーヴトオール・トルコ外相及びアブダッラーUAE外相が開会スピーチを行い,その後,リビア暫定国民評議会のジブリール執行委員会委員長,各国際機関及び各国参加者の順に発言。最後に,本会合の共同議長の責任で議長声明がとりまとめられた。

(1)議論の概要

  1. 1)各国からは,改めて結束してカダフィ政権に圧力をかけつつ,同時に,政治的解決についての国連の役割を強く支持していくとの共通の認識が示された。
  2. 2)各国が,カダフィ政権の正統性がないことを改めて確認するとともに,暫定国民評議会に対する強い政治的な支持に言及した。なお,共同議長の責任でとりまとめられた議長声明においては,同評議会を「リビアにおける正統な統治当局(the legitimate governing authority in Libya)」として取り扱う(deal with)との言及がなされた。
  3. 3)ジブリール暫定国民評議会執行委員会委員長は,国際社会による政治的な支援に感謝の意を表するとともに,民主的な新しいリビアを再建するために,国際社会による資金面での協力を強く求めた。
  4. 4)我が国団長として本会合に出席した徳永政務官は,我が国が,暫定国民評議会を「リビアにおける正統な対話相手(the legitimate interlocutor of the Libyan people)」と位置付けることを表明した。また,今後,暫定国民評議会との関係を強化する中で,リビア再建に向けた我が国としての貢献につき,前向きに検討していく旨言及した。

3.二国間会談

 本会合の機会に,徳永政務官は,以下の会談ないし懇談を行った。

(1)ジブリール暫定国民評議会執行委員会委員長

 徳永政務官からは,我が国が,同評議会を「リビアにおける正統な対話相手」と位置付ける方針を定めたことを直接伝達するとともに,同委員長に対し,訪日招請した。

(2)ハティーブ国連特使

 徳永政務官から,我が国政府として同特使の政治的解決に向けての努力を最大限支持する旨述べた。これに対し,同特使は,暫定国民評議会との関係強化に努める我が国政府の取組を支持する旨述べた。

(3)バート英外務政務次官

 ベンガジ情勢について意見交換した。

4.評価

 本会合には,我が国から初めて政務レベル(徳永政務官)が出席した上で,我が国として,暫定国民評議会の役割を支持し,「リビアにおける正統な対話相手」と位置付けることを表明する等,同評議会との関係強化の方針を明らかにした。また,徳永政務官は,同評議会のジブリール執行委員会委員長とも有意義な会談を行った。今後,いかなる方策によって,同評議会との関係を強化するかについて,同評議会との接触を継続する中で検討していく。

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