アジア

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

第11回日韓ハイレベル経済協議(概要)

平成24年11月22日

 22日午後,第11回日韓ハイレベル経済協議(日本側首席代表:鶴岡公二外務審議官,韓国側首席代表:李是衡(イ・シヒョン)外交通商部通商交渉調整官,日韓の関係省庁からも参加)が韓国外交通商部にて開催されたところ,概要以下のとおり。

 協議では,日韓二国間の貿易・投資の増進という課題に加え,地域や国際社会の中での日韓経済関係という観点から,広範なテーマについて意見交換が行われた。

1.日韓経済関係

  1. (1)日韓を取り巻く地域や国際経済の状況について意見を交わした上で,日韓経済関係の緊密化について,その潜在力や自由貿易の促進等において協力を進めていくことの重要性について認識を共有した。日本側からは,日韓の貿易関係を両国関係においてのみとらえることなく,より巨視的な視野から多角的に検討することの必要性を指摘し,韓国側からは日韓の貿易投資の増加ぶり等につき指摘し,こうした趨勢を歓迎する発言があった。
  2. (2)日韓間の産業間交流に関して,双方は,今月上旬に開催された日韓部品素材調達商談会(逆見本市)の成功を歓迎した。韓国側からは,日韓企業間の産業交流の一層の活性化と共に,部品素材専用工業団地への日本企業の投資・進出への期待感が表明され,日本側からは,これまで政府が主導して実施されてきた様々な取組みにつき,具体的に指摘した上で,今後双方の政府として取り組むべき課題について,第3国市場での日韓共同案件形成の後押しなど,新たな地平を目指すべきと指摘した。
  3. (3)いわゆる非関税障壁についても意見を交換し,日本側からは,ソウル・ジャパン・クラブ(SJC)からの韓国政府に対する建議事項への対応が引き続き適切に行われること等について要請した。

2.東日本大震災への対応

 昨年11月,東京で開催された第10回日韓ハイレベル経済協議に出席した韓国側代表(李是衡(イ・シヒョン)調整官)が,右協議終了後,昨年5月の日韓首脳会談で合意された「東北地方復興・観光支援のための日韓パートナーシップ」の一環である「韓国復興促進ミッション」として,韓国経済関係者と共に東北地方を訪問し,被災地の視察や地元自治体・企業関係者との意見交換等を行ったことに対し,日本側から謝意を表明し,復興状況等につき説明した上で,今後のさらなるフォローアップの必要性を指摘した。また日本側からは,食品安全に関する日本側の取組みについて説明し,渡航情報の緩和や食品輸入措置の見直し等に関する韓国側の協力を求めた。韓国側は,食品等の安全性は国内消費者の強い関心事項であるとした上で,日本側の要請を持ち帰り検討するとした。

3.エネルギー・環境分野等における日韓協力

  1. (1)エネルギーに関し,需給構造が類似する日韓の協力に関し,二国間やマルチの枠組において引き続き推進していくこととした。
  2. (2)環境分野に関し,グローバルな課題や地域に於ける日韓協力について議論を行い,両国間の問題に加え,気候変動等の地球規模課題への取り組みについて,引き続き推進していくこととした。また,日本側から,海洋漂着ゴミへの韓国側の対応を要請し,韓国側はこれまでの努力と一定の成果につき紹介し,さらなる取り組みについて述べた。

4.日韓EPA,地域の経済連携

  1. (1)「一つの経済圏」として連携する日韓両国の企業の活動が一層円滑に進むよう両国政府が後押しする必要があるとの観点から,日韓EPAに関して,その意義や目的について改めて議論し,認識の共有を図り,交渉再開に向けた努力を相互に継続することとした。地域の経済連携については,日中韓FTA,RCEPの立上げについての関係国との合意を踏まえ,両国で東アジアの経済連携に向けて協力を行っていくことを再確認した。
  2. (2)以上に加え,G20,APEC等に関して意見交換を行い,今後の日韓間の協力につき確認した。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る