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日韓外相会談の概要

平成20年4月4日

 4月4日、午後6時より約1時間、高村外務大臣は、外務省賓客として訪日中の柳明桓(ユ・ミョンファン)韓国外交通商部長官と日韓外相会談を行い、4月20日、21日に予定されている李明博(イ・ミョンバク)大統領の訪日を念頭に、日韓関係、日韓共通の課題である北朝鮮問題等につき、率直かつ詳細な意見交換を行った。また、外相会談に引き続いて高村外務大臣主催夕食会が行われた。

1.日韓関係

 高村大臣より、2月の首脳会談では「日韓新時代」を拓いていくことで合意した、成熟した未来志向の友好協力関係を構築していきたく、地域や国際社会の課題に共に取り組んでいきたい旨述べたのに対し、柳長官より、「日韓新時代」を作り、未来を共に切り拓く成熟したパートナーシップを作っていくとの点では、日韓両国は完全に一致している旨の発言があった。
 両外相は、大学生などの青少年の交流や、知的交流を一層活発化していくことの重要性を再確認し、大統領訪日までにその具体策につき調整していくことで合意した。
 日韓経済関係については、2月の首脳会談で日韓EPA交渉の再開につき検討していくこととなったことを受け、予備的な協議を早期に開催すべく日韓双方で調整していくことを確認した。
 柳長官より、高村大臣に対し早期訪韓の招待があり、高村大臣より謝意を表明した。

2.北朝鮮問題

 北朝鮮の核問題については、高村大臣より、未だ北朝鮮から「完全かつ正確な申告」が提出されておらず六者会合は難しい局面にあること、ウラン濃縮問題や拡散活動についても事実関係が明らかにされる必要があること、北朝鮮が「完全かつ正確な申告」を早期に行い、無能力化作業が着実に実施されるよう、日韓、更には日韓米で緊密に協力していきたい旨述べたところ、柳長官より、完全に同意する旨の発言があった。
 日朝関係については、高村大臣より、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して国交正常化を実現するとの方針に変更はない旨発言し、拉致問題を含む人道的な問題についても日韓間で一層緊密に連携していきたい旨述べた。これに対し、柳長官より、日本の立場に対する理解と支持が表明され、拉致問題については、韓国政府としてもできるだけの協力をしていきたい旨の発言があった。また、柳長官より、「非核・開放・3000」構想を中心とする南北関係に関する李明博政権の政策について説明があった。

3.国際的課題に関する協力

 国際社会に共に貢献する日韓関係との観点から、環境問題を含む国際的課題に関する協力についても意見交換を行った。両外相は、開発協力の分野でも日韓協力を一層強化することで一致し、その一環として、4月23日にバンコクにおいて「開発のためのパートナーシップ拡大に関する対話会合」を日韓両国で共催することに合意した。

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