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日ラオス首脳会談(概要)
平成21年5月20日
麻生総理大臣は、20日(水曜日)午後5時45分頃から約35分間、総理官邸において、訪日中のブアソーン・ラオス首相と首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり。
- 麻生総理より、本年の日メコン交流年の機会に日ラオス関係を一層発展させたい、また、日ラオス外交関係55周年である2010年初頭にチュンマリー国家主席を日本に招待したい旨述べた。ブアソーン首相より、右訪日招待に感謝する、また、麻生総理には是非ラオスを訪問して頂きたい旨述べた。これに対し、麻生総理より、自分自身のラオス訪問については都合の良い機会に喜んで訪問したい旨述べた。
- 麻生総理より、ラオスの安定した経済成長の実現に向け日本として引き続き協力を惜しまない旨述べるとともに、近年ラオスを魅力的な投資先として注目する日本企業が増えつつあり、これを実際の投資に結びつけるためにはラオスにおける投資環境整備が重要である旨述べた。また、アジア諸国の取組を後押しするため、緊急財政支援円借款を含む、最大2兆円規模(約200億ドル相当)のODAを始めとする日本の協力策について説明した。
- ブアソーン首相より、日本はラオスに対する第一のドナー国である、ラオス国民を代表し、日本国民に対し、日本の対ラオス支援に深く感謝する、また、日本のメコン地域に対する協力に感謝している旨述べた。さらに、日本企業の投資を歓迎したい、日ラオス投資協定も発効したところであり、ラオスとしては投資環境整備のため、日ラオス官民合同対話の「行動計画」の着実な実施に取り組んでいきたい旨述べた。
- ブアソーン首相より、ラオスはクラスター弾に関する条約にかかる第1回締約国会議の主催に立候補しており、日本の支援をお願いしたい旨述べたのに対し、麻生総理より、ラオス側の考えを日本として歓迎する旨述べた。
- 以上の他、両首脳間で、クールアース・パートナーシップ及びメコン地域における東西経済回廊の重要性、また、これらに対する日本の支援についてのやり取りがあった。