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日韓首脳会談(概要)

平成21年6月28日

 6月28日、午後3時15分から約1時間30分、麻生総理大臣は、訪日中の李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領との間で日韓首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおり。なお、冒頭1時間あまり、少人数会合において、北朝鮮問題について突っ込んだ意見交換を行った。

1.日韓関係

(1)総論
 両首脳は、日帰りでも往来して意見交換する「シャトル首脳外交」がしっかりと根付いてきたことを確認し、歓迎した。両首脳は、引き続き、未来志向の「成熟したパートナーシップ関係」を更に強化していくことで一致した。

(2)経済
 両首脳は、審議官級に格上げされた日韓経済連携協定(EPA)の実務協議が7月1日に開催されることを歓迎し、交渉再開に向けた検討を一層促進していくことで一致した。
 両首脳は、4月にソウルで開催された「日韓部品素材調達・供給展示会」が大成功であったことを歓迎するとともに、第1回日韓中小企業産業技術フォーラム(7月1日)、日韓中小企業CEOフォーラム(7月3日)、第3回日韓中小企業政策対話(7月3日)の開催を歓迎した。
 また、両首脳は、保護主義防止のための協力の継続を確認した。

(3)宇宙
 両首脳は、宇宙分野での日韓協力強化の方法について更に議論を深めていくことで一致した。また、麻生総理より、7月末に予定されている韓国の初のロケット打上げの成功を祈念する旨述べた。

(4)原子力協力
 両首脳は、日韓原子力協定の第1回交渉が7月30日に行われることを歓迎し、早期締結に向けて共に努力することで一致した。

(5)環境
 麻生総理より、日本の中期目標を説明したのに対し、李明博大統領より、日本の取組を高く評価する旨の発言があり、日韓環境保護合同委員会などを通じ、低炭素社会の実現、気候変動等を含む環境分野での協力を一層強化していくことで一致した。

2.北朝鮮問題

 両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル開発は、北東アジア地域の安全保障上の重大な脅威であり、決して容認できないとの認識を共有するとともに、すべての国連加盟国が、安保理決議第1874号をしっかりと実施する必要があるとの認識で一致した。両首脳は、安保理決議の厳格な実施のため、日韓間で情報交換・協力を促進していくことで一致した。さらに、両首脳は、中国の役割が重要であるとの認識で一致するとともに、引き続き日韓米で緊密に連携していくことを改めて確認した。
 また、両首脳は、現下の北朝鮮情勢をどう考えるか、突っ込んだ意見交換を行った。
 更に、両首脳は、六者会合が核問題を始めとする北朝鮮をめぐる問題を取り扱う上で最も現実的で有効な枠組みであるとの認識を確認した上で、今後、北朝鮮との交渉を如何にしてとり進めるのが効果的か、意見交換を行った。この関連で、いわゆる五者会合の可能性について意見交換が行われ、六者会合の前進に資するのであれば、いずれかの時点で五者が集まり対応を協議することは有意義であろうとの認識で一致し、引き続き関係国と協議していくこととなった。

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